
思考は、感情や感覚や直感よりゆっくりと後から
成長していく部分です。
『子ども時代の内的世界』によると、
小学校低学年くらいでは、思考タイプの子は他のタイプの子
たちに遅れを取っていることも多く、
本領を発揮するのは高学年以降のようです。
思考の働きは2~3歳では見えにくいのですが、
私はこれまで会った子どもの育ちから推測して、
1歳、2歳でも「この子はおそらく思考タイプの子だろう」と感じる
ときがあります。
4~5歳になると、思考タイプの子と、直感タイプで思考寄りの子、
感覚タイプで思考寄りの子は、
思考の働きに基づく独特の考え方と言動が多くなるので
割合はっきりと見分けることができます。
思考の働きは、
判断力
推理力
熟考力
の3つです。
1~2歳児ですと、物の動きをじっと見入る姿や、
そこから法則や仕組みを見破って
親を困らせるいたずらに発展しがちなことから、
思考力の高さがうかがえるときがあります。
また思考型の子は感情が劣等機能なので、
赤ちゃんぽさと冷淡さをあわせもっていたり、
気難しくて幼児教室などでは問題児となっているケースも多い気がします。
幼児期、子どもは吸い取り紙みたいに何でも覚えていきますから、
親はあれもこれも
パッと教えて頭をよくしていこうと考えがちですが、
思考の働きとは、
「熟考力」の部分が大きいので
ある「物わかりの悪さ」というか、
素直に親が言うからそうか~と丸暗記しない、
疑り深くしつこく自分の頭で長い間保って考える…という姿勢が
必要です。
(英語育児の仕方を間違えると、子どもからこの熟考力をうばって
しまうことがよくあります)
思考型の幼児は、幼いうちから、
この熟考の結果あみだした面白い考えを口にすることが
よくあります。
最近では、思考型の感覚寄りの男の子と直感型の思考寄りの女の子の
朝おむつにおしっこがぼとぼとに溜まっているのに
気づき「お昼、あんなに何回もおしっこに行くんだもの。
そりゃ、夜にいっぱいになるよ(夜も数回おしっこをしているにちがいないと比較しています)」
と言うのと、
「どうして、大人が子どもに~しなさい、と言うの?☆ちゃんがお母さんに~しなさいって、言いたいのに…」と
いう面白発言がありました。
最初にも書いたのですが、
思考はゆっくり成長していく部分なので、
小学校受験の時期くらいだと
思考型の子の能力はまだ眠っているかもしれません。
本来、思考型の子は放っておいても
考えるのが大好きなので、将来とても賢い子になるのでしょうが、
幼児期に何かさせて思考型の子の心を傷つけてしまうと、
その能力をつぶしてしまうことも
よく起こっているように思います。
小学校受験の挫折が、このタイプの子の意欲を
早い時期にくじいてしまうかもしれません。
子どもはその子の能力と資質をよく見極めて、
大切に育てていかなければならないと感じています。
補足ですが、どんぐり倶楽部の教材は、この思考の部分に訴えていくことを
中心に作られたものだと思います。
思考型の直感寄り子や直感型思考寄りの子なら、
どんぐりクラブの方法をそのまんま採用すると
とても効果があるのだと思います。
思考型の感覚寄りの子、感覚型の思考寄りの子は、計算練習によって
思考が強化されるので、
少し工夫して与えた方がいいと思います。
けれども他のタイプの子には、いきなりどんぐり倶楽部の教材を与えず、
ワンステップ、
他の働きかけが必要だったり、
繰り返しの学習も大切だったりするように思います。

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成長していく部分です。
『子ども時代の内的世界』によると、
小学校低学年くらいでは、思考タイプの子は他のタイプの子
たちに遅れを取っていることも多く、
本領を発揮するのは高学年以降のようです。
思考の働きは2~3歳では見えにくいのですが、
私はこれまで会った子どもの育ちから推測して、
1歳、2歳でも「この子はおそらく思考タイプの子だろう」と感じる
ときがあります。
4~5歳になると、思考タイプの子と、直感タイプで思考寄りの子、
感覚タイプで思考寄りの子は、
