虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

計算が得意になる遊び♪ トランプでもできます。

2010-05-28 09:15:18 | 算数
子どもがとても喜ぶ計算が得意になる遊びを紹介します。
どこが面白いか…というと、
計算ゲームに「夜店」の楽しみのような
「くじびき」とか「買い物」の要素を加えているからです。

両替ゲームに似ていますね…

ほぼ同じです…

10枚ずつラミィカードか、トランプを配ります。
チップも10枚配ります。

2~3枚で、足したり引いたりかけたり割ったりして10になったら、
前にそのカードを出して、
チップを5枚もらいます。

12と8と6
だと12-8+6=10なので、5枚チップがもらえます。

4と6でも5枚もらえます。

10が作れない時は、お店屋さん
(10枚のラミィキューブの駒かトランプの表を向けているところ)で、
チップを2枚出せば好きな駒が買えます。

また、くじびき(駒かトランプが裏向き)で、チップを
1枚出せば1個裏のまま選べます。

たくさんチップを貯めた人が勝ちです。


このゲームは10の合成を覚える時にも
とても役に立ちます。
なぜかどの子も勉強好きになる不思議なゲームです。

(2歳以上~)算数クラブ

2010-05-27 12:21:22 | はじめに
駐車場についてのお問い合わせをいただいています。家族のもの(私は車に乗らないので、道路についてくわしくないので)が地図に説明を添えたものを作ってくれるそうですので、
今日の晩に送らせていただきますね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今日は2歳8ヶ月~3歳2ヶ月までの子 4名の算数クラブでした。
4人とも、ちょうど数の敏感期に入る時期でした。
たまごや大きいおはじきなどをひたすら数えて遊ぶ子、
たまごを空きケースに入れていく子、
1対1対応になるようケーキに飾りを乗せていく子など、
お友だちの姿に刺激をうけつつ、楽しく遊んでいました。

3歳2ヶ月の☆ちゃんは、直感型の子らしい奇想天外な発想で遊ぶ姿が見られました。今、数を数えるのが楽しくてたまらず、みんなの先生役も買って出ます。
他の子たちも、大きいおはじきをお皿に入れては
真似っこして数えていました。

3歳0ヶ月の○ちゃんは、
おそらく内向感情型の子らしく想像力豊か。
洞窟探検ごっこやお人形遊び、お医者さん遊びを喜んでいました。
内向感情型の子とお人形遊びをするときは、
「あと1時間したら、パパが帰ってくるね」
「きのうは、ピクニックに行って楽しかったね」など
時間の概念を取り入れて遊んであげると
算数に親しめます。

2歳8ヶ月の★ちゃんは、おそらく外向感覚型のしっかりさん。
観察力があって、手先が器用です。
感覚型の子は、お料理、おせんたく、お買い物のお手伝いなどの
中で、数に親しませるのがよいと思います。
「バナナが買いたいの、4本あるか数えてね」などと、
買い物先でお願いするといいかと思いました。

3歳0ヶ月の●くんは、おそらく外向感情直感寄りの男の子。
「どうして?」「これなあに?」と好奇心いっぱいに
いつも質問を繰り返しています。
ちゃんと答えようとして疲れてしまうのではなく、
「どうして線路のところいっぱい石があるの?」という質問なら、
「どうしてかな?石、ずっとずっと向こうまであるね。本当に不思議だね。
どうしてあるのかな?」などと、いっしょに不思議がったり共感しあったりして、疑問について子どもがあれこれ推理して
自分で考えたくなるように、おしゃべりを楽しむといいですね。

エレベーター遊び、あぶくの実験、
どんぐりコースター、手遊びの算数、ケーキやさんごっこ、お人形遊び、洞窟探検、数のままごと遊びなど
たくさん遊んで帰りました。

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どうして現代の子育てにはこんなにも不安が生じるのでしょう? 3

2010-05-27 05:50:56 | 教育論 読者の方からのQ&A
以前、記事にした
どうして現代の子育てにはこんなにも不安が生じるのでしょう? 1
どうして現代の子育てにはこんなにも不安が生じるのでしょう? 2

