新春となり、Motaさんからお誘いが有りました。メンバーは仁べえさんと奥様。やっささん。*よっちゃんさん。そしてKオジサン です。いわゆる中高年登山隊です。Motaさん、仁べえさんと奥様。*よっちゃんさんとは、昨年3月の三上山、以来ですし、やっささん。とは一昨年4月の恋姫山以来ですので、ホント久し振りの再会です。
久し振りと言いましても「趣味人」でやり取りしているので、久し振りに会う感じがしませんでした。
集合場所は小牧市温水プール駐車場となっていましたが、温水プールが開いていない時間帯でして、ふれあいの森の駐車場で、プールの第3駐車場にもなっている場所に停めました。
小牧アルプスとは、どの範囲を指すのでしょうか。位置的には生活環境保全林ふれあいの森が一番西側となり、中央部が兒(チゴ)の森、そして東側に天川山や安手奈山が連なっています。安手奈山は中央高速の小牧東ICの西側の山です。何時も小牧東ICから中央高速に入る時に見かけるアンテナの山です。何時か登って見たいと気になっていた山です。
第3駐車場(8:20) ― 兒の森入口(9:12) ― わくわく小屋前(9:21) ― 西山(9:39) ―
ムササビ峠(9:43) ― 青空小屋(9:46) ― 本堂ケ峰(9:53) ― 天川山(10:05~10:09) ―
展望地(10:11~10:16) ― 東山(10:31) ― 林道(10:40) ― 安手奈山(10:58~11:01)
― 林道(11:18) ― 東山(11:27) ― 東天川山(11:32) ― 展望地(11:41~11:48) ―
天川山(11:49) ― 青空小屋(12:00~12:35) ― ムササビ峠(12:37) ― わくわく小屋前(12:45)
― 兒の森入口(12:55) ― 白山神社(13:03~13:20) ― 白山三角点(13:36) ―
展望台(13:44~13:49) ― 第3駐車場(14:15)
ふれあいの森をスタートして安手奈山までをピストンするコースを辿りました。兒の森とふれあいの森は同じ道を歩かないようにして、周回するコースを辿りました。ピストンコースと周回コースを混ぜたコースを辿りましたが、面白いコースを歩くことが出来ました。高度的には200メートル余りと、歩き易い山でした。
事前にMotaさんから頂いた行程図です。
温水プールの駐車場がスタートとなっていますが、ここの駐車場が閉まっていましたので池の東側。第3駐車場からスタートしました。西山から本堂ケ峰に向かいました。本堂ケ峰と安手奈山の間はピストンで往復です。その後は、白山神社、白山三角点を周回しました。遊歩道のような道でした。
こちらはMotaさんから頂いた歩く時間を想定した、行程表です。別に、この行程表に束縛されて行程表の通りに歩く必要は有りません。Motaさんの場合は山に登るのがスタートではなく、机上で計画を練り始めた時が山登りのスタートです。緻密な計画。こう言うのを作成する事が好きだから、立派な行程表が出来ます。
Motaさんが楽しみながら行程表を造り上げていく姿が想像できます。
これから登る小牧アルプスです。
前方にゴミ処理場が見えますが、風が無く白煙が真っ直ぐ上に上がって行きます。
温水プールの第3駐車場です。
集合時間は8時30分となっていましたが、みんな集合時間より前に「出席」です。
久し振りの再会です。
新年と言う事も有り、挨拶を交わし、山を歩く仕度をします。
集合場所は温水プールの駐車場したが、温水プールが開く前の時間であり、駐車場に入れませんでした。この第3駐車場はふれあいの森の利用者のために、開放しているのでしょう。
いわゆるゴミ焼却場です。ふれあいの森の案内図には環境センターと書かれています。地図には衛生組合環境センターとなっています。センターの横を通ったとき、岩倉と小牧の名を目にしました。岩倉市と小牧市が組合を設立して運営しているのでしょう。
このような施設は、住民にとっては必要不可欠な施設です。でも、自宅近くに設置となると・・・・。反対運動が起こります。小牧市の小山の下の位置。このような施設を設ける場所が有のが好いです。それに隣の温水プールはここからの余熱を利用しているのでしょう。
登り始め。
ふれあいの森の案内図でこれから歩くコースを確認しています。
歩き始めました。両側に低潅木と言うのでしょうか。
背の低い木で葉が落ちた木が並んでいました。
