続き…

執事マックスの綜馬さん。もうなんだかんだで東宝初演の「エリザベート」以来…かな？私は劇団四季時代の綜馬さんのファントムを観ているので色んな意味で感慨深さと懐かしさがありました。あの綜馬さんが白髪の執事とは…と観るまでは違和感を感じてましたが、全然問題なし！マックスのノーマに対する愛を無言の表情と眼差しからひしひしと感じてました。本当素晴らしい！マックスこそが本当のダメ男なんですが、ノーマの幸せしか目に入らないそのどうしようもなさを見事に体現されてましたね。本当に良かった！マジ渋いよ！


私が言うのもなんですが、完璧な舞台作品とは言いません。まだまた伸びしろを感じます。再演を重ねることでもっと深い人間臭さが出ると思うので是非とも同じキャストで再演を希望します！なんせ音楽がいいからね。衣装もセットも照明も良いよ。まだ未見の方で特にロイド=ウェバーファンは必見&必聴ですよ！

今日のまとめ：やはり歌が上手いのは武器やな…。マジこのキャストでCDが欲しい…。

あ、ジョーとベティのデュエットのシーン、東宝版のロミジュリを意識してません？タイミング的に良い演出だと思った。

パンフレットになぞって…、ロイド=ウェバー作品で好きなのは、一番はもちろん「オペラ座の怪人」ですが、二番目は「スターライト・エキスプレス」です。これもロンドンで観たんですが、これは泣けたし感動したから好き。一度日本でもやりましたよね？確か関西では大阪城ホールで。私は観てませんが…。いつかまた日本で再演してくれないかな…？

今日のトークショー…、まとめてからアップします。

とりあえず、一つだけ…。瞳子さんがユミコさんにツッコミを入れた“目の上のたんこぶ”で１週間笑って仕事できます。実は私もユミコさんが“目”と言った後に“(瞳子さんのことを)雲の上の存在”と言い直した時、同じこと思いました。さすが関西人！ちゃんとツッコミ入れてくれてありがとう！！！大爆笑できました(笑)

追記：瞳子さんとユミコさんのトークショー…、

なんの話してたかほとんど忘れたけど、めちゃ大爆笑&泣き笑いしたのは確か。もうね、瞳子さんのプチ毒舌がツボでした(笑)なんせノリノリの瞳子さんに感激！

トークの内容は…「サンセット～」ではなく、まさかのヅカネタ。

ま、瞳子さんの初舞台から存じ上げている者としては、めちゃ面白かったんやけどね。

二人とも雪組っ子だった下級生時代のハプニング話。確かに77期生は個性が強い。なんせオサさん、花ちゃん、コムちゃん、オッチョン…各組で新公の主役張ってた同期ばかりやったからね。ちなみにコムちゃんは違います。ええ、この期の怖さは想像つきますよ(笑)

お互いの舞台衣装を見ながら、女優歴二、三年の二人のプチバトル。いや、瞳子さんの一方的な後輩…。お二人とも見事に女優さんになられてますよ。全く男役の面影なし、とは言わないけど…。見事に化けられてますよ(笑&汗)

瞳子さんはユミコさんの変わり様に驚いてましたが、二人とも曲がりなりにも女性なんですけど…宝塚でも、濃いけど綺麗に化粧してたじゃないですか…とツッコミたかった(笑)

大阪駅を降りたら半円の虹を見て、この公演成功すると確信した瞳子さんトークに大拍手。間違いなく成功ですよ。間違いなく再演はあると思う。

まさかのヅカトークに大興奮なワタクシでございましが、色んな意味でホント不思議な縁を感じましたね。これもまた来るの必然だった…？みたいな(笑)

瞳子さん、ユミコさん、楽しいトーク、本当にありがとうございましたm(__)m

ホントお得感満載な1日でしたv(^O^)v

今もロンドン版のCD聴いているけど、日本版も欲しい！！！m(__)m

「サンセット大通り」

いや～、瞳子さん最高！！！特にトークショー(笑)

もう、シアターBRAVAに到着してから、プチラッキーの連続で、まるでアイスの当たり棒になんども当たった感覚でした(笑)

まずは、「日の浦姫物語」大阪公演決定！入り口で告知チラシを見つけてプチ興奮！マジ観たいっス！

その次、劇場ホワイエ(？)でガチャさん発見！噂では聞いていたけど、本当に梅芸の職員さんになられたんですね。めちゃキレイ&めちゃ顔小さい！思わず声掛けそうになった(笑)←もちろんナンパじゃないですよ(汗)

その次、エリザベート・ガラコンサートのスケジュールチラシ発見！観る日にち決めました。「日の浦～」もそうですが、チケット取れるか分かりませんが、東宝版を観ない分こちらでエリザベートの世界に浸るで！

最後が、瞳子さんとユミコさんのトークショーが公演終了後にあるとの案内放送にビックリ！全然知らなかったよ！めちゃ舞い上がったよ(笑)