の続きです。

子どもさんの中学入試を目指している方から、「何年生くらいから、塾に入れたら良いでしょう?」とたずねられました。
虹色教室では、中学入試の問題が自分の力で解けるようになる
シンプルな考え方や、
そうした入試問題を考える力の基盤となる体感して学ぶ数学的なものを教えてはいます。
でも、他の塾への斡旋をしているわけではないし、
うちの子が「中学入試をしたい」と言い出したのは、
6年生になってからなので、(それからノロノロ受験勉強をスタートさせていたので)
そうした質問にアドバイスのしようがないのです。

そうした事情を前置きして、「5年生くらいからでしょうか? でも、それでは心配という方は、4年生くらいから塾に行かせているようですね」
と答えたところ、
「知人は、大手の受験塾に入れるには、3年生の入塾テストに受からなければならないから、小学1年生から塾に行かせなくてはダメだとおっしゃるのですけれど……」というお返事で、
すごくびっくりしてしまいました。

そんな情報が飛び交っていたらあせりもするし、不安にもなりますよね。

でも、人の噂って本当に当てにならないものです。
先日も、うちのダンナさんが、近所の子どものお母さんから、
「お宅は、地域の子の○○の役員をやっていて、
小学校の校長先生とも親しいから、子供さんたちの成績が良くっていいですね。」と言われたらしく、
ちょっとびっくりしてしまいました。

何でも、ダンナさんの前とその前にその役についていた方々
のお子さんたちがみんな名の通った学校に進学しているので、
裏口入学……じゃないですけど、そうした地域の役をする人は、
かなり内申書や成績に手を加えてもらっているにちがいない……という憶測があるようなのですよ……。
それはありえないですよね……今時……
教員をされている方々が、そんなあらぬ疑いをかけられていることを知ったら驚くでしょう

話が変わりますが、

中学入試を考えている親御さんの多くが、
子どもが高学年になって本当に受験したいという意志をしるすかどうか
心配していて、

子どもにそうした気持ちを抱いてもらうための下準備……というか「種まき」として、

学校見学や塾やさまざまな下準備をしておかなくてはならない……と
考えているそうなのです。

私も、勉強にしても、科学実験にしても、音楽や制作活動にしても、
子どもが何かに意欲的に取り組ませる前に、「種まき」期間として、
上達させるとか、正しい形でするとか抜きにした
親しむだけの時期……そうした対象への愛着や愛情だけを
育む時期を大事にはしています。

でも、私が捉えている子どもへの「種まき」と、

そうした子どもに、大人の希望するレールに乗りたい気持ちにさせる「種まき」とは、
ちょっとちがう……
いや、ずいぶんちがう……
と何だかもやもやと嫌な気分がくすぶりました。
まあ、程度の問題とも言えるし、
親の気持ちを子どもの気持ちときちんと境界線を引く心構えがあるのなら
それも「あり」なのかもしれませんが……。

早い時期から、「お母さん(お父さん)はあなたがこのような気持ちを抱いてくれるようになることを望んでます」というのが、
親子の純粋な交流や愛情の背後に見え隠れしていて、
自分が「中学受験したくない」という気持ちを抱くことが、
親への裏切りや親をがっかりさせることや、親子の愛情を危うくするようなこととイコールで結ばれているように、
感じながら子どもが成長するのはイヤだな~と思いました。

私自身は、
高校受験、大学受験ならいざしらず、してもしなくてもいい「中学受験」なんだ……っていさぎよく考えつつ、子どもの受験したい、したくないに対応するのが、良いような気がしています。先は長いですから……。



