虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

番外 シンクロニシティーってなあに? 1

2008-12-14 23:26:13 | 番外(自分 家族 幼少期のことなど)
☆ 「天才」という言葉♪ 1

☆ 「天才」という言葉♪ 2

という記事のなかで、運の説明の部分で、「宇宙とシンクロ~」という言葉を使ったところ、☆宝地図を書きこもうのママラッチさんが興味を抱いて記事で取り上げてくださいました。

とてもうれしくて、幼児教育とは直接関係がないんですが、
ちょっとそのことについて書かせていただこうと思いました。
興味のない方はスルーしてくださいね。

最近、『引き寄せの法則』とか『運がよくなる~』とか、
心のなかで、繰り返し考えていることが、人生で起こる出来事や出会いに影響する…といった内容の本をよく見かけますね。

中にはまゆつばものの内容のものもあるのでしょうが、
そうした本は、ユングが「非因果律的連結原理」とよんだ
『内的世界と外的世界に橋をかける考え』と、
どこかでつながっているように感じています。

最近では『シンクロニシティー(共時性)』として
耳にしたことがある…という方もおられることでしょう。
私がこの奇妙な概念と出会ったのは、もう20年以上前のことです。

最初に手にしたのは、高校生のときで、シノダ ボーレンの「タオ心理学」という本でした。強い衝撃を受けたのを覚えています。
子ども時代から持ち続けていた進化論と確率に関する疑問に、
それが何かの手がかりを与えてくれるかも知れない…という予感を感じて、
それ以来、憑かれたように関連本に目を通し続けているのです。

ユングと物理学者たちの話や、シェルドレイクの形態形成場、
ボームの内的秩序、ホログラフィックユニウ゛ァースといった新しい宇宙論、数学者の語るスモール・ワールド理論、アーウ゛ィン・ラズロの総合進化研究、エリッヒ・ヤンツの自己組織化する宇宙という考え方…などなど、書いてるときりがないのですが…
たまりたまった関連本のせいで…うちの押入れはパンク寸前です

シンクロニシティーの話を何から書き始めようと考えていて、
物理学者のパウリとユングの考えたことと、ふたりの交流についてから
はじめることにしました。

パウリという人は、ハイゼンベルクの量子力学を補うものである
排他原理を提唱した若き天才物理学者です。

量子レベルで見るとき、自然のすべてはひとつの抽象的なダンスに参加しているそうです。
電子、陽子、中性子およびニュートリノは、それ以外とともにグループをつくり
非対称的なダンスをおどっています。
中間子や光子をふくむ別のグループは、
対称的なダンスをおどっているそう…。
このダンス…お互いのエネルギー空間から、同じエネルギーを持つ素粒子を
お互いからはなしておく効果を持ちます。

寄ると触るとけんかする子供たちに、幼稚園で集団のダンスをおどらせることで、
けんかさせない!みたいなもんですね…。

こうした素粒子のしめだしは、素粒子同士に働く力の結果ではありません。
因果関係ではなく、抽象的運動の非対称性から生じてくる…

つまり幼稚園の例でいくと、子供同士が、けんかしないとこう…とか、あの子いや~とかで離れているわけでなく、先生が全体を動かす目的を与えているし、ダンスのリズムが個々に影響を及ぼしている~から集団のある関係ができているのですね。

そんな物理学上の理論が、どうシンクロニシティーと関係があるか…というと…

長くなったので次回に続きます。眠くなった方は、今日明日に、なのたんぱぱさんが、レッスンの様子をアップしてくださるそうなので、近々リンクしますから、そちらを楽しんでくださいね。

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