二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

そこにある「赤」

2011年10月19日 | Blog & Photo
自然界にあって「赤」という色は、いちばん人目をひく色である。 信号機の「赤」に代表されるように、警告色、危険色。生物の視神経に突き刺さってくる。 人間の血の色も赤で、赤はいたるところに散らばっていて、強烈な存在感を主張する。グリーン系がやすらぎ、いこいの色だとすると、赤は見る者を興奮させる。 もっとも、マタドールが猛牛のまえでヒラヒラさせる布(ムレータ)は、牛を興奮させるものではなく、闘牛士自身や観客を興奮させるために「赤」が使われているとのこと。 なぜなら・・・牛は色盲だから(-_-) たとえば、トップにあげたのは、ショーウィンドゥに飾られた花嫁さんのうち掛け。 ただし、赤といっても、外界には多種多様な赤があって、ことばで大雑把に赤といっても、連想する色は、人それぞれかもしれない。 . . . 本文を読む
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