過去記事です。
コメント欄で次のような質問をいただきました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんにちは。子供について心配なことがあります。
それはあまり「何故?」「どうして?」と小さい頃から問わないことです。
私もそうだった気がします。そういうものだと受け入れてしまうのです。
これでは思考することが苦手になるように思います。
親がどのように導けばよいでしょうか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「びっくりした」「ふしぎだな」「面白いな」 と感動する体験がたくさんあるほど、
子どもは、「どうして?」「なぜ?」と問うようになるように思います。
また、親子で「どうなるかな?」「こうなるんじゃない」「次は?」と予測したり
推測したりするおしゃべりが多いと、
「えっ?どうして?」という気持ちが生じやすいです。
たとえば、「今日、○ちゃんと夜ごはん食べてる時、お空にお月様来てるかな?
あそこらへんかな?」など話していたとすると、子どもは「お月様、空にいるよ。
夜だからいるよ、きっと」と答えるかもしれませんよね。
でも、実際、夜になって空を見上げると、月が見えなかった時には、
「どうしてお月様いないの?」
「今日は、曇ってて雲がたくさんあるから隠れているのかな?」
「どうして隠れているの?かくれんぼしているの?}
「どうしてかな?」といったおしゃべりにつながるかもしれませんし、
しょっちゅう夜空を気にかけるようになると、
「どうしてお月様の形はいろいろなの?」「だれか食べたの?」
「ごっつんってして、へっこんだの?どうして?」といった質問が
出てくるかもしれませんよね。
下の写真のような電車や駅を作って遊んでいる場合にも、
子どもが電車の上に人形を乗せた時には、トンネルにぶつかるかな?
ゴツンってするかな?」などと言うと、ヒヤヒヤしながらそれを見守ったあとで、
「あれ、ぶつからなかった~どうして?どうして?」と
親御さんが不思議そうにしていると、
子どもが「きっと、(トンネルが)高いから」などと答えることでしょう。
そんなふうに「どうして?」を口にして遊ぶことが多いと、
子どもから「どうして?」という疑問もよく出てくるようになると思います。
↑ ひもをひっぱると、あんぱんまんがぴょこんと飛び出す仕掛け。
こうした動きのあるブロック作品や工作作品は、
子どもの「どうして?なぜ?」という気持ちを育みます。