今日も何冊か本がやってきたが、気になって仕方ないことが一つある。それは資本主義社会をつらぬく激しい「競争原理」について言及した論攷がまったくといっていいほど存在しないということ。
競争に勝ち残るか、淘汰され消えてしまうかは、クルーにとっては一番の重要ポイントであるはずなのに。
なぜだろう(?_?)
それは哲学者や思想家ではなく、経済学者の言に耳を傾けねばならないのだろうか?
そうかんがえて岩井 . . . 本文を読む
「遊動論」に比べたら、こちらははるかにおもしろく読めた。まったく思いもしなかった角度から論じられた憲法論。ただし哲学者・思想家による政治論なので、二重三重にひねりが加えられてある。
なぜおもしろいのかというと、論点がすっきりしていて、読者の頭に入り込みやすいからであろう。
本書はつぎの4つの講演から成り立っている。
・憲法の意識から無意識へ(2015年)
・憲法の先行形態(2015年)
・カント . . . 本文を読む