虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

どうしてなぐり書きだとえんぴつの握り方に悪い癖はつかないのでしょう?

2009-03-21 07:12:06 | 100均グッズで学ぶ
2歳くらいから字を書いている子でえんぴつの握り方に
悪い癖が残る子がいるようです。

けれどもなぐり書きなどで、握って絵を描いていた子には
そうした悪い癖は残っていません。

(といって私の見聞きした範囲のことですし、
二人目ちゃんで観察力や身体の発達が良い子ですと、
2歳過ぎにはきちんとしたえんぴつの握り方ができている子もいます。)


このことについて少し書いてみようと思います。

2歳くらいの子と会ったとき、私はまず子どもの指の動き、
手首の動き、腕の使い方を観察します。手を使っているときの目の動き、
注意の動き方、手以外の身体の動かし方にも気をつけています。
このくらいの年ですと、
まだ5本の指はきちんと動かず、
自分の自由になる指だけをつかったり、手の平全体で物をつかもうとしていたり
しています。
まだ手先の信号が脳にきちんと届いていない状態なのです。

ですからこの時期に字の書き方を教えようとしたり、
線にそって書かせようとしていると、
使えない部分は放置したまま
使える部位の指に負担がかかります。

スポーツでも、身体の一部をしばって、不自由な走り方を続けていたり、
基礎体力作りの時期に特殊な○○打法といったものの練習ばかり
していると、
オールマイティーに活躍していく選手になることは難しいと思います。

2歳くらいの子がなぐりがきをする場合、
自発的にしているので、負担がかかることは避けているはずですし、
自然はいらなくなった能力を次の能力を会得するために捨てていく
いさぎよさを持っています。

けれども親が字を教える場合、
親に褒められたい、好かれたい、認められたい
という思いまで刷り込まれて、
たとえ最初に覚えたのが指の一部に力をこめる
誤った握り方でも、子どもはそのやり方をなかなか変えようとはしなかったりします。

2歳でしたら、手指のコントロールのために、

つまむ、引っ張る、入れる、はがす、シールを貼る、にぎる、ひねる、押す、持ち上げる、手遊びをする、こねる、

などの作業を本人の要求にしたがって存分にさせると、
書く準備が整ってきます。

文字だけでなく、計算にしても2歳、3歳の時期に
繰り返しするプリントで、
2+1 3+1  4+1…
と覚えこませたあとで、
2+3も 3+3も
数唱して答えを書きこませるような訓練をすると、

3+3とは2×3でもあり12÷2でもある
というおはじきをオセロの盤に並べると
子どもが瞬間的に察するよう数のルールがわかる力

が阻害され、
足し算は足し算、引き算は引き算でお互いには高い壁ができてしまいます。

先日の記事に次のような内容のコメントをいただきました。

いつもこちらのブログには本当に勉強をさせてもらっています。
先の記事を読む前に、うちの子供(三歳十ヶ月)のお絵書きが三歳前から書いていたものとレベルが上がらず(丸に目と鼻と口があり、手や足などありません)、紙に向かいあっても何を書いてよいかわからないようで三角、四角という形はわかっていても書けないということが気になっていました。
他に書くものといえば一歳台の子が書くようなぐちゃぐちゃのラクガキのようなものです。
記事を読み、ちょうど三歳を過ぎた頃に
・子供に線の通りに鉛筆でなぞる。平仮名の読み書き練習等のプリント学習の強要
・子供の自由にラクガキさせない(あれ描いて、描いた物に何それ??などいってしまいました。

子供の興味にそぐわない親の強要が与える影響はこんなにも大きいものとは思いませんでした。

また子供はあまり周囲の事への疑問もなく、(なんで?どうして?は聞いた事はありません)こちらが逆にどうしてそんな事をしたの?等の質問をしても、訳の分からないことを言ったりと、言葉の理解ができていないように思います。

