「ジーザス・クライスト=スーパースター アリーナ・ツアー2012」

2013-01-22 23:57:07 | シアターライヴ
上手いっ!!!

キャストの歌の力はさることながら、見事な演出に感動しました!

現代に蘇るイエス・キリストをリアリティーとアイロニーで描いていて本当に演出が上手かった。見事な現代アレンジでした。思わず小池先生に観てほしいと思ってしまったほど…(笑)m(__)m

ってくらい、全く違和感のない現代アレンジなんですよ。音楽も、元々ロックだけど超ロック仕立てだし、ジーザスファンでなくてもこれは一見の価値はあります。

私が「ジーザス~」を観たのは劇団四季で、山口祐一郎さんがジーザスで、ヘロデがもんたよしのりさんだった時代なのでかなり昔になるんですが、観るのもそれ以来になるんですが、もちろん映画版も観てますが、今だから分かること、理解出来ること、納得できることがたくさんあって、こんなに素晴らしい作品だったとは思ってもみませんでした。

もちろん、キリストもそうなんですが、裏切り者のユダの描き方や見せ方が本当に上手かった。

私の中、だけではないと思うけど、固定概念として持っている、裏切り者のユダ。この作品を観たら考え方が変わった。こんなこと書いたら私が迫害されそうですが、裏切り者はユダだけだったのか?ユダは本当に裏切り者だったのか…?それこそ、こんなこと書いたらなんですが、「エヴァンゲリヲン」じゃないですが、全てシナリオなんだな~と思った。運命ではなく決められた定めなのでは…?と思った。

宗教に関する発言はこういう場ではご法度なので、これ以上は書きませんが、演出が本当に上手かったね。それこそ、現在のIT時代に合わせたアレンジになっていて、ただIT時代に置き換えただけでなく、それこそ、アルジェリアの人質事件にも関係するくらい社会情勢がバックグラウンドとして活きていて本当にリアリティーがありました。

カオスな時代だからこそ必要な救世主。本当に救世主は必要だったのか?イエスは何故に死ぬ必要があったのか?疑問点も含め、めちゃリアルな衝撃を受けました。「ジーザス~」がこんなに奥深い内容だとは思ってもみませんでした。

やはり、♪ゲッセマネ♪は名曲やね。英語の意味を深く考えずに(分からずに)、エエ曲やと思っていたけど、本当に歌詞も含めエエ曲でした!で、ジーザス役の人を見てたら浦井君なら出来ると思った。浦井君なら歌える。版権は劇団四季が持ってるからといって100%演じられない訳ではないので、浦井君でジーザスを観てみたいと思った。

演出が本当に凝っていて、宝塚の大階段のようにシンプルなセットなんだけど、使い方が上手かった。映像も駆使していて本当にリアルだった。キャストもカメラワークも文句なし。“女力”がキーワードやね(笑)

これは映画館で観る価値あり!ミュージカルファンもそうでない方も、&ロック好きな方なら超オススメします!

ぶっちゃけウルッとくる歌もあり、色んな意味で驚いてます。これはDVDが出るなら買います。

今日のまとめ:実は今日、「ジーザス~」を見終えた後、江原さんの講演会に行ってきました。ここ数年一番お目にかかりたかった方なのでとても嬉しかったです。

講演会の内容はあえてここでは書きませんが、新書「言霊のゆくえ」をお読み下さい!としか言えませんね。

今日、江原さんの話を聞いて色んな疑問点がクリアーになった感覚です。と同時に、またたくさん反省点もありますが…。結局は、たどり着くのはここだったんだと…。

「ジーザス~」ともかぶるんですが、自分の未来のシナリオは自分で描くしかないんですね。と、このBlogの方向性が変わったのも必然だったんだと思いました。今日来るのも必然でした。今日のキーワードはまさしく“救世主”。ホンマ、戦争だけはアカン!未来の大人たちを守るのは、我々大人たち役目だと痛感しました。

江原さんの話を聞いたので、本当は「ジーザス~」の上記の感想の表現方法を変えたいんですが、そのままにします。江原さんの話を聞く前に感じたままを書いているので…。

追記:「ジーザス~」の1996年版のCDを買いました。全体的にはアリーナツアーには劣るけど、キリストの鞭打ちまでの曲アレンジにカタルシスを感じ、キリストの死ぬ瞬間、まるで音源が途切れるように命が絶える瞬間がマジ怖いくらいリアル。またこのキリスト役の方が上手いねん!歌はまあまあやけど。ラストは曲アレンジ共に秀逸!

っていうか、マジ、ジーザスにはまってもうた。たくさんの方の♪ゲッセマネ♪が聴きたい!