「ザ・プロム」2回目

2020-12-10 23:55:11 | ニコール・キッドマン
劇場上映が終了する前にもう一度観たかったので、少し遠出して大きなスクリーンで観てきました!

ストーリーわかってるのに、やはり泣かされる!ボロ泣き!

めっちゃ感動する!

ニコール、ホンマにおおきに!!

若者系のミュージカルは、基本興味がないので観ないのですが、ニコールが出ていたら話は別!

ホンマ素晴らしい作品に出でくれてありがとう!と言いたい。

ひと足早いクリスマスプレゼントになりました!!

曲もダンスもストーリーもキャストも最高!!!

もう1回大きなスクリーンで観たい!

来年早々、日本でも舞台上演されます。地球ゴージャスにて。ニコールの役を、なんと、キリヤンが演じます!

まだ1度も観たことない、地球ゴージャス!必ず観させて頂きます!!!

「ザ・プロム」

2020-12-07 17:37:41 | ニコール・キッドマン
よくニコールをこの作品にオファーしたね!?

プロデューサーは、先見の明がある!

それぐらいめちゃくちゃ良かった!!!

泣いて笑って、もう興奮冷めやらず!

同性愛に関わらず、ありとあらゆる差別で悩んでいる方に観てほしい!

ぶっちゃけ書きます!

差別をしているのは周りや世間だけじゃないよ!自分自身も自分を差別してるんやで!気づいてない人が多いから書きますが。

LGTBという単語自体が差別そのものなんだよ!自分自身を何カテコライズしてんだよ!と言いたい。

好きになった相手がたまたま性別が同性なだけだろ!性別で人を好きになるな!と言いたい。

人種差別も部落差別も一緒。なんで住んでいるところで差別されないとアカンねん。そこに留まってることが自分自身を差別してるんだよ。

私自身だってそうだよ。学生時代は、ずっと差別されてると思って、両親を恨んだこともあるさ。でも、結局、自分自身が1番自分を差別してるんだよ。時間が解決してくれる。訳がない!自分で解決するしかないんだよ。

この広い地球、自分の居場所は必ずある!!!

と思わせてくれた素晴らしい作品です!

アメリカ政府は嫌いだけど、アメリカ人は素晴らしい!

こんな素晴らしいミュージカル作品を作り出した国民やもん、悪い人はいない!

たとえお金のためであっても文句ないでしょ!?

本当に泣いて笑って忙しい映画でした。

ミュージカル映画の真髄を良くご存知!

ただ歌って踊るだけじゃなく、ちゃんと登場人物皆、メインどころのバックグラウンドが視えるストーリー。そこに宗教観もどさくさ紛れに盛り込んでいて、最高のエンターテイメント作品に仕上がってました!

「ウィキッド」「エビータ」「シカゴ」のイジリが笑えた!特に「エビータ」最高!演出がいい!メリル、ホンマ最高!ニコールの1975年のエピソードも笑える!

主役のメリル、間違いなくゴールデングローブ主演女優は貴女です!「マンマ・ミーア」より断然こっち!メリルのコメディエンヌぶりは最高でございます!

ニコールも、たった一曲だけですが、ミュージカル「シカゴ」のロキシーを模した曲と振り付けが最高に良かった!You Tubeでそのシーンだけアップされてましたが、その時は普通でしたが、ストーリー上でこのシーンを観たら、感情移入しかない。本当に、ニコールをチョイスしてくれてありがとう!ニコールもチョイスしてくれてありがとう!と言いたい。

「NINE」が大コケだったから、10年経って報われた感じ。

今作は間違いなくアカデミー賞でも某の部門にノミネートされてるでしょう!→残念ながらノミネートされず。ゴールデングローブは、まさかの作品賞とジェームズ・コーデンのみノミネート…。

映画館では期間限定なので、是非とも大きなスクリーンで観て頂きたい!

11日からNetflixで配信となるので、興味がある方は是非ご覧頂きたい!

超オススメ!!!

追記:
ミュージカル映画でこんなに泣いたの初めてかも。そもそも、キーガン=マイケル・キー演じる校長先生がまさに私自身です。  

一桁代十代の時イジメられて心が荒んだ時に出会った明菜さんや宝塚にどれだけ救われたことか。ま、依存ではあるけど、心の拠り所であったのは事実。

今思えば本当に不思議な縁です。明菜さんのあの事件がなければ宝塚にはまらなかったわけだからね。

まあさ、ワタクシもええ歳したオッサン、いや、おっちゃんですが、宝塚を観ているときは十代の感覚に戻るね。

「NINE」

2020-12-06 23:23:27 | ミュージカル
こんな物語やったんやー!めちゃ精神世界やん!?映画版からじゃあまり伝わってこなかった!

それにしても、めっちゃ泣ける〜!