まさに先生が記事で心配ですといった早期教育、というよりも私が間違った接し方をした事により、子供の伸びようとする発達に障害を作ってしまったように思います。
親の顔色をうかがう子なのでいきなり好きなようにしてもいいよと言ってもとまどい何もできないかもしれません。
これから子供が自発的にやりたい事の芽をつぶさないように、今はプリント等はせず、子供が自分に向き合える空白の時間をつくり、私は見守るような環境を作っていきたいと思います。
他に親が気を付けるような事のアドバイスをいただけたらとても参考になります。これ以上気付くのが遅すぎたら、今でも問題ありでしょうが修復不可能だったかもしれません。


3歳10ヶ月の今、そうしたことに気づかれたのなら、
幼児の脳の発達はすばらしいですから、
その1年後、2年後の、数倍の速度で、
問題は解決すると思います。

やはりどんなことでも良いので子どもに自信をつけることが
大切かと思います。
特に物を作ったり、絵を描いたりするするのは、
ある程度成長すると、自分で他の子とくらべて、
自分は下手だ、恥ずかしい、できない、やりたくない…
とますます書くことを嫌がるようになったりするのです。
そんなときは、お風呂でカップに水を移し変える作業や
新聞をびりびりやぶって、ふくろにつめてボールをつくるなど、
できあがりに上手下手を意識させないもので、
手先の巧緻性や手指をコントロールする能力を高めていく
遊びを
たくさんさせるとよいかもしれません。
また、中心となる自分という核ができあがるように、
子どもから発信する小さなサインも
しっかり受け止めてあげると良いかと思います。

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早く文字の書きを教えると絵が上手に描けなくなるって本当?

2009-03-20 17:31:19 | 教育論 読者の方からのQ&A
今日、親子レッスンでいらしてくださった方が、
「ひらがなを早く覚えると、絵が変わってきてうまく描けなくなるから…と幼稚園の先生が園でのひらがな教育に熱心ではありません」
とおっしゃっていました。

実はこの点、私も気にしていたことなので、
少し書かせていただきます。

確かに、絵がのびのびと描けるようになる前に、
文字の書きの練習をしていた子は、
いつまでも頭足人(頭から足や手が出る絵)から抜け出せなかったり、
絵がかけない……と白紙を見つめている子が多い気がしたのです。


虹色教室では、読みは自然とできるようにさせていますが、
字を教える前に
絵を描くこと、工作することを十分させるように
しています。
絵描き歌などはいっしょに楽しみますが…。
ただなんとなくその方が、子どもがいきいきしているから…そうしていただけですが…。
それが、こうした点から考えてみると
絵が非常にうまく、知能の伸びも大きな子は、
文字の敏感期が来るまで
字を書くことを拒絶していたとお聞きする場合がよくあるな~と思いあたることもありました。


この絵を描く力が弱いということは、
そのままイメージする力の弱さにつながりますから、
絵が下手で終わらず
算数の文章題や図形問題や、国語の読解が
伸び悩むのかも…。

幼児期のなぐりがきや自然な絵の発達を飛び越えて
先に線描きのプリントをさせたり、
文字の書きを教えるのは、
ちょっと危険なのかもしれません。
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ブロック作品が幼いです~2

2009-03-20 16:37:57 | 積み木  ピタゴラスイッチ
すると☆ちゃん、こんなドリンクバーを作りました。
☆ちゃんはそのまま、まねっこするのでなく
良いとこ取りでアイデアをもらってオリジナル作品を作っています。
やっぱり☆ちゃんは直感型の子だなぁ~と思います。

こうしたブロックの作品作りは、
左右対称、鏡に映った図など
小学校受験の問題を解く力を養います。

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ブロック作品が幼いです~1

2009-03-20 16:19:53 | 通常レッスン
IQはとても高いのに
ブロックで何か作ったり、絵を描いたりするのは苦手。
お友だちからも「~もできないの?」
とたずねられることが多いです。

