久々にトドちゃん主演作、かつ星組ドラマシティ組の公演を観てきました!
それにしてもトドちゃん、若い!
全く下級生と学年差を感じさせない美しさにアッパレとしか言いようがない!
学生時代に読んだきりのシラノ。古典独特の場面ごとにぶつ切りされた戯曲と違って、ちゃんと流れるようにシーンを繋ぎ合わされていて、
登場人物も増やしてコメディー要素も足して非常に見やすい作品に仕上がっていたと思います。さすが、大野先生!
最近このテーマからめっきり遠のいてしまっていた真実の愛の物語。宝塚らしくてとっても良かった!
ひと昔では、男役が髭をつけるか否かで論争があったことを考えると、主役が付け鼻で登場するなんて、ええ時代になったわ!っていうか、キリヤンの野獣の方が問題ありだと思います!←だれが知る?藁
は、いいとして、
文武両道だけど鼻にコンプレックスを持ったシラノ。付け鼻を付けてもイケメンのトドちゃん。
乱暴者で、時にはお茶目で、だけどガラスのハートを持った憎めないシラノ。愛嬌たっぷりに演じられていて素晴らしかったです!トドちゃんのコメディアンぶりは、非常に新鮮でした。ポスターの衣装もカッコ良かった!
本心は隠していたけど、最後の最後まで自分の気持ちに正直で、ロクサーヌへの愛情はだだ漏れだったシラノ。ラストシーンは、最高にカッコ良かった!トドちゃん最高!
小桜ほのかちゃん、めちゃ上手い!
恋に盲目な乙女が真実の愛に気付く過程を見事に演じられてました!
表現力がきーちゃんに似ていて将来が非常に楽しみな娘役さんです!トップのオーラありました!
クリスチャン役のせおっち。キラキラしまくり!藁
スターは、これくらいキラキラしないとダメだよ!
戯曲のクリスチャンはダメ男のイメージが強いですが、大野先生が描くクリスチャンは、人間的には決してダメ男でない。それがせおっちにとってもピッタリだった!作品全体を通しても悪い印象はない。
愛嬌のあるシラノと対象的な二枚目のクリスチャンだったし、ほのかちゃんのロクサーヌが逆に盲信的な乙女な役作りに徹していたのでそれが功を奏したと思います。だから、14年後のロクサーヌは非常に素晴らしかった!
個人的には、朝水りょう君がめちゃ惹きつけられるものがありました。96期か…。もっと若い学年だと思った。新公主演なかったのか。実にもったいない!
これで、こっちゃん率いる梅芸組、専科のトドちゃんとせおっち率いるドラマシティ組の両方を観させてもらって、今の新生星組の組子たち全員を拝見出来たわけですが、ロミジュリが楽しみ!チケットが取れたらの話ですが…。