モウセンゴケ群落保護地でモウセンゴケを確認しました。当然、今の時期に見る事は出来ません。でもモウセンゴケが有った跡は確認できました。
市道四季の道を歩いてきて、あずま屋の有る休憩地に来ました。
まだ、新しいのか、整備されています。
休憩地からの眺望です。
直ぐ下に環境センターが有り、煙突から煙が出ています。
正しく言うと煙でなく蒸気です。煙突から熱気が輩出され、白い蒸気に変わります。このシャッターを押した時は排気が一瞬止った時です。桃花台の1本だけの高層住宅が見えます。
先頭を歩くKオジサンです。
まだ、歩き始めたところですので、足元はしっかりしています。
上のあずま屋まで上がって来ました。
左はトップを歩いてきたKオジサン 。右は撮影しているMotaさん。猿投山方面の展望が開けています。
ここからは猿投山が良く見えます。
手前には高蔵寺の住宅団地が見えます。ここからも煙突から出る白煙が確認できます。ゴミ処理場でしようか。
整備してある、市道四季の道を歩いて来ました。
立派なふれあいの森の看板が設置して有りますが、この場所が兒(チゴ)の森からふれあいの森に向かう時の入口となります。
兒(チゴ)の森の入口に来ました。
ここから左に向かって行くと兒(チゴ)の森となります。兒(チゴ)の森の案内図を見て、進む道を確認しています。
兒(チゴ)の森の案内板。
現在地の印の下に、薄くふれあいの森の字が読めます。兒(チゴ)の森、とふれあいの森の連結性を表現するため途中で途切れるような道を書いておくと、良いのではと思いました。このような点は利用者目線で見ていないからでしょう。
兒(チゴ)の森に入り、まほろばの里山通りを歩きます。
こちらの男性。大きな望遠レンズのカメラを持っていました。何が撮れますかと聞くと、さっき、ツグミを見たと応えてくれました。昔だったら、焼き鳥になった鳥ですねと言うと笑っていました。
ツグミ。どのような姿の鳥か知りませんが、かつては霞み網で捕獲されていました。
わくわく小屋の前に来ました。
兒(チゴ)の森の小道案内図が設置して有ります。
ここは、広場のような場所で、やまざくらの小道。ドングリの小道。ウグイスの小道へと進む事が出来ます。
左に進路をとり、うぐいすの小道を進みます。
Motaさんが先頭を歩きます。
うぐいすの小道となっていますが、春の時期。うぐいすの鳴き声が聞けるのでしょうか。
きつつきの小道の入口です。
ここからは階段を登ります。
きつつきの小道から、少し横にスライドします。
北側の眺望が開けます。
展望地からは北側に入鹿池が見えます。
今の時期。池にはワカサギを釣るボートが何隻も出ています。
池の左側。尾張富士が見えます。
西山に着きました。
手作りのプレートが下がっていますので、ここが西山だと判ります。
キツツキの小道を歩いて来てムササビとうげに来ました。
ムササビとうげは小道の中心の位置となります。
ムササビとうげから小道が放射線状に延びています。
リスの小道は⑤なのですが、こちら側の丸太に貼られているのは⑤が欠落しています。
リスの小道の反対側の丸太には⑤がチャンと付いていました。
リスの小道を歩き青空小屋へ向かいます。
この先、安手奈山へ向かいますが、そこからはピストンで往復となります。
青空小屋の南側です。
桃花台方面が見え、向こう側に蛇行する中央高速が見えます。
車が音を立てて走っています。
誰が付けたのか、本堂ケ峰(276m)のプレートが丸太に結び付けられています。
羽子板の形に、何か意味があるのでしょうか。
このプレートが無かったら、この場所が本堂ケ峰だと気づきません。
登山道に「トオセンボ」するかのように、横たわる木があります。この木の下を潜って先に進みました。
そして、その木の上にはプレートが付けられています。
斜面に丸太の杭が立てられ鉄線が張られています。
境界線となるのでしょう。
県有林のプレートが付けて有りました。
天川山の山頂へ来ました。
手作りの山名プレートが付けて有りました。
天川山山頂から数分のところに展望地が有ります。
展望地の直下は土砂の砕石場です。展望地に立っただけで、形状は判りませんが断崖絶壁となっているのでしょう。展望地から、これから向かう安手奈山のアンテナが見えます。
展望地から入鹿池と尾張富士が見えます。
眼下に採土場のプラントが見えます。
次に来たのが東山のピークです。