という5歳0ヶ月の☆ちゃん。
積み木の階段作りのときもつまずいていたので、
空間認知力を育てる遊びをたくさん取り入れたいと感じました。


そこで、
☆ちゃんの好きなままごと遊びの中で
「ドリンクバー」を作りました。

ブロック作りの基本
底の面を作って積み上げていく方法を教えました。

コップの高さに合わせて、蛇口をつけます。

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気性の激しい子のしつけ

2009-03-19 18:37:40 | 通常レッスン
赤ちゃんの時期から気性の激しい子っていますよね。

すぐ手が出る
叱られてもわ~っと泣いたらケロッとしている
積極的でエネルギッシュで好奇心旺盛
自分の意のままに物事を押し通そうとする子

そうした子にはメリハリのある態度で
悪いことは悪い! ダメなものはダメ!
という態度で接していく必要があると思っています。

私の叱り方や接し方は、子どもの気性や性格タイプによって
ずいぶんちがいます。

一見、同じように見える
気性が激しい子も、

神経過敏で不安や完璧主義から大泣きや乱暴が多くなってしまう子



元気でエネルギッシュでとにかく何でも自分でしたくて
思い通りにいかないとかんしゃくがひどい子

では叱り方はちがってくると思うのです。

神経過敏な子には、
頭ごなしに叱らず、気持ちが落ち着くようそっとしておいてから、
後で言い聞かせたり、環境からストレスを減らす工夫がいると思っています。

けれど後者の

元気でエネルギッシュでとにかく何でも自分でしたくて
思い通りにいかないとかんしゃくがひどい子

には、その場で厳しくビシッと叱って、
泣いたら十分泣かせておき、
次に子どもが気を取り戻して、新しいことにチャレンジしようとしたら
しつこく愚痴はこぼさず、再チャレンジさせていくと良いと
思っています。

こうした元気で強く自己主張があらわれる子に良くない接し方は、
次々悪さをしても、まだ幼いからと親が我慢してしまい、
子どもがかんしゃくを起こして大きな物を投げる…
くらいまでいったところで
我慢の限界で自分に罪悪感を抱きながら叱りだし、
次には子どもとトラブルになりそうなものを隠したり避けたりすることです。
悪さやわがままに「だめよ~」と笑いながら言うのも、
このタイプの子には厳禁と感じています。

エネルギッシュな子は親がどこまでなら許してくれるのか、何度も試します。
幼いからと限度を設けないと、
自分で自分がコントロールできず
能力が高いにも関わらず、何にもできない子に育ててしまいます。

ビシッと叱ってよいかどうかは、
叱った後の子どもの様子を観察して決めると良いのではないでしょうか?

叱られた後ビクビクして
親の顔色を見ながら行動している場合、叱り方を変える必要がありますね。
また、叱られるとどんどん心が暗くなり、
遊びから遠ざかる子も、注意が必要です。

叱られても泣きもせず、無表情な子も注意がいります。

叱られると泣きわめき、少しするとケロリとして
遊びはじめる子には、
厳しいしつけも必要です。
優しく言い聞かせるよりも
身体でわからせ、
我慢や善悪をしっかり学ばせます。
優柔不断な態度は、子どもが善悪は相手次第で変わると誤解する原因を作ります。

最近、子どもに教えることよりも、
親同士の人間関係が優先されてしまって
きちんと善悪や気持ちが学べていない子が多いようです。
先日も、
2歳の子が3歳の子を叩いた場面で、3歳の子のお母さんが
とっさに「いいんですよ。この子が先に手を出したのかもしれないし…」と
おっしゃいました。
その瞬間、3歳の子は傷ついたまま呆然と突っ立っていました。
こうした場面では、
まず叩かれた子の傷ついた心を「痛かったね~」といたわって
あげることが必要だし、叩いた子には「メッ!叩いちゃダメよ」と
ビシッと叱って、泣いて立ち直るのを待っていてあげなくては
ならないと思うのです。
叩かれた親が「いいのよ~」と叩いた子に優しい声で接するのも
子どもの誤解の元になります。