城田君、藤田さん、そして梅芸さん、ワタクシの大好きな、ずっと念願だったミュージカル作品を上演して下さり、

ありがとうございます!!!( ≧Д≦)

プロローグのイントロからもうウルウル状態でした!

ニコールの映画版とサントラは、何度も観てるし聴いてるし、

ブロードウェイ版のCDも、オリジナル版とアントニオ・バンデラス版を何度も聴いていたので、

サントラでは、聴けなかった曲を生で聴けて幸せでした!

オリジナルCDを聴いた時から♪サン・セバスチャンの鐘♪が大好きだったのでめちゃ嬉しかった!

もちろん、映画版オリジナル曲は使われずですが…。

それでも、舞台装置が豪華!キャストも豪華!言語も豪華!

日本人キャストなのに、まるでオリジナルCDを聴いているような、英語ありーの、イタリア語ありーの、ドイツ語もありーので、

もう最高!!!

ただ、舞台装置は充実してるけど、舞台空間が広い分、間延びしているのが気になって仕方ないですが…。う〜ん、せめてサラギーナのシーンはタンバリンを使ってほしかった…。

ってなんてどうでもいいくらい、

キャスト陣の表現力、歌、メロディー、台詞、演出が良かった!

映画では、NINE=9歳、がよく伝わってきませんでしたが、

こちら舞台版は、9歳の意味深さがめちゃくちゃ伝わってきました。

まさに、グイドが学びを得て一人の大人として成長する様が見事に描かれていて、ラストの城田君の曲は泣かされました!

もうね、グイド役は城田君が演じなくてはならなかった役と言っても過言出ないくらい必然性を感じました。本人も、素の自分とリンクして演じていて辛いと思っているのではないかと勝手に推測してしまうくらいのリアリティーがありました。

本当に本当に、城田君、ありがとう!と言いたい。

グイドの妻のルイザ役のゆうみちゃん。いやー、低音が素晴らしい!高音で歌うゆうみちゃんしか知らなかったから、めちゃ惹きつけられるものがありました!

映画版のルイザ役と微妙に脚本が異なっていて、ルイザがグイドに別れを告げるきっかけのシーンが、

映画版では新人女優のオーディション、舞台版では私生活を脚本にしたオペラにブチ切れるわけですが、

ぶっちゃけ、ここはアンソニー・ミンゲラの脚本の方がまだ説得力があったかな。っていうか、脚本に関しては、いかにミンゲラがリアリティーを出そうと四苦八苦していたのがこの舞台版を観て分かりました。正直、舞台版ではルイザに同情できなかった。

が、ゆうみちゃんのルイザは、ゆうみちゃん自身がルイザに共感しようと懸命にアプローチしているその情熱が伝わってきたので、文句はありません。舞台版は、こういう設定なんだと納得しました。

もうね、美波里さんが最高に素晴らしかった!脚線美が美しい!煙を吹きかけるシーンが最高!美波里さんの存在自体がこの作品の目玉だと言っても過言でないくらい素晴らしかった!

サラギーナ役の屋比久知奈ちゃんも、まだまだ若いのになかなかの貫禄があって素晴らしかった!

そしてそして、ニコールが演じたクラウディア役のすみれさんの歌が、めちゃくちゃ良かった!英語だったから尚更素晴らしかった!台詞があまりにもアンニュイ過ぎて広い梅芸の空間だと、台詞が空間に食われてしまってましたが、歌はそのギャップでめちゃ力強くて逆に良かったです!

カルラ役の土井ケイトさんの色気も英語も良かった!

ママ役のオサさんの歌にも泣かされました。ママにしては若いと思ってしまいましたが、歌が本当に素晴らしかった!

あと、リトル・グイド役の子役君、今日は、熊谷俊輝君でした。子役君たち、ごめんなさいm(__)mめちゃ歌に感情を乗せるのが非常に上手かった!ガブローシュ、子ルドルフ、アマデ、引っ張りだこ間違いなし!将来が非常に楽しみです!声変わりしても、その純粋な気持ちをそのまま大人になっても持ち続けて欲しい!と思わすくらい良かった!違う子役君だったらごめんなさい…。

ということで、大阪では非常事態宣言宣言が出され、正直、タイムリーに感想をアップするのはどうかとは思いましたが、コロナ対策はしてます!濃厚接触者にならないように、させないように注意を払ってます!と自負しているので、タイムリーに上げさてもらいました。

梅芸の客席は、星組の時と違って、1席ずつ間隔を開けていたことに驚きました。宝塚のように全席販売しているものと思ってました。非常事態宣言が発令されたばかりだったので丁度良かったと思います。

観客はマスク厳守ですが、役者さんはそうはいかないので神経をより使われていることと思います。

どうかどうか、無事大千秋楽をむかえられることを祈ってます!










