虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

大型フェリーで佐賀から神戸港へ  と 両替ゲーム

2018-09-02 09:25:36 | 通常レッスン

年中の★くんと☆くんのレッスンの様子です。

最近、「船にはまっている」という★くんと

大型フェリーを作って遊びました。

 

☆くんは宇宙と学校の怪談ブーム。

37歳になったら、宇宙まで続くエスカレーターを作るそうです。

今はペットボトルと紙コップで

宇宙衛星作り。

 

 

ブロックの扱いに慣れている★くんは、少しだけ作り方のコツを教えると

自分のアイデアも混ぜながらどんどん作っていました。

 

↑の写真は、「ひもを引っ張ると車を乗り込ませるための扉が上がる仕組み

です。

作り方は、簡単です。

写真のようにひもを下の部分にはさんだブロックの扉を

ブロックで作った枠に取り付け、ひもを上部に引っかけてから

ブロックでとめるのです。

子どもがとても喜ぶ仕掛けです。

★くんはできあがった船に大満足、「佐賀港を出発して大分経由で神戸港に着く」

というストーリーで、

船の検査をしたり、車や乗客を乗り降りさせたりして遊んでいました。

遊ぶうちに、半分泣きそうになって、

「家でもこんな船が作りたい!おんなじのが作りたい!

家でもこれで遊びたい!」と言いました。

 

★くんの話では、デュプロは家にもたっぷりあるけれど、

お家にはブロックの基礎板があまりないということでした。

 

そこで、家でも大型フェリーが作れるように

色画用紙を船の床部分のサイズに切ってあげました。

画用紙を床にした船作りは☆くんが手伝ってくれました。

でも★くんは船を作るだけでなく

動かして遊びたかったようなのです。

そこで、画用紙に輪ゴムを貼って、船の形の枠に装着できるようにしました。

これなら、自由に動かして遊べます。

 

とはいえ、基礎板で作るより難しい上、作る時も遊ぶ時も心地よさが

少し劣りはします。

★くんは少し不服そうにしていましたが、

何とか納得して色画用紙の船の床を持って帰りました。

算数タイムの両替遊びの様子です。

黄色1枚と赤2枚が交換できます。

赤1枚と青2枚が交換できます。

 

黄色を3枚ずつもらって、よりたくさんの青を手に入れる遊びです。

 

この遊びに初めてチャレンジする★くん、☆くん。

 

最初はルールがよく飲みこめない様子で、

黄色いコインを差し出して、「赤いコインを3枚ください」

などと、自分の好きな要求を出していました。

が、失敗を重ねるうちに、両替の意味がきちんとわかってきました。

だんだん面白くてたまらない気持ちになってきたようです。

溜めこんだ青を数えるふたり。

 

全て青に交換できてうれしくてたまらない様子の★くんと☆くんは、

「次は緑や白のコインも入れて遊びたい」と言いました。

そこで、少しややこしいルール。

 

赤1枚と黄色3枚を交換。

黄色1枚と白2枚を交換。

白1枚と緑3枚を交換。

 

交換してもらうには、交換したいコインを差し出して、

必ず欲しいコインの色と枚数を言わなくてはなりません。

 

赤いコインを3枚ずつもって、できるだけ多くの緑のコインを手に入れます。

せっせと溜めた大量の緑のコイン。

 

ふたりともがんばって数を数えていましたが、途中で疲れてしまった★くんが、

あー疲れちゃったというリアクションをしてから、

「ぼくは数えるのはやめるよ。数えないよ」と☆くんとわたしに宣言しました。

 

「じゃあ、★くんはゼロ枚ね。

数えないと数がわからないから、ゼロ枚取ったことにするね」

と言うと、

すると★くんは大慌てで、「1,2,3,4……と数え始めました。」

がんばって最後まで数えて、大満足。

もう帰る時間が来たというのに、★くんも☆くんも満面の笑みを浮かべて、

「もう1回やりたい」と言っていました。


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