こちらにも手作りの陶製ネームプレートが下がっています。ただ、標高が273mなのか279mなのか。読み難くくなっています。プレートの付けて有る丸太に注目です。このプレートを付けた人は自然木に直接取り付けないで、わざわざ丸太を持参しています。担いで登ってきたのでしょうか。
小牧アルプスに上ると決めてから、手作りのプレートを焼いたのでしょう。
前方に林道が見えてきました。
林道を横切り、再び林の中に入っていきます。
安手奈山の山頂へ向かっていきますが、大きな木が眼に入りました。
一緒した人は、何の木だろうと話していました。
アンテナ敷地の擁壁まで来ました。
人の背丈ほどの高さが有ります。
安手奈山へ向かうには、擁壁をよじ登らなくてはなりません。
左は擁壁によじ登ったところの仁べえさんです。右はロープに手を掛け、登り切ろうとしているKオジサン。Motaさんが撮ってくれました。
足元に石柱や木柱。それに木にロープが結んで有りました。ロープが無かったら、登れなかったでしょう。
擁壁を上がると、アンテナが見えます。
冬期で木の葉が無いのでタワーが良く見えますが、葉が繫っていると見えないでしょう。
左はDocomo東小牧無線中継所と表示しています。シールで隠して有りますが、下には東海と読めました。組織が代わり、東海の文字を隠すようになったのでしょう。右は林道となっています。先ほど横切った林道が螺旋状になっていて、ここまで上がってきているのではないかと想像しました。タワーを建築したときの工事資材の搬入路だと思います。
青空を背景に大きく聳える、Docomoのタワー。
勿論、電波は眼に見えませんが、電波が見えるとしたら、凄い量が飛び交っていることでしょう。
山頂に向かって歩きます。
登山道らしい道は付いていませんが、山頂に向かうコースだとは判ります。
山頂に到達です。
ミンナで三角点にタッチです。
無線中継所のゲート前まで戻って来ました。
今度は擁壁を下らなくてはなりません。
左は*よっちゃんさんが降りる場面です。そして右側は私、Kオジサンが降りるシーンです。下から仁べえさんが支えてくれました。
東天川山の山頂です。
安手奈山に向かう時、この場所は見落としましたが、戻る時は見つける事が出来ました。丸太だけは残っています。ここ、東天川山の山頂も天川山や東山と同じように陶製の山名プレートが下がっていたのでしょう。
山頂の位置を特定出来ない時、プレートが有ると助かります。でも、人に寄ってはどのような物もゴミだと言う人が居ます。そのような人が持ち去ったのでしょう。
天川山や東山に置かれていたプレートの表には、設置しただろうと思える人の名が載っていました。何も無い山頂に山頂名のプレートを付けてくれるのは、良いですが、自己満足を満たすようなプレートの設置は、して欲しくないです。せめて、名を刻むとしたら裏側に付ける奥ゆかしさを望みたいです。
このプレートを下げた人は下から丸太を持って来ていました。自然木を傷めない様にとの心配りだけは評価したいと思います。
右は幹に表示してあった東天川山のポイントです。この印が無かったら気づきませんでした。
帰路。
元の方に戻ります。
このように杭を打ち、鉄線が張ってありますが、コースのところだけは通路となっています。
再び、展望地まで戻ってきました。
展望から尾張富士が良く見えます。
お昼近い時間ですが、まだ、ワカサギを釣っているボートが見えます。丸くて小さく見えますが、アレは日本モンキーパークの観覧車です。明治村の聖ヨハネ教会も見えます。
展望地から青空小屋に来ました。
ここ、青空小屋でランチタイムとします。
男性はみな、カップ麺のランチです。
青空小屋の前。春日井方面の眺望です。
朝、安手奈山に向かうときよりも靄ってきています。春日井の製紙工場から白煙が立ち上っています。
ムササビ峠からわくわく小屋の前に向かっています。
わくわく小屋の前の場所に戻ってきました。広場のようになっています。
左の家屋がからわくわく小屋です。
このわくわく小屋ですが、兒の森活動グループの拠点となっているようです。兒の森のまほろばの里山通りを歩き始めた所に綺麗なトイレが有りました。トイレのコンクリートの床が濡れていたのです。ここの人たちが清掃してくれたのかも知れません。
ささゆりの小道を歩いて来ました。
ふれあいの森の案内図です。
兒の森からふれあいの森に向かいます。