本題からかなり逸れましたが、観る前からプチ興奮出来事が続いて始まった「サンセット大通り」。もう、幕開けのイントロから鳥肌もん！ロンドンでも観てる上に、CDも聴いている身にとっては堪らんっス。まさかの生オケだしね。

ジャズテイストに、ロイド=ウェバーお馴染みの曲調の数々、音楽だけでも十分来る価値あり！マジ全身エレキ走りまくり(笑)

プログラムでも演出家の鈴木裕美さんや評論家の萩尾さんも書かれてますが、ロンドンで観た時は内容の割には舞台装置が本当に凄かったんですよ。床ごとセリ上がりだったし。衣装も豪華だった。最後のサロメは圧巻。最後若き日のノーマの顔がスクリーンに映って終わりだったんですが、正直感動はなかった(笑)音楽は良いけど、作品としてはイマイチだったからCD買わなかった。今では後悔してるんですが…、ロンドンオリジナルでなくてグレン・クローズ版が欲しかった…。

それはさておき、鈴木さんの演出はかなり計算されたセットで、無駄に豪華なロンドンと違って、必要最小限でちゃんと観客に納得させられるセットだったと思う。セットに限らず照明が素晴らしい！一瞬観てるこっちが舞台に立っている感覚に陥った。役者を引き立てる照明がめちゃ良かった！派手な衣装を着た瞳子ノーマがめちゃキレイに照明映えするんだよ。ホンマ、上質なミュージカルを観させてもらった感覚を味わせともらいました。

また、鈴木演出は脚本の内容にもかなりこだわってたのも感じた。だって、めちゃくちゃ瞳子ノーマがチャーミングやもん！まさかの一幕ラストで涙が…。可哀想とかでじゃない涙。なんていうか、ジョーのことどうしようもなく凄く愛してるやな～と感じての涙。

これは映画でも、もちろんロンドンでもなかった涙です。あのシーンはマジ泣けてきたね(涙)

ずっと、どこでジョーがノーマに惹かれ始めるのかが気になる演出だったので、ずっとジョーはノーマのこと煙たがってたから納得の一幕ラストでした。

それから、ジョーも意外と悪い奴じゃないと分かったし…。

なんことか分からない方は是非ご覧を！

それはさておき、全体的にはやはり役不足感は否めなかった。やはりノーマを演じるには…若い。ベティを演じるには…。ジョーも歌のキーが高い。マックスの綜馬さんは完璧だった。

でもね、今出来る精一杯を出してくれたのが伝わったから私は大満足してます。正直、DVDは要らないけど、CDは欲しいと思った。

アンサンブルに至るまで上質感は存分に漂っていたし、何より清潔感があったから好き。結構ドロドロな内容なんだけど、生々しさがないのがいいと思った。私はこの鈴木さんの演出かなり好きです。


本当、瞳子ノーマはチャーミングだった。そこはやはり今の瞳子さんだからの演出ではあったと思うけど、時々やらかす関西人魂に、私もついつい大笑いしてしまいました。東京でもご覧になられた方が言ってましたが、ちょっと悪ふざけが…。でも全然役潰しになってなかったからいいのでは…？ま、確かにまさかあんなに笑えるとは思ってなかったけどね…(笑)

瞳子さんのノーマ再演希望！しますよ。絶対可能だと思う。二年後より五年後、そして十年後と瞳子ノーマで再演が観たいね。歌声さえ問題がなければ十分観る価値あると思う。でも決して梅芸みたいな大ホールでの上演はやめてね。シアターBRAVA並がいい。

ジョーを演じた田代君。私が勝手に思っていることですが、益々浦井君のライバルに相応しい存在感があって、浦井君同様これからがホント楽しみな役者さんです。

観るまでは、ジョーを演じるには若いかな…と思ったけど、若さに関しては観ていて違和感なし。最初のちょっとダメ男ぽさが、最後の無言の秘めたる狂気の表情をより引き立てさせていて役作りに関しては文句なし。ただ…個人的好みを言わせて頂けるのであれば、低いトーンで歌って欲しかった。いつもの(？)テノール田代君でなく、渋い声で♪サンセット・ブールヴァ～ド♪を轟かせて欲しかったな…。あ、滑舌はいいけど、まだまだ役者の声でないのでそこも課題かな。

ベティのユミコさん。退団公演以来、やっとお目にかけることが出来て嬉しく思ってます。退団以降のユミコさんの活躍ぶりをいつもチラシやネットで見ていたからホント今日の日を楽しみにしてました。もうすっかり女優さんやね。全然男役の面影なし。田代君同様ちょっと声が弱いと思ったけど、歌が完璧だからこちらも文句なし。ただ役がね…。確かにベティは若い方がいいと思ったけど、っていうか、台詞に年齢を言わせたらアカン！ここだけ脚本・演出にダメ出し(笑)

でも、実年齢に関係なくユミコさんにしかない気品があるから、ベティの若さがというより気品に重きを置いた演出だと思えてきたので、だんだん違和感を感じなくなった。だから余計、年齢を言わせたらアカン！と思ったm(__)m


執事マックスの綜馬さん…、