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一宮友歩会・第65回ウォーク例会 史蹟巡りシリーズ・名古屋編Part8 名古屋市名東区を歩く

2016-12-03 23:11:36 | 一宮友歩会

一宮友歩会の12月例会が有りました。今回は名東区を歩くもので、スタートは地下鉄の一社駅からです。駅近くの西一社公園で出発式を行い、名東区を逆時計回りに歩きました。
名東区はその前身の猪高村が千種区に合併しましたが、名東区として分離独立した区です。かつては名古屋市東部の丘陵地だったところですが、今では住宅地に変りました。そのような土地の中でも、名所旧跡が点在しており、それらの場所を訪ねました。
名東区は新しい区です。歩いてみて、いろいろの所に自然があると実感しました。
 一社駅(スタート) ― 西一社公園(出発式)   ― 貴舩神社 ― 神蔵寺 ― 小公園 ― 
植田川 ― 神丘公園 ― デッチョ池  ― 勝野太郎左衛門碑  ― 牧野ヶ池  ― 
やまもも  ― 蓮教寺  ― 高牟神社 ― 明徳寺 ― 貴船神社    ― 流公園(解散式)  ― 上社駅(ゴール)  


第65回ウォーク例会の地図です。
一社駅から南に向かい牧野ヶ池 の周囲を歩いた後、上社駅に戻ると言うコースを歩きました。
http://www.geocities.jp/jk2unj/datagazou/65map.pdf



西一社公園での出発式です。
一社駅の近辺に適当な場所が無く、こちらの公園に向かって貰いました。




いよいよ、出発です。
初冬と言う時期で、近所の皆さんでしようか。
落ち葉の掃除をしていました。




最初に寄ったのが、貴舩神社です。
石段を登ります。




立派な御社があります。




次に来たのが神蔵寺です。
神蔵寺は貴舩神社のすぐ隣でした。
境内に一色城主の柴田勝重(勝家の祖父)の墓が有ります。
大人数で来ましたが喧しくしないようにします。




柴田勝重の墓碑です。
墓碑には一色城主柴田源六現勝重公之墓と書かれています。





神蔵寺近くの小公園に来ました。
神蔵寺では今日、法事が執り行われるのでした。
それで、境内で喧しくしないでと言われていまして、こちらの小公園に来たのです。
城郭研究家出歴史に詳しいM井さんの説明です。


M井さんが準備された資料です。
右側は昭和31年の1万分の1の地図です。まだ、本格的な都市開発の始まる前の時期です。中央を北から植田川が流れ、アチコチに溜池が散在しています。牧野池の堰堤も確認できます。そのような池も時代の推移に寄り、埋め立てられました。
左側は氏が昭和41年に、当地を歩いた時に撮影したものです。まだ、のどかな田園風景が残っています。そして、この後に高度成長で、野山が姿を変えていきました。
何れの城址も小高い丘の上に有ります。砦的な役目が有った事が伺えます。
上から2番目。上社城址ですが高圧線の鉄塔が写っていて地図には高圧線の線が描かれています。
上から3番目の下社城址の写真。左下にバス停が写っているのが判ります。地図から色々の事が判り、地図を読むのが面白いです。
これらの写真。撮影されてから50年が経ちますが、貴重な歴史資料となりました。



