二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

CAMERA LIFE & 写真生活

2011年10月23日 | Blog & Photo
バックハウスやケンプの時代にピアノ音楽に目覚めたので、その後、若い世代のピアノに馴染むには少し時間がかかった。 それでも、むろんレコード、CDという限定つきではあるが、ルービンシュタインやグルダやブレンデル、アシュケナージをあつめて聴いてきた。 グールドがだめ。ミケランジェリがだめ。ポリーニがだめ。そのうえ、リヒテルも、アルゲリッチもだめということになると、いったいだれのピアノがいいの? ということになりかねない(^^;) 指揮者と違って、好みがはっきり分かれてしまうのが、わたしの場合、ピアニスト。 まあ、指揮者であっても、好き嫌いはあるけれど、たとえばポリーニのように「こんなやつ、もう二度とは聴かねえぞ!」という反応は起こらない。 . . . 本文を読む
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小さな蟻の大きな力

2011年10月22日 | Blog & Photo
東日本大震災は、日本国内はもとより、世界へも大きな衝撃をあたえた。 2011年(平成23)3月11日という日付を境にして、世界観、自然観、人生観が、いやおうなしに変更をせまられた。あの震災がなければ、少なくともわたしは、詩に復帰することはなかったはずである(=_=) いや、これまでと同じ――考え方が深まっただけ、という人もいるかな? 被災者として体験をしたわけではないが、あんな巨大津波がわが国の福島・三陸地方に襲いかかるなんて、だれが予測しただろう。寝耳に水であったから、あれほどの人的被害を出したのである。 だけど・・・それでもやっぱり、地球が「奇蹟の星」であることに変わりがない。 . . . 本文を読む
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オリンパスの内紛劇

2011年10月21日 | 座談会・対談集・マンガその他
これほんとうかな~。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111021-00000349-reu-bus_all PENシリーズのどれかを、そろそろ買おうかとおもっていたので、無関心ではいられない。 「身の安全不安」とは、どういうことだろう? 価格.comのクチコミでも、いろいろな憶測が飛び交っていた。 オリンパスの株価も急落。 技術屋さんや、一般社員には「寝耳に水」なのかもしれない。 むろん、われわれオリンパス・ファン、ユーザーにとっても。 もし経営陣に大きな過誤があるなら、それをただし、ウミを出してほしいと願うばかりである。 . . . 本文を読む
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あれから一年 ~mixiアルバムについて考える

2011年10月21日 | Blog & Photo
さっき確認したら、わたしはmixiに現在、183件ものアルバムが置いてある。 しかも、まだまだふえつづけている。200件の大台にのる日も、そう遠いことではないだろう。写真点数にしたら、いったい何枚になるのか。恐るべき数なので、とても、数える気にはならない。 これは明らかに、mixiのアルバム容量が、無料会員であっても、「無制限」になったことへのリアクション(^^;) もう一つは、ルミックスLX5を買って、街撮り、夜撮りをはじめたため、アルバム件数が、急激に増加していった・・・と考えてまちがいあるまい。 一方では、2011年は、「ぐんま昆虫の森」へはいっぺんも足をはこばなかった。 2008年1月14日にmixiをはじめて以来、チョウを中心とする昆虫写真がメインテーマだったのに。それと、本のレビュー。 . . . 本文を読む
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オナガvsテンちゃん

2011年10月20日 | Blog & Photo
裏庭でオナガがけたたましく鳴いていた。 木の実をもとめて、わが家にやってくる。 テンちゃんと散歩していたのだけれど、この鳥が五、六羽柿の木にきているのを発見し、 野生に火がついた。 あわよくば、獲って食おう・・・とでもいうのか。 「バカバカバカ、バーカ!」 といっているように聞こえる(笑)。 参考までに、こんな声。 http://www.youtube.com/watch?v=M9LL69ob0Jk 空に舞い上がれない猫をあざわらっている。 わたしには、そうとしか聞こえなかった(^_^)/~ . . . 本文を読む
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そこにある「赤」

