虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

性格タイプについて~ぐだぐだした話♪ 

2009-12-27 16:24:53 | 番外(自分 家族 幼少期のことなど)
前回までの記事で勘違いが発覚
いっしょにレッスンしていた子の組み合わせを記憶違いしていました。
そそっかしいので、すいません~一部、間違った記事となってしまいました。(書きなおしておきました)


血のつながった親子や兄弟より、
性格タイプが同じもの同士の方が行動の仕方から、価値観から、
好みまで、そっくりで、うりふたつ~というケースはよくあります。
ですから、このブログでも、
他の子の話を書いていても、
その子と同じ性格タイプの子をお持ちの親御さんから
「うちの子のことですね?」とたずねられて、「ちがいます、ちがいます」と
慌ててしまうことがあります。

私が性格タイプに興味を抱いたのは
幼児期、小学校時代、中高~と感じ続けていた「孤独」と
関係があります。
私の育った地域は子どもが多く、いったん外に出れば、
どこにでも遊び友だちがいましたし、幼なじみや、近所の子は
いつでも優しく遊びに誘ってくれました。
母は母で、ひたすら子どもに甘い人ですし、家には、けんかしつつもいつでも
遊べる妹がいますから、本当のところ、「孤独」とはほど遠い暮らしをしていた
はずなのに、心の中には深い孤独感が居座っていました。

私は遊ぶことや食べることよりも本が好きで、
友だちといっしょにうろうろしていない時間は、たいてい本にかじりついていました。周囲から勧められる本はほとんど読まず、
自分好みの何だかわからないけれど心が惹きつけられるという
本ばかり濫読していました。
本を読んでいるとき、私は普段、常に感じ続けている孤独感から解放されて、
自分はひとりぼっちじゃなくて、
誰かとどこかでつながっているという安堵感に満たされました。

今になって振り返ると、どうしてそんなにも孤独を感じていたのかというと、
自分が面白いと思うものも、好きなものも、感動することも、
考えることも、感じることも、母ともちがう、友だちの誰ともちがう、妹ともちがう……
私はいつも周りの人が「面白い」と言うのに合わせて
自分もそれが好きなんだと思おうとしているけれど、
本当のところはよくわからない。
いろんなものが流行するところを見ると、他の人々は同じような感じ方の人が多いんだな。
みんな、私が興味を持っていることを言葉にしようとすると、
聞いてくれないし、わかってくれないな……

という気持ちを、抱いていたからです。

ですから、楽しそうに遊んでいるように見えても、
自分はひとりぼっちという感覚はぬぐえませんでした。
ただ、本を読むとき、私は、世界中に、それこそイスラムの国なんかにも、
自分と同じようなものの見方をし、価値観を持ち、
同じようなものに感動し、同じような出来事に惹きつけられ、
同じような道筋で思いをめぐらしている人がいることを
感じることができたのです。
アイザックシンガーやウィリアム・ブレイクやヘッセや
ファージョンやマリア・グリーぺの書く物語や詩、
大人になってからはサリー・ニコルズの文章などを
何度も何度も周囲が呆れるほど繰り返し図書館から借りてきて
読んでいました。

私が読書の中に求め続けて
孤独を癒そうとしていたもののどれもが、
「内向直感」というちょっと変わり者な性格タイプの人の
物の捉え方、興味の持ち方だったんだな~
と気づいたのは20代のときですが……。
それで、まぁ、一般的ではないにしろ、(子ども時代は自分の周囲には全然見かけなかったけれど)
世の中には、そのタイプの人がいっぱい存在するわけですから……
それまで持っていた妙なひとりぼっち感はなくなりました。
そして、子ども時代を通して夢見てきた、内向直感というものの見方で
文章を書いて自己表現がしたい~という思いを今も抱き続けています。

こうして長々と書いていますが、
何が書きたかったのかというと、

外から見て、どんなに優しく愛情深く接してもらっても、
自分の本質的なものを無視されたままだと、

寒々とした荒涼とした気持ちから逃れられない~ということなのです。

前回まで書いていた内向感情型の子の話で言うと、

このタイプの子が親子関係で持っている構え方って、

恋人と結婚しようかな~と考えている女性が、
恋人から愛情より先に、料理や家事の腕なんかで自分が採点されていることに
感ずいちゃったら、(まぁ、どんなタイプよりすぐ感ずくのですが)そこのところで心がくじけて、
家事も何も手につかない~
そこにあるのは家事ができるできないの能力の問題じゃない……

といった話なのです。

知力があるかないかより、知的なもので、自分が測られている事実に
愛情深い繊細な心は深く傷ついてしまうのですよね。


高2の息子の冬休み……とにかく朝から晩まで勉強しています~冬休み前の懇談会で「最低1日12時間~14時間勉強しなさい!!」と注意されてましたからね~
高校生をめぐるの現実がちょっと理解を超えているこのごろです……
友だちとの電話では、「死ぬ気でやるぞ~!」とふざけてましたがね……。

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お人柄表れていますね! (ユニコ)
2009-12-28 18:52:34
すみません!
訂正までして頂き、先生のご配慮に大変感激しています。

けれど、うちの娘も内向感情型ですから
これまでの記事のおかげで私の中で色々変われる事は確かです。
このタイプを取り上げて下さりありがとうございました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。