「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」

2020-12-01 23:57:00 | 映画
本日最後の投稿です。

はい、この作品が京都で上映されていることを知り、京都に行くことにしたのであります。「生きちゃった」に続く本命作品でございます。

1日で4本も観たの初めて!(笑)

今年、三島由紀夫氏没後50年、11月25日は亡くなった日。今日はそれから数日後。

3月?2月?に封切られた時は見逃してしまったので、まさか観れるとは思ってませんでした。

ぶっちゃけ、三島氏と全共闘との右派左派の討論会ということでどんな暴力的な討論になるのかと思いきや、東出君のナレーションでも言ってましたが、お互い同士相手に対して敬意を感じる討論だったのでビックリしました。

三島氏の人間性、優しさがよく見える発言や反応、懐の広さが分かったので、あの自決は実に残念でなりませんでした。もっと生きてほしかった。

この討論会映像で、三島氏が何故に天皇崇拝しているのか、全共闘は何故にバリケードまで作ったり、火炎瓶を投げつけたりしてまで安保理反対抗議をしたのか、

それぞれの愛国心が見えてくる討論会で、闘論でなく、緊張感がある意見交換会だったように思いました。

確かに、芥正彦さんの三島氏ディスりは容赦なかったですが、ぶっちゃけ2人の会話は私には宇宙的過ぎて理解が難しかったです。

討論を聞いていた学生の抗議を聞いている時の2人の仲睦まじさには微笑ましいものがありました。

全共闘=共産主義者でもなく、三島=天皇崇拝者でもない。アメリカナイズされてたくない愛国心と天皇=日本国を大事にしたい愛国心。お互い視点は違う愛国心を持っているという時点でなんの変わりもない、同じだと私は解釈しました。

作家の三島氏がこだわっていた言葉の価値観。ちゃんと言葉で表現して、形にして伝えることの大切さを訴えてたと思うんですよね。

「生きちゃった」「泣く子はいねえが」にも通じるんですが、想いを言葉で表現することで存在価値を見い出す必要性があると思うんよね。

言葉は決して火炎瓶じゃないから、言葉には意味があるから、暴力というのは本当に無意味で無価値だと思う。もちろん、言葉の暴力もあるけど、これは実際は、暴言であって暴力じゃないからね。

芥正彦さんみたいボキャブラリーさえあれば論破できるんよ。知識やボキャブラリーがないから、言葉で言い返せなくなって暴力に取って代わっちゃうんよね。美輪さんがよく言ってることです。

元全共闘の方や元楯の会のメンバーの現在の生のインタビューが聴けたのも良かった。

元全共闘の方に、電話で三島氏が楯の会に誘った時のやり取りがとても印象的でした。元全共闘の方が答えに躊躇した時、そばに誰かがいたことを三島氏は察知し、それが今の奥様で当時彼女さんだったことを知り、三島氏が彼女に「彼を愛してますか?」と聞いたエピソードが素敵でした。

楯の会って一匹狼の集団のイメージがあるから、愛する人がいたら一匹狼にはなれないよね…。三島氏の優しさが伝わってくるエピソードでした。

全共闘は敗北したんじゃないと言っている芥さんや元全共闘の方の言葉も印象的でした。確かに生きて存在していること自体がまだ闘っている証とも言える。しかも芥さんの場合は演劇という表現の場があるからね。

本当、愛国心について考えさせられ内容でしたね。




「ホモ・サピエンスの涙」

2020-12-01 22:15:04 | 映画
一体、何本観とるねん!?

(笑)

「アンドレイ・ルブリョフ」の前にこちらを観て来ました。

たった80分弱の作品でしたが、正直こちらの方が眠たかった。なので「アンドレイ〜」も寝ると思って不安でした…。

ということで、ずっと以前に観た「さよなら、人類」のロイ・アンダーソン監督の5年ぶりの新作ということで観てきました。

「さよなら、人類」もそうですが、この作品、全てのシーンをスタジオで撮影してるから凄い!

どう見ても外やん!?な風景も絵なのでビックリ!決してCGじゃないから凄い!手作り感満載でございます!

しっかりきた遠近法で描かれた背景だから絵なのかそうでないのかの区別がつかない。しかも人間も遠近法で登場させてるから、境界線が全く分からない!

この作品自体が絵画です!シャガールの絵画をモチーフにしたり、センスが素晴らしい!

ストーリー的には、孤独と愛がテーマになった内容なのかな?ストーリーがあってない内容で、役者さん演技も基本無表情なので、とてもマッタリして眠たくなる。

ただただ、どんな仕掛けなのか?知りたくて仕方なかった。

「さよなら、人類」では、エンドロールで仕掛けを見せてくれたはずなのに今回はなかったのが残念。円盤化されたら特典に入れてくれるかな?

ということで、すみません、全く感想がなくて申し訳ないですm(__)m