2011年10月19日 | Blog & Photo
自然界にあって「赤」という色は、いちばん人目をひく色である。 信号機の「赤」に代表されるように、警告色、危険色。生物の視神経に突き刺さってくる。 人間の血の色も赤で、赤はいたるところに散らばっていて、強烈な存在感を主張する。グリーン系がやすらぎ、いこいの色だとすると、赤は見る者を興奮させる。 もっとも、マタドールが猛牛のまえでヒラヒラさせる布(ムレータ)は、牛を興奮させるものではなく、闘牛士自身や観客を興奮させるために「赤」が使われているとのこと。 なぜなら・・・牛は色盲だから(-_-) たとえば、トップにあげたのは、ショーウィンドゥに飾られた花嫁さんのうち掛け。 ただし、赤といっても、外界には多種多様な赤があって、ことばで大雑把に赤といっても、連想する色は、人それぞれかもしれない。 . . . 本文を読む
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身近な雑草の生き方

2011年10月18日 | Blog & Photo
十月もいよいよ後半戦だな・・・とおもっていたら、 このあいだは高崎で最高気温30℃を超えた。 寒暖の差がはげしく、うっかりしていると、体調をくずす。 クルマの中では、日中は南国なみに、エアコンを入れて走っている。 どこへいくにも、上着は手放せない。 トップにあげた写真は、ことしもわが家の庭に姿をあらわしたウラギンシジミ♂。 どういうわけか、必ず二頭であらわれ、追いかけっこをしている。 びゅん、びゅんと走り回り、本気で縄張争いをしているのか、 たわむれているだけなのか、わからない。 葉の上では、まだ世代交代をしようと意気盛んなヤマトシジミがラブシーン(^_^)/~ 猫じゃらしが、秋色に色づいてきた。 昨日はちくま文庫につかまってしまい、深夜まで読みふけっていたので、 本日は少々寝不足。 . . . 本文を読む
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COSMOS(ポエムNO.63)

2011年10月16日 | 俳句・短歌・詩集
こんどこそ終わりだろうとおもうと またいつしかはじまっている。 死んだ人は生き返ってはこないけれど よく似た人が 百年後の世界を歩いている。 地球という名の 大いなる循環装置。 あ バッハの音楽がまた 耳の奥底ではじまり 感情の澱を ゆっくり ゆっくりとかきまぜて。 ぼくらを見たこともない地平線の彼方へとつれ出す。 雨音。 雨だれ。 クルマが通りすぎる音。 そしてバッハの音楽は せせらぎのように とぎれとぎれにつながって。 今日は紅葉が見られるとおもったのに 十月桜がほそい枝先で微風にふるえていたりするんだ。 . . . 本文を読む
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Flower days

2011年10月16日 | Blog & Photo
いままで、わたしは自分が花が好きだとは考えていなかった。 ところが、mixiアルバムを見返していると、花を主役にしたフォトがじつに多いことに、いやでも、気づかざるをえない(^^;) 花の種、あるいは苗木や球根を買って、育てた経験はない。 いや、種を播いたことはあったな・・・。 ほんの数回。 チューリップ、ヒマワリ、コスモス、えーと、それからそれから。 コスモスは以前から、被写体として好きだった。 秋にはコスモスが咲き乱れると聞いて、三国連山のスキー場へ出かけていったことがあった。 雪のないゲレンデをコスモスがうめつくしているのを眺め、花の小径を歩きまわりながら、わたしは幸福だった。 . . . 本文を読む
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子どもが主役

2011年10月15日 | Blog & Photo
ほんとうは、大人の出る幕はもうないのである。 舞台の袖に引っ込んでいればいい。 「あんたの出番は、もうとっくに終わっているのですよ。なんで、それに気がつかないんだろう。自惚れて、自惚れて。さてさて、なにがしたいの? なにをするの?」 これまで撮影したFhotoを眺めながら、そんな想いにとらわれる。 セイショウナゴンさんにも、ウラベカネヨシさんにも、子どもはいなかった。 子どもが歴史の表舞台に登場するのは、そんなに古い時代のことではない。 だけど、地球の未来を担うのは、間違いなく、こういった子どもたち。 五十、六十のじいさん、ばあさんは、いつまでも出しゃばっていないで、主役の座を、 これら次世代にゆずって、脇役となり、シナリオライターとなり、裏方となり、老いと死に親しむべきである。 . . . 本文を読む
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