思考の働きに基づく独特の考え方と言動が多くなるので
割合はっきりと見分けることができます。
思考の働きは、
判断力
推理力
熟考力
の3つです。
1~2歳児ですと、物の動きをじっと見入る姿や、
そこから法則や仕組みを見破って
親を困らせるいたずらに発展しがちなことから、
思考力の高さがうかがえるときがあります。
また思考型の子は感情が劣等機能なので、
赤ちゃんぽさと冷淡さをあわせもっていたり、
気難しくて幼児教室などでは問題児となっているケースも多い気がします。
幼児期、子どもは吸い取り紙みたいに何でも覚えていきますから、
親はあれもこれも
パッと教えて頭をよくしていこうと考えがちですが、
思考の働きとは、
「熟考力」の部分が大きいので
ある「物わかりの悪さ」というか、
素直に親が言うからそうか~と丸暗記しない、
疑り深くしつこく自分の頭で長い間保って考える…という姿勢が
必要です。
(英語育児の仕方を間違えると、子どもからこの熟考力をうばって
しまうことがよくあります)
思考型の幼児は、幼いうちから、
この熟考の結果あみだした面白い考えを口にすることが
よくあります。
最近では、思考型の感覚寄りの男の子と直感型の思考寄りの女の子の
朝おむつにおしっこがぼとぼとに溜まっているのに
気づき「お昼、あんなに何回もおしっこに行くんだもの。
そりゃ、夜にいっぱいになるよ(夜も数回おしっこをしているにちがいないと比較しています)」
と言うのと、
「どうして、大人が子どもに~しなさい、と言うの?☆ちゃんがお母さんに~しなさいって、言いたいのに…」と
いう面白発言がありました。
最初にも書いたのですが、
思考はゆっくり成長していく部分なので、
小学校受験の時期くらいだと
思考型の子の能力はまだ眠っているかもしれません。
本来、思考型の子は放っておいても
考えるのが大好きなので、将来とても賢い子になるのでしょうが、
幼児期に何かさせて思考型の子の心を傷つけてしまうと、
その能力をつぶしてしまうことも
よく起こっているように思います。
小学校受験の挫折が、このタイプの子の意欲を
早い時期にくじいてしまうかもしれません。
子どもはその子の能力と資質をよく見極めて、
大切に育てていかなければならないと感じています。
補足ですが、どんぐり倶楽部の教材は、この思考の部分に訴えていくことを
中心に作られたものだと思います。
思考型の直感寄り子や直感型思考寄りの子なら、
どんぐりクラブの方法をそのまんま採用すると
とても効果があるのだと思います。
思考型の感覚寄りの子、感覚型の思考寄りの子は、計算練習によって
思考が強化されるので、
少し工夫して与えた方がいいと思います。
けれども他のタイプの子には、いきなりどんぐり倶楽部の教材を与えず、
ワンステップ、
他の働きかけが必要だったり、
繰り返しの学習も大切だったりするように思います。

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ただ、自分の娘が何型??なのか??ちっともわかりません。小学一年生でとにかく外遊びが大好きです。先生の記事でどんぐり倶楽部を知り、春から自宅でやってみようか?ちょうど考え、悩んでいたときだったのです。何もわからない親がどんぐりを子供に与えるのは難しいでしょうか??無理があるのでしょうか??
お手すきのときに、何かアドバイスをいただけるとうれしいです。よろしくお願いします。
ちなみに、クリスマスに、3歳の娘にレゴをプレゼントしたら大喜びで遊んでいます。ありがとうございました。
外国の昔の子供と日本の今の子供では子供の成長過程、親の接し方等様々な違いがありますから、その辺がタイプの現れ方にも関係してるのかなぁと思っていましたが、知識の中から総合的に子供のタイプを推測し、その子に必要なものを与えれる先生はすごいと思います。
思考型の子の心を傷つける・・・
本当に心していかないと!と思います
小学校受験は慎重に進めないといけないですね!
それにしても勉強になります。先生のアドバイスがなければ、きっと他の子どもとついつい比べてしまい勝手に落ち込むということになっていたと思います。
本当にありがとうございます!