何度か紹介しているセラピストのイザベラ・フィリオザが、
次のようなことをおっしゃっています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あなたが何の情熱もなく、同じことを繰り返してつまらなそうに生活していれば、子どもたちはこう思うはずです。
「あんなつまらない生き方をするために、どうして大きくならなくちゃならないんだろう?そうして勉強しなくちゃならないんだろう?」
私たちの生きる姿それ自体が子どもたちのモデルになる、ということを
忘れないようにしましょう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
子どもを異常に可愛がり、あらゆるものを与え、どんな小さな欲望でも叶えてあげようとする行為は、
子どもの自律心を奪うだけでなく、怒る権利さえも奪ってしまいます。
その結果、子どもの無意識には、とてつもない怒りが
溜め込まれます。その怒りは、ずっと後にならないと表面化してきません。
あるいはそれが本人自身に向かうことになる場合もあります。
ですから、子どものために生きる前に、まず自分自身のために生きるようにしましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
子どものために……と自分を犠牲にする場合、
自己犠牲している親は必ず子どもから見返りを求めます。そんな親のもとで育てられた子どもは、人生とは取り引きなのだ、と考えてやりきれない気持ちになるものです。
自己犠牲のフラストレーションを感じないようにするために、多くの女性が<反動形成>というテクニックを駆使します。
つまり自分の感情やニーズをまったく感じないようにして自分のことを忘れさり、子どものことだけに気持ちを集中させるのです。そして、子どもが幸せになりさえすれば、自分も幸せになれると考えるのです。
  (『未来をひらく愛の子育て』 イザベル・フィリオザ  PHP)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

親が自分をそっちのけにして、
子どもに夢中になり、子どもの人生に夢中になり、
自分の思い描く未来の図にぴったり合う子になるように、
その準備にいそしむとき、
親の望むとおりの、ニコ二コした理想的な「イイコ」に
育っていくのかもしれません。

ただ、そうしたニコ二コした理想的な「イイコ」というのは、
「自分はニーズを持ってはならない。私には自分自身の人生を生きる権利がない」という思いを心の底に抱いている場合があります。
子どもが親を癒す……親の自分の人生に対する物足りなさを癒すという
「危険で不可能なニーズ」に駆り立てられるとき、
子どもは自分もニーズ(こんなことがしたい、こんな人生を歩みたいという気持ち)を持っていいのだ、と思うことを断念しているのです。

次回に続きます。


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100円ショップに行ってきました 3 「タレ入れ」で、指先の巧緻性を高める

2010-05-26 12:15:45 | 100均グッズで学ぶ
100円ショップの「タレ入れ」で、指先の巧緻性を高める
方法を紹介します。

子どもはタレ入れを圧迫して空気を外に出して、
水を吸い上げる

という作業にとても興味を抱きます。
といっても、3歳を過ぎていてもなかなか難しいのです。
またタレ入れの蓋はねじる形になっているので、
これもなかなか難しいだけに、熱中します。

スポイドと同じ仕組みで水を吸い上げることは、
科学的な興味にもつながりやすいです。

100円ショップに行ってきました 2

2010-05-26 09:30:34 | 教材作り
工作や学習に役立ちそうなもの
他にもいくつか購入。
コースターは、裏に小さな紙コップを貼ると
簡単にテーブルになります。ゲームを作るときにも便利です。
色がきれいなピンチはひもが通る穴がありますから、
ひもをつけておくと、
何もない空間に、新聞紙さえ引っかけたら、
部屋や迷路を作り出すことができます。
ケーブルカーを動かしたり、エレベーターを取り付けたりすることも
できます。
鈴も、簡単にドアのインターホンや神社の境内が作れて、便利です。

あれこれ子どもたちが夢中になりそうなもの
見つかりました。

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100円ショップに行ってきました 1

2010-05-26 09:26:14 | 100均グッズで学ぶ
100円ショップに行ってきました。

教室では、アクリルストーン(キラキラした玉)が、
幼い子にも小学生にも大人気なので、(男の子も秘宝!と言って遊びます)
たくさん買ってきました。
算数の学習にもとても役立ちますし、
工作のイベントにも
こういうものが大活躍するのです。
デコレーションボールやお弁当用のグッズも
工作や学習用にと買ってきました。


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1歳10ヶ月☆ちゃんのレッスン

2010-05-26 07:47:50 | はじめに
位置の記憶 

大きい 小さい とお布団 

手を引いて…

えんぴつでぐるぐる~

ポニョの歌♪…

1歳、2歳児のための工作♪ 

スプーンを使って指先のレッスン 

「パパは9~」数字の学習 


はさみの練習 

簡単カードゲーム


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番外 シンクロニシティーってなあに? 

