こんな物語やったんやー!めちゃ精神世界やん!?映画版からじゃあまり伝わってこなかった!
それにしても、めっちゃ泣ける〜!
城田君、藤田さん、そして梅芸さん、ワタクシの大好きな、ずっと念願だったミュージカル作品を上演して下さり、
ありがとうございます!!!( ≧Д≦)
プロローグのイントロからもうウルウル状態でした!
ニコールの映画版とサントラは、何度も観てるし聴いてるし、
ブロードウェイ版のCDも、オリジナル版とアントニオ・バンデラス版を何度も聴いていたので、
サントラでは、聴けなかった曲を生で聴けて幸せでした!
オリジナルCDを聴いた時から♪サン・セバスチャンの鐘♪が大好きだったのでめちゃ嬉しかった!
もちろん、映画版オリジナル曲は使われずですが…。
それでも、舞台装置が豪華!キャストも豪華!言語も豪華!
日本人キャストなのに、まるでオリジナルCDを聴いているような、英語ありーの、イタリア語ありーの、ドイツ語もありーので、
もう最高!!!
ただ、舞台装置は充実してるけど、舞台空間が広い分、間延びしているのが気になって仕方ないですが…。う〜ん、せめてサラギーナのシーンはタンバリンを使ってほしかった…。
ってなんてどうでもいいくらい、
キャスト陣の表現力、歌、メロディー、台詞、演出が良かった!
映画では、NINE=9歳、がよく伝わってきませんでしたが、
こちら舞台版は、9歳の意味深さがめちゃくちゃ伝わってきました。
まさに、グイドが学びを得て一人の大人として成長する様が見事に描かれていて、ラストの城田君の曲は泣かされました!
もうね、グイド役は城田君が演じなくてはならなかった役と言っても過言出ないくらい必然性を感じました。本人も、素の自分とリンクして演じていて辛いと思っているのではないかと勝手に推測してしまうくらいのリアリティーがありました。
本当に本当に、城田君、ありがとう!と言いたい。
グイドの妻のルイザ役のゆうみちゃん。いやー、低音が素晴らしい!高音で歌うゆうみちゃんしか知らなかったから、めちゃ惹きつけられるものがありました!
映画版のルイザ役と微妙に脚本が異なっていて、ルイザがグイドに別れを告げるきっかけのシーンが、
映画版では新人女優のオーディション、舞台版では私生活を脚本にしたオペラにブチ切れるわけですが、
ぶっちゃけ、ここはアンソニー・ミンゲラの脚本の方がまだ説得力があったかな。っていうか、脚本に関しては、いかにミンゲラがリアリティーを出そうと四苦八苦していたのがこの舞台版を観て分かりました。正直、舞台版ではルイザに同情できなかった。
が、ゆうみちゃんのルイザは、ゆうみちゃん自身がルイザに共感しようと懸命にアプローチしているその情熱が伝わってきたので、文句はありません。舞台版は、こういう設定なんだと納得しました。
もうね、美波里さんが最高に素晴らしかった!脚線美が美しい!煙を吹きかけるシーンが最高!美波里さんの存在自体がこの作品の目玉だと言っても過言でないくらい素晴らしかった!
サラギーナ役の屋比久知奈ちゃんも、まだまだ若いのになかなかの貫禄があって素晴らしかった!
そしてそして、ニコールが演じたクラウディア役のすみれさんの歌が、めちゃくちゃ良かった!英語だったから尚更素晴らしかった!台詞があまりにもアンニュイ過ぎて広い梅芸の空間だと、台詞が空間に食われてしまってましたが、歌はそのギャップでめちゃ力強くて逆に良かったです!
カルラ役の土井ケイトさんの色気も英語も良かった!
ママ役のオサさんの歌にも泣かされました。ママにしては若いと思ってしまいましたが、歌が本当に素晴らしかった!
あと、リトル・グイド役の子役君、今日は、熊谷俊輝君でした。子役君たち、ごめんなさいm(__)mめちゃ歌に感情を乗せるのが非常に上手かった!ガブローシュ、子ルドルフ、アマデ、引っ張りだこ間違いなし!将来が非常に楽しみです!声変わりしても、その純粋な気持ちをそのまま大人になっても持ち続けて欲しい!と思わすくらい良かった!違う子役君だったらごめんなさい…。
ということで、大阪では非常事態宣言宣言が出され、正直、タイムリーに感想をアップするのはどうかとは思いましたが、コロナ対策はしてます!濃厚接触者にならないように、させないように注意を払ってます!と自負しているので、タイムリーに上げさてもらいました。
梅芸の客席は、星組の時と違って、1席ずつ間隔を開けていたことに驚きました。宝塚のように全席販売しているものと思ってました。非常事態宣言が発令されたばかりだったので丁度良かったと思います。
観客はマスク厳守ですが、役者さんはそうはいかないので神経をより使われていることと思います。
どうかどうか、無事大千秋楽をむかえられることを祈ってます!