虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

2回折ってセロテープを貼るだけで、いろいろなものが作れます♪

2016-01-10 20:34:28 | 工作 ワークショップ

毎年、正月明けに京都の生協主催の工作会に講師として招いてもらっています。

これまでは空き箱類を利用して作っていたのですが、

今年はシンプルに画用紙を主にした作品作りで遊んでみようと思っています。

材料がシンプルになるほど、想像力を働かせたり、工夫を凝らしたりする場面が

増えるので、作る過程の楽しさや完成した時の満足感が違うのです。

何の変哲もない一枚の紙から、折るだけ、切るだけといった操作で、

さまざまな形が現れて、動き出す面白さを味わっていただきたいと感じています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

それでは今日のレッスンの様子を。

写真は、年中のAちゃんの作った遊園地です。

 

Aちゃんの今のブームは、紙に絵を描いたり、文字を書き込んだりして

ごっこ遊び用の切符や手紙やチケットなどを作ることです。

 

↑ こんなすてきな年賀状も作っていました。

昨年まで、Aちゃんは発達にゆっくりした面がある緊張の強い子でした。

検診等でそうした指摘を受けるたび、Aちゃんのお母さんは

悩みながらAちゃんとていねいに関わってきました。

外へのアウトプットが少なかった時期も、わたしは「この子は大丈夫。

もう少しするとしっかり成長していくはず」と確信していたのですが……。

年中になったAちゃんは、昨年までの心配はどこへやら、

創造的で利発で気持ちの優しい子に成長しています。

物作りが大好きなAちゃん。園にお迎えに行くと、毎回、Aちゃんの工作棚から、

作品が溢れ出しているのだとか。

 

紙を二回折って貼り合わせて側面だけの立方体を作る方法をマスターすると、

紙工作の世界が大きく広がります。

 

↑の写真は、そうして作った形で切符が出てくる機械を作っているところです。

切り込みを入れて、切符の出口を作ります。

背面を半分に折って切り込みを入れて、切符の投入口を作ります。

 

中に滑り台用の紙を取りつけるとできあがり。

 

開店するコーヒーカップ、砂場、伸びるエレベーター、滑り台、

落とし穴、宝の隠し場所、飛ばし道具、線路の切り替え、遠路などを

作りました。

 

算数タイムには『トパーズ』というゲームでくりあがりのある足し算を学びました。

合計計算の際は、10ずつのまとまりと個々の数を分けて

足し合わせることができていました。

-----------------------------------------------------------

<おまけ>

連休前の金曜日、

セキセイインコのピーポちゃんのくちばしが傷ついて血が出ていました。

その日、たまたまわたしの仕事が詰まっていたので、ダンナに頼み込んで、

動物病院に連れて行ってもらうことになりました。診察結果は、ペアの鳥につつかれた

傷だろうから、化膿どめのお薬を飲ませれば大丈夫とのこと。

 

ピーポちゃんに薬を飲ませようと薬袋を見ると……「ミーちゃんのおくすり」という

文字が目に飛び込んできました。

娘に見せると「いくらド忘れしたって、ピーちゃんとか、チーちゃんとか

はずれてもそれらしいのがあるのに、ミーちゃんっていったい……!」と

絶句していました。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。