月組「ベルサイユのばら」

2013-01-08 23:49:17 | TAKARAZUKA
松田優作さんの名台詞を借りて表現するなら、

なんじゃこりゃ!?

の一言に尽きます。

苦情、文句受け付けますので、正直に書かせて下さいm(__)m

全く以て、何がしたいんかよく分からん!意味不明。生徒たちが可哀想すぎ。これで立ち見は…、私には出来ん。

あまりにもカオス過ぎて開いた口が塞がらん。あそこにフェルゼン要るか?あれで三角関係?めちゃ強引やな。

最初にあのアンドレの独白持ってくるには早過ぎるやろ?

アラン、いつの間にオスカルの味方になったん?

全っくもってパリに暴動が起こってるようには思えん。

端折るにも程があるわ!

過去の歴代作品のオマージュとでも言いたかったのか、あまりにも取って付けたようなシーンの連続で一連の物語になってない。軸が振れまくりで感情移入なんて以ての外、門外漢。「仮面の男」、しいては「オーシャンズ11」にも劣る。演出変更を余儀なくされた児玉先生が可哀想や。

そもそも、オスカルが近衛隊じゃなく衛兵隊、に転属するきっかけはフェルゼンとの別れも一つの要因やないん?あそこでフェルゼンは要らんやろに。意味分からん。フェルゼンに恋?オスカル病気か!?と言いたくなったわ。アンドレの存在全否定やな。

そもそも、アンドレのオスカルへの一途な愛がクドイというか無駄な台詞が多過ぎ。アンドレの魅力全然あらへんがな。台詞はスピ要素やのに全然際立たんわ!

改めて、平成初演の「アンドレとオスカル編」の完成度の高さを思い知らされた。とても同じ脚本家とは思えん。

今日、当日券をゲットするために並んでいた方の話が聞こえたんですが、平成初演の時、アンドレが主役だったことに対して、アンドレって脇役やのにね…の一言にイラッときました。カリンチョさんのアンドレは、ベルばらの要です!確かに原作はオスカルが主役だけど、アンドレの愛こそ本当の愛や!ベルばらの主軸や!その主軸を引き立てるために、フェルゼンとマリー・アントワネット、ロザリーとベルナールのカップルがあるわけやろが!と言い返したくなったが、他人様なのでやめました。

平成初演はマジ肉付けが上手かったな。脚本的にも説得力があったし、確かにアンドレの目の負傷に関しては原作と違っていたけど筋は通ってた。平成初演版は、登場人物にちゃんとバックボーンが見えるように描かれていたし、配置に無駄がなかった。省略されているところは、次のフェルゼンとマリーアントワネット編、オスカル編で補われていて、なーちゃんの踊るフェルゼン編は例外として、あの頃の四作品は見事にコラボってたよな。なのに2001年以降は…。大きく手を加える必要があるんか?今でも疑問に思ってます。

ベルばらは今日で十分お腹いっぱいになったんですが、みりおのオスカルとアンドレだけはちゃんとこの目で見届けたいので、あと2回観ます。

今日のまとめ:あ、ミヤルリのジェローデル似合ってた。格好良かった!ジェローデルの方がベルナールより出番あるやん。でも、ラスト、ラグー大佐と衣装がかぶるのは演出ミスやろ。アランのマギーさんも良かった。でも脚本がな…。まゆさんのアンドレ、もったいない…。マサオのオスカル、良くも悪くもマサオワールド炸裂やな。みりおのベルナール、もっと出番が欲しかった。チャピのロザリー、役作りは上手いねんけど、これまた…。オスカルに恋するロザリーってどうね?ないわ~。

役作りでなく、立ち振舞いで間が掴みにくいのが気の毒に思えた。あれじゃ振り回されても仕方ない。ホンマ、生徒たちが可哀想。マジ、ありえん脚本演出や…。一幕終わりもそうやけど、名曲が全く以て活かされてへんし…。マスコミのお膳立てにめちゃイラッときました。

気を悪くされた方は本当に申し訳ありませんm(__)m


苦情受け付けますので、思いの丈ぶちまけて下さって構いません。あくまでもベルばらに関してですので悪しからず…。

追記:この前、ヅカ友さんとベルばら談議しました。やはり、ヅカ友さんとは意見が合い安心しました。立ち見が出るくらい人気があるのか?という話になって出た結論は“腐ってもベルばら”に達しました。せやね、ストーリー云々関係なく、ツッコミとごろ満載だけど良かった!という意見が多いのは、まさにベルばらのヴィジュアルを含めた世界観が功を奏したんだろね。ある意味、恐るべし観客…とも言えるんだけどね。今回の選挙の結果を見ているようで怖くなった。