2010-05-25 18:22:10 | 番外(自分 家族 幼少期のことなど)
☆番外 シンクロニシティーってなあに? 1

☆番外 シンクロニシティーってなあに? 2

☆番外 シンクロニシティーってなあに? 3

☆番外 シンクロニシティーってなあに? 4

☆番外 シンクロニシティーってなあに? 5

☆番外 シンクロニシティーってなあに? 6

☆番外 シンクロニシティーってなあに? 7 (これでおしまいです♪)

最近、「これって、シンクロにシティかな?」と感じる出来事がありました。

虹色教室について、先月の毎日新聞の
『伸びる 新幼児教育とは』という特集で、取り上げていただいたときのこと、
虹色教室とヨコミネ式の保育園の二つが紙面に掲載され、
最後に、その特集をまとめるように白梅学園大の汐見稔幸学長の話が載っていました。

この汐見稔幸先生のお名前、今月、
☆ごゆっくりさんのyoshikoさん宅にお邪魔した際に、
アトリエの先生とyoshikoさんと私で真夜中まで話し込んでいたとき、
アトリエの先生が「佐々木正美先生と汐見稔幸先生と○○会(子育てについての会らしい)でお会いして
……」といった内容のお話をされて、
先月、今月と汐見先生のお名前を見たり聞いたりして、
ハッと思い出したことがあるのです。

15年ほど前の話になりますが、
私が長女にドーマン法や多言語を教える超早期教育を行って子育てしてみて、(といってかなり自己流のゆるいものでしたが)
吸い取り紙のように何でも覚えていく娘の姿に驚く一方で、
(4歳の時点で、7ヶ国語を暗唱し……特にフランス語は10分近く暗唱していました。また、2歳くらいから文字の読み書きをしたり、しっかりした絵を描く姿がありました)
受動的で自分でしっかり考えようとしない性質を育てているように感じて
悩んでいた頃出会ったのが、
汐見稔幸先生の『このままでいいのか 超早期教育』なのです。
その後、自分の子どもとの関係や教育について
方向転換し、自分なりに、どうあるべきかを模索する日々が続きました。
一時期は、子どもに教育することに罪悪感を抱きすぎて、
まったく放任になってしまった時期もあり、娘に関しては
私の迷いの中で振り回しつつ育ててしまったところがあります。

その『このままでいいのか 超早期教育』の中に、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ぼくはこの場で、みんなで今後、データーをもっと集めようと呼びかけたいと思います。早期教育の教室や塾の方でも、子どもの将来にわたる発達という視点から、その効果と問題点を一緒に考えてくださるようお願いします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
という一文があり、
それが深く心に響いて、それからの15年あまり、
この言葉を実現するために、わが子や他の子どもたちの姿をていねいに観察してきたとも言えるのです。

うちの子の子育て中、私は子育て支援のお手伝いをしていた時期もあるのですが、現実に支援する側となって現場で動くとき、
さまざまな問題や疑問にぶつかりました。
それは、
0、1歳の子連れで、狭い室内に大勢集めて指導することであったり、
大人数の幼児に室内遊びをさせて、遊びがまったく発展しないまま、
親同士がおしゃべりを続けていることであったり、
子育てサークルの運営でピリピリ緊迫する雰囲気であったり……しましたが。

最近になって、これも汐見稔幸先生の『親がキレない子育て』という
本を読み、
その中で次のような文章に出会い、
「本当に自分たちのしていることが、幼い子や親のためになるのだろうか」もやもやしていた当時の疑問が解けほっとする一方で、

虹色教室のサークルをしているという方々(少しいらっしゃるそうです)が無理をせず、
リラックスしてそうした会をしてくれるといいな~とも感じたのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(『親がキレない子育て』汐見稔幸 サンマーク文庫 より)一部省略

子どものころの対人関係をざっくばらんに体験してこなかった、させてもらえなかった若いお母さんたちにとって、自分たちだけで子育てサークルをつくって運営し続けるというのは、いちばん苦手なことをしなさい、といわれているようなものです。
……ただし、誤解してほしくないのは、私の批判は「子育てサークル批判」ではなく、「安易な子育てサークル作りの呼びかけ批判」だということです。
はじめて子育てに直面して、毎日、毎日が「わあ、大変だ!」と
感じているお母さんに、もうひとつ大変なことを背負わせるなと言いたかったのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

自分の今の仕事や子育てのスタート地点と関わっていた著者の方の写真や文章が、
初めて載せていただいた新聞の同じ一面の直ぐ左隣に載っていて、
そのすぐ後に、、初めて会った方(アトリエの先生)から、そのお名前を聞くことになるのって、偶然にしては、どれくらい珍しいことなんでしょう?

