虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

年少さんのレッスンから

2021-11-26 08:10:51 | 3、4歳児

年少のAちゃんのレッスンの様子です。

この頃、Aちゃんは工作が楽しくてたまらないらしく、お家でもしょっちゅう紙を細かく切り刻んでは貼り付けて何か作っているそうです。

この日、教室では食器類などを梱包するクッションシートを丸めてイカを作っていました。

足の切り込みを入れ、顔を描いてできあがり。

できあがったイカで簡単な操り人形を作る方法を教えてあげると、とても喜んでいました。

<子供の作品を操り人形にする方法>

写真を撮りそびれたので、後からAちゃんの作っていたイカと同じ作り方の人形を再現して作ってみました。

①コピー用紙(新聞紙や画用紙でも0K)を巻いて棒を作ります。

縦、横どちらの巻き方でも作って、長い棒と短い棒を作ります。

紙を巻いて棒を作ると、転んでも危なくない棒ができるので安心です。

②長さの違う棒を十字にしてセロテープでとめます。

十字の中央にひもをテープでつけて、ひものもう一方を人形の頭の上にテープでつけます。

③動かしたい手の先にひもをつけます。

ひもは初め、長めに切っておいて、十字の棒を傾けると手が上がったり下がったりする長さに調整して、長い横棒の端につけます。

トコトコ歩いたり、手を振ったり、あいさつしたりします。

紙箱で作った動物なども、同じ作り方で簡単に操り人形にできます。

 

下の写真はAちゃんのブロック作品です。

ゴミ収集車に輪ゴムで動物や車を乗せて縛るのはAちゃんのアイデア。となりのトトロの映画に出てくるお引越しのシーンをまねたそうです。

入口のそばのブロックを指差して、「ここに動物園って書いてあるのよ」と教えてくれました。

 

Aちゃんと『レシピ』 というカードゲームで遊びました。足りない食材を正確に把握して、一つもミスなく集めることができていました。

 

 

ハンバーガーを作るゲームもしました。

このゲームは100円ショップ(ダイソー)で売られているものなのですが、本来のルールが幼い子に遊びにくい部分があったので、簡単なルールに変えて遊びました。

<変更したルール>

自分の番にハンバーガーを2枚づつめくり、自分が持っていない具材なら加える。持っている具材でも2枚までは、ハンバーガーのパンとして使用できる。

加えることができない具材をめくった場合、元のように伏せて次の人と順番を変わる。

ハンバーガーを完成した人が勝ち。

 

Aちゃんは同じ具材の絵をめくると、パンの数を確認して、「これはパンのところにするから大丈夫」と言っていました。複雑なルールをよく理解しています。

 

Aちゃんのお姉ちゃん達が遊んでいる『アルゴ』で遊びたいというAちゃん。

まだ『アルゴ』の本来のルールで遊ぶのは難しいので、カードの数を減らして、ルールを易しくし、目で見える形にして遊ぶことにしました。

 

<変更したルール>

「同じ数同士しなら白いカードの数の方を数が大きい側に置く。」というルールを目で見てわかるように絵にしています。

本来のカードは白も黒も0〜11までありますが、

1〜4だけを使っています。

最初から全て配って相手のカードを当てるルールにしています。

小さい丸の側がより小さい数。大きい丸の側がより大きい数です。

 

↑の遊び方はAちゃんにはまだ少しだけ難しかったので、さらに簡単なルールで遊びました。

 

⭐️Aちゃんが楽しんで遊べた簡単なアルゴのルール

大人と二人で、遊びます。

1〜6までの黒いカードを使います。

3枚ずつ全て配ります。

子供のカードは表を向けておきます。

下の写真では、Aちゃんが、「お母さん、絶対、私のカードを見ないでね」と言ってブロックで囲いを作っています。

Aちゃんは、自分の手持ちのカード(表向き)を見ながら、お母さんの裏向きのカードを当てていきます。

「自分のカードにない数字がお母さんのところにあって、小さい順に並んでいる」ということは、Aちゃんにとって難しい課題です。でも、手助けしてもらいながら遊ぶと十分わかるし、楽しめるレベルでした。

 

50のチップ1枚と10のチップ5枚を交換する遊びをしています。

 100より大きな数を目で確認しています。算数の学習も楽しめました。

 



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