小公園を出発し、植田川の横を歩きます。




植田川に何羽もカモが飛来してきていました。
私たちの気配を感じ飛び立ちました。




川のフェンスに下げられていたプレートです。
植田川が調整池からスタートして天白川まで流れているのが判ります。






途中、目にしたツバキです。





デッチョ池 が見える所まで来ました。




デッチョ池 の横を歩きます。
樹木が初冬の光を浴びています。




神丘公園でトイレ休憩しました。
これから再び歩きます。
枯葉を踏む感触がなんとも言えません。



デッチョ池 の案内看板。
右はデッチョ池 の周囲を歩いている所です。




牧野ヶ池が見える所まできました。




池の周囲を歩きます。
この辺りは池の堰堤部分の所です。




牧野ヶ池の眺めです。
大きな池ですが、愛知県で3番目の大きさの池です。




歩いていて東山タワーが見えました。




ご夫婦が双眼鏡を使い、カモの観察をしておられます。




勝野太郎左衛門の碑が在るところに来ました。
碑は小高い場所に有り、階段を登らなくてはなりません。
フーフー言っている人が居ました。




周回コースから外れたところに展望台が有ります。
展望台が出来た頃は眺望が利いたのでしょう。今では樹木が伸びて展望がダメです。




色の散策路を歩きます。




ウオーキングコースとなっていて、何箇所も距離を表示するプレートが設けて有りました。




野鳥を観察する人が居ました。
望遠レンズのカメラで撮影していました。
下見でここに来た時、カメラを持った人が何人か居ました。その時はカワセミでも居るのだろうかと思いました。




牧野ヶ池の東側。
遊具が有り、小公園のようななった場所です。
ここでランチタイムです。




牧野ヶ池景勝地の立て札。
今は、池を望む事が出来ますが、下見の時は木が繁り、全然池が見えませんでした。




ランチタイムを追え歩き始めました。
紅葉の終りの時期で落ち葉が一杯落ちています。




コースの途中に名東区史跡散策路の表示板が設置して有りました。




街の中を歩きます。
イチヨウの葉が落ちて居ます。




ヤマモモへ来ました。
300年ほどの古樹のようです。





蓮教寺の前に来ました。
ここへ来て、ハプニングと言うとオーバーですが、Tさんからこの近くに浅田真央さんの自宅があるという事を教えて貰いました。
それで、向かいました。




こちらが浅田真央さんのお宅です。
お宅の前まで来ましたが、この事は予定していたコースには無かった事です。



正規の予定コースに戻りました。
蓮教寺の階段を登ります。




蓮教寺の由緒。
牧野ヶ池の景勝地の立てに書かれていましたし、この説明でも尾張名所図会の触れています。



風媒社発行の「尾張名所図会」絵解き散歩から引用しました。
この本の中で牧野ヶ池を紹介しています。それにここ蓮教寺が載っています。当時はこの寺から牧野ヶ池が見えたのでしょう。






高牟神社へ来ました。




高牟神社に入ります。




高牟神社について説明するTさんです。
かつて、高牟神社はこの辺りの武器蔵になっていたとか、解説をされました。




皇帝ダリア。
花の少ない今の時期ですから、目立ちます。




前方に明徳寺が見えます。




明徳寺に来ました。
またまた、階段を登らなくてはなりません。
階段を登りたくない人が居て、ここで待っていると言っていた人が居ましたが、結局は階段を登ってきました。




明徳寺には柴田勝家の出生地の立て札と石碑が有ります。




本堂左の十王堂には、市指定民俗文化財の木造の十王像があります。




十王堂の中を覗います。




内部の十王像です。
十王とは地獄に置いて亡者の審判を行う10尊と有ります。閻魔は有名ですが、それ以外は知られていません。




明徳寺は下社城址でも有ります。




明徳寺の南東の眺望です。
今は家屋が一杯建っていますが、戦国時代は畑か原野だったのでしょう。城と言う砦みたいなものだったのでしょう。高台ですから、敵が攻撃して来ると良く判ります。




貴船神社へ向かっています。




貴船神社の階段を登ります。




貴船神社の由来。そして貴船神社についてY井さんの説明です。




上社城址方面を説明するM井さん。
かつては、この先の丘陵地に城址が有りましたが、今の姿からは想像できません。



流公園まで来ました。



流公園に来て解散式です。
その前に、整理体操。歩くのに使った筋肉を解します。

感想
今回、11キロ余りを歩きました。12月としては暖かく穏やかな陽気の中を歩く事が出来ました。
一宮友歩会には、豊富なブレインが控えています。ただ、単に歩くのでなく、その地の歴史や民俗関係などを解説して貰えます。下見に歩いた時、この辺りに柴田姓が多いと思いました。下社城が柴田勝家の城だったと言うことを知ったりするのも面白いです。
牧野ヶ池の周りを歩きました。
ウオーキングをする人や野鳥観察をする人を見かけました。名古屋市には自然が豊富だと実感しました。



一緒に歩いた人のホームページです。

http://terasan.dousetsu.com/uho.html
http://www.geocities.jp/jk2unj/nagoyap8.htm

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