偶然……と言ってしまえば、それだけのことなんですけど、
「シンクロにシティかな?」と思われる出来事というのは、
まったく意識していない長い期間も、
自分の生き方や考え方と意味の部分で深く関わっているから不思議なのです~。

この出来事の後で、
自分のこれまでの子育てと、してきたことと、虹色教室通信を続けてきたことのが
ひとつの線でつながった気がしました


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個性を良く見て、長期のスパンで子どもの教育を考える2

2010-05-24 21:47:01 | 教育論 読者の方からのQ&A
前回の続きです。

ただの知ったかぶりさんや、おしゃべりさんに終わらせず、

新しい知識をどんどん取り入れて
どんどん出していく 表現していく

というサイクルが自分の力で、いくつになってもしっかり行えるように
教育していくこと

って、どういうことなのでしょう?

幼児期に、おしゃべりがとても上手で、打てば響くように
あー言えば、こう言う~具合に、会話が行き来すると、
大人たちは、賢いな、面白いな、と感じて、
とにかくあれこれ からかったり、いろいろ言わせて褒めちぎったりしがちです。

でも、そうした幼い時期に、

じっくり考えずに、とにかく言葉を発しさえすれば、得!!

という考えを持たせてしまうと、せっかく持っている積極性や
表現力を、
内容の浅い無駄話ばかりに使うようになってしまいます。

好奇心も同じで、いつでも「何?何?どうして?」とうるさいからと、
適当にあしらっていると、ショッキングなニュースやテレビの話題のような
そのとき限りの好奇心を満足させることにばかり首をつっこむように
なってきます。

個性を良く見て、長期のスパンで子どもの教育を考える

ということは、子どもの持っているひとつひとつの個性的な長所が
押さえ込まれたり、ゆがんだ使い方をされたりせずに、
一番良い形で伸びていくように配慮することです。

☆くんでしたら、
魚を与えるのではなく、魚のつり方を教えるように、
知識の取り入れ方を学ばせ、
その知識をもとに、いっぱいおしゃべりするのに耳を傾けてあげると良いですよね。

さまざまな新しい知識が手に入り安い環境を整えてあげる
親しめるようにしてあげる

ということが大事ですよね。
長期スパンで考えるということは、幼児期は熱心にかかわって、小学生になったら塾任せではなくて、
幼児期も小学生になっても、その子にとって大事な働きかけは
無理のない形で継続して続けていく
ということです。

うちの子たちが小学生のころは…、

ちょっと目新しいものがあると
興味をそそられる息子の性質に合わせて、

毎週のように7冊ほど、薄くて面白そうな科学絵本や読み物、図鑑
などを図書館で私が借りてきて、家においていました。

とにかく目新しさのおかげで、息子は、必ずといっていいほど、それに目を通していました。おかげで、受験のときは、理科の勉強はほとんど必要ありませんでした。

娘は、お料理や手芸など、何かひとつのことにじっくり取り組むのが
好きな子でした。そこで、そうした本は、惜しみなく買い与えるようにしていました。息子の場合、目新しさが大事なので、図書館の本でいいけれど、
娘は作りたいとき、すぐ手元に本があった方がいいのでそうしました。
おかげで、計画性、目標を達成するための構成力などが身についたと思います。

☆くんの場合、
図書館を利用して
小学生になっても、手軽な知識の供給源が身近にあるようにしてあげること

自分の好奇心に忍耐強くつきあえるようになるために、
手を使ってする工作や実験にしっかりつきあってあげることが
大切だと感じました。

写真は生徒の子のパパさんの力作です。ステキですね♪


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