この案内図の場所から白山神社に行きます。そして白山三角点、展望台へと道が続きます。案内図ではこの道が書かれていません。
白山神社への道。
途中に有ったのが、御嶽神社の石碑です。
白山神社への道。良い雰囲気です。
このように、良い道の場所も有りました。
この坂を登り切ると白山神社です。
白山神社から見える南側の眺望です。
右側の小高い山が小牧山で城が有るところです。
白山神社に鳥居が有りました。鳥居の柱にメナード化粧品の名のプレートが貼られていました。私たちの後から登ってきた人に記念写真らシャッターら頼みました。その男性がメナード化粧品の社長が、この山の下の出身だと話しました。地元の人でした。
白山神社から下って行きます。
右へ行くと入鹿池。左に向かうと温水プール方面です。少し草臥れた、プレートですが、犬山勤労者山の会の文字が読めます。指示標識ですので、本来なら、行政が設置するべきでしょう。
コースは、一旦下って登り返すと、三角点の場所となります。
三角点の位置は何処なのか、判っていなくて、登ってきた男性に有る場所を尋ねました。男性は教えてくれましたが、お喋りの好きな人でした。
下って登って。
三角点の場所に来ました。
周回の散策路となっています。
途中の展望台に寄りました。
先客にご夫婦がいらっしゃいました。ご夫婦は桃花台に住んでいると言っていました。そして、以前は南区道徳に住んでいたと話しました。南区の道徳と言えば伊勢湾台風で被害に遇った場所です。言葉を交わしましたら、水に浸かったのだそうです。50年以上も昔の事です。でも、東海地方に住む者にとっては忘れることの無い災害でした。
ご夫婦との一期一会の出合いでした。
周回の道となっていて、あずま屋も設けられています。
この、階段の道。
私たちは下っていくのですが、反対側から親子がフーフー言って登ってきました。この階段の道を登るとなると、キツイだろうなと思いました。
右はKオジサンと仁べえさんの奥様です。
左は下山して行く、やっささん。前方に環境センターの煙突が見えます。
林道を歩いていきます。
前方に環境センターの煙突が見えます。
環境センターの横の所まで下山して来ました。
お疲れ様でした。
駐車場に戻ってきました。
朝よりも車が増えています。
仁べえさん提供のGPS軌跡図です。
感想
小牧アルプスを歩きましたが、北側は入鹿池や尾張富士。南側は小牧や春日井の街並みが見え、遠くに猿投山を確認できました。眺望の良いコースを歩けました。
前々から気になっていたアンテナの有る山。安手奈山。この山が安手奈山と言う名前だと言う事も知りませんでした。一人で来るとなると心細く思え、第一歩が踏み出せません。お誘いを受け一緒に登りまして、念願が叶いました。企画してくれたMotaさんのおかげです。http://www.katch.ne.jp/~mota/tozan452.html
感謝します。
小牧アルプスと言うのは、この山に登る人達の間から自然発生的に生まれてきた名前ではないかと思います。兒(チゴ)の森から安手奈山に掛けては、余り人が入っていませんでした。山の経験の乏しい人は青空小屋から引き返せとか、の表示も必要だと思いました。西山や本堂ケ峰に個人の付けたプレートが有りましたが、公的機関で設置して貰いたいものです。
それに、整備も望みたいです。
第3駐車場から登り始めましたが、ここは生活環境保全林ふれあいの森で、ふれあいの森と呼ばれています。何んとセンスの悪いネーミング。小牧ふれあいの森とか、車のナンバーのように尾張小牧ふれあいの森と名付ければ良いのに・・・。
小牧市役所の人はセンスが無いなと思ったら、この生活環境保全林事業は愛知県の事業でした。私の住む市のは日本ラインうぬまの森と名付けられています。岐阜市の百々ヶ峰の麓のは、ながら川ふれあいの森となっています。生活環境保全林の事業は今から4~50年前に取り組まれた事業なのでしょう。愛知県の生活環境保全林にはこのようなサイトがあります。http://www.pref.aichi.jp/soshiki/kenyurin/0000009440.htmlここ、ふれあいの森は除外しています。施設を造るには造ったが、後の維持に金が掛かるというところでしょう。
コースの途中、犬山勤労者山の会のプレートが有った箇所のところでも指摘しました。駐車場の案内板でも、道の表示で足りない部分がありました。