親同士トラブル時の子どものしつけについて話し合っておき、
子どもが人との接し方を間違わないようにしなくてはならない…です。
そのかわり2歳なんて叩くものですから、
叩いたからと過度に罰したり、「悪い子だから~したらだめ」といった意地悪は
厳禁です。

とにかく幼児期は学習の時期ですから
悪いことしたらはっきり叱る泣く抱っこしてもらう立ち直るを何百回も経験させて、
自分の中の道徳の核となるものを
しっかり作ってあげることが大事ですね
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道で…(5歳の3トリオのレッスン一通り♪ 6)

2009-03-19 14:32:10 | 通常レッスン
今回のレッスンでは、
算数の文章題や小学校入試の問題を身体を使いながら
いろいろ解いてもらいました。
子どもの気持ちや意欲には
さまざまな山があって、ブロック遊びや積み木遊びのブームが
下火になると、こうした頭で考えて答えを出すものを喜んだりします。

遊びで脳の働きが良くなってくると、
それを使ってみたくなるのでは…?
と考えています。

写真では
Tくんがまっすぐ歩いていって突きあたりで左に曲がったとき、
左にあるラーメン屋さんは、
曲がった先からTくんに向かって歩いてくるSくんにとって
右か左か?
という問題を道を作って考えています。

右左が怪しい子には、
右手に何か持たせて移動させると
理解が進みます。

こうして身体を使って学ぶのは
とても楽しいです。

これで今回のレッスンはおしまいです。
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小学校受験問題から(5歳の3トリオのレッスン一通り♪ 5)

2009-03-19 13:25:16 | 通常レッスン
前回の3人レッスンの写真で悪いですが…今回もこれをしました。
小学校受験問題を
絵カードで再現して考えています。

プルーンはオレンジ二個分
鐘はプルーン2個分

では鐘はオレンジいくつ分でしょう?

といった問題です。

こうした問題はそのまま中学入試問題を解く際に
役立っていくと思います。

タイトルは3人さんのレッスン一通り~としながら、実際のレッスンでは、さまざまなことをするので、
書いているときりがないところもあって、
心に残ったシーン…
といったまとめ方になっています。
残りのレッスンは、別の記事のなかで、紹介しますね。

虹色教室のファミリーサークルの募集後、
多くの方に「やってみたい!」というお声をいただいています。
とてもうれしいです。

抹茶母さんも☆ 虹色教室のファミリーサークルをする予定をたててくださっているそうで、サークルの様子を記事にしてくださるそうなので、とても楽しみです。

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番外 どこまでもマイペース♪

2009-03-19 09:02:37 | 番外(自分 家族 幼少期のことなど)
3人さんのレッスン記事の途中ですが、
ちょっと息抜きに我が家の出来事も書かせていただこうと思います。

高校生になってから、遠距離通学、7時間授業、放課後の自学の時間、宿題、クラブ、予習復習、定期試験や模試の準備、文化祭等の提出物…
と時間に追われて体調を崩しそうになっていた息子。
インフルエンザとまではいかないのだけど、
インフルエンザ流行のさなか電車通学していると、
風邪もどきにかかってしまうのはしょうがないようで、
熱が出たり、咳がとまらなかったりしつつも、ふんばって学校へ行ってました。

一教科でも成績が悪かったら、留年!!(高校生は厳しいですね)
と釘を刺されていたので、
日本史がダメダメな息子は無事進級できるのか…やきもきしていたのですが、なんとか進級のお知らせをもらってきて、
ほっと一息……つけました。

そんな息子が、夕食時に愉快そうにこんな話をしていました。

友だちとふたりで美術部の部室に向かったら、
だれかだかわからない人が部室に入ろうとしていて、
「ちょっとちょっと絵を見せてよ。」繰り返し言ったそうなのです。
用務員さんかなぁ…と思いながら
部屋に通して、自分たちの作品を見てもらったところ、
とにかく「すごい!すばらしい!」とべた褒めで、
隣のモナリザの絵を指して「これよりずっと良い!」と言う始末。
???のまま苦笑いをしていると、
美術部の顧問の先生が帰ってきたそうです。

するとその用務員のおじさん風の方は…
美術の世界でとても位が高い方だったそうで…(?)

息子と友だちをつかまえて、
「君たち、将来大物になれる、政治家になれ」といったことをおっしゃったそうで…すかさず美術部の顧問が「この子たちは良い子たちですから、政治家なんかになりませんよ」と言い返したそうです。

その数日後、息子はどでかい楽器ケースを買ってきて、
学校でいるからとシンセサイザーを背負って
出かけようとしました。
それを見つけた娘がみっともないからやめるように注意しても聞かず、
教室の扉をたて半分に切ったくらいのサイズの
シンセサイザー抱えて学校に行きました。

娘がきちんと止めなかった父(ダンナさん)に、
「あんなの許してる家族も悪いわ~みっともない。あれで電車に乗るのよ。」
とこぼすと、
父の返事は、
「あのな~世の中には、あんなやつこんなやつ…といろいろ変なのがいるんや…仕方がないやないか…」
とすっかり変人扱いです…。

シンセサイザーはクラブのお別れ会?のイントロクイズに使ったそうです。

そして、昨日、
風邪をこじらして熱があがりかけの息子が
うれしそうに
「絵と音楽と勉強と…ぼくにはこんなに楽しめるものがあってうれしいよ」
といったことを満面の笑みで言ってました。
私もとってもうれしかったですよ~高校の勉強は厳しくて…でもその厳しさの中で学ぶ面白さに気づいたようでもあるからです。絵と音楽がもたらしてくれる充実感にも感謝です♪

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図鑑との関わり方 (5歳の3トリオのレッスン一通り♪ 3)

2009-03-18 20:38:54 | 通常レッスン
●くんと○ちゃんが、
反対方向に歩いていって、月がどっちについてくるのか
試すと、月は●くんにも○ちゃんにもついていきました。

「月は2つあるの?」とたずねると、

「それはちがうよ~」
「ちがうちがう1つだよ」
とSくんTくん。

「1つならどうして●くんのあとも、○ちゃんのあとも
月がついていったのかな?」


するとSくんが、写真のような身振りで、「それはさ、こう…月が高いところにあるとするでしょ。それで、下に●くんと○ちゃんが歩いてるとして…。どっちから見ても同じに見えるんだよ」とていねいに説明してくれました。

その後、SくんTくんと
月がどうしてついてくるのか?という
なぞについて、別の視点から書かれた話を読みました。

電車の窓から見た風景は近くだと飛ぶようにうしろに進むのに、
と遠くの山はゆっくりしかうしろに進まないのは
なぜだろう?
という疑問を考えました。

こちらでは、
本で得た知識を覚えるよりも、
自分の目で見たことをしっかり考えるタイプのTくんが、
懸命に考えていろんな推測をしていました。

知識欲が旺盛でたくさん本を読み
それを上手に表現できるSくん。(目が悪くなってはいけないので、注意されても本を読みまくります)
自分の身近な現象をしっかり観察して
推理し熟考できるTくん。
どちらもとてもいいですね。

ただSくんのお母さんには、
Sくんの能力をさらに高めるには、
「図鑑だけでなく、答えが最初から載っていない科学絵本も
見せてあげることが大切ではないでしょうか」
とお伝えしました。
Tくんのお母さんには「実際体験したものについて考えることが好きな
Tくんには、図鑑などを用意するだけでなく、Tくんの旬の興味や疑問を
刺激してくれる本を、その都度図書館等で借りてきてあげてはいかがでしょう」
とお伝えしました。



しつけとおおらかに育てることの兼ね合い…難しいですね。
ただおおらかに育てるということは、
叱らないということではありません。
悪いことは悪い、ダメなことはダメ!と叱るのは当たり前のことですね。
ただ、そうしたしつけとは別の面で
その子のあるがままの姿を信じ、
親の期待を押しつけない子育ては、とても大切だと思います。






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