MARGOT AT THE WEDDING

2009-04-25 18:31:03 | ニコール・キッドマン
(ネタばれのためご注意下さい)

本日中にレンタルDVDを返却しないといけないので、返却前にもう一度見ました。その感想をお伝えします。

この作品はニコール・キッドマンの作品にしては珍しく日本未公開の作品です。

監督は、「イカとクジラ」の監督さんです。「鯨に乗った少女」のを監督だと勘違いしてました…。

この作品は、正直つまらなかったです。ニコールが低予算作品に出演することは大賛成なのですが、作品より監督で出演する傾向があるようで、この作品もその代表かなって思いました。

妹、息子、妹の許婚、隣人、不倫相手、別居中の旦那、ベッキーという謎の女性…

妹の結婚式を目の前にして、妹と姉のニコールを取り巻く複雑な人間関係を淡々と描いてる作品です。

見終えた後の感想…メッセージは何だったの…?
家族は大事ってこと…?一人では生きていけない…?

そこまで深く追求する内容ではありませんでしたが、最後まで淡々としていたので、何が言いたかったんだろう…?って思ってしまっただけのことです。

淡々と進む中にも、妹の秘密を暴露する姉、最後まで妹の許婚を認めない姉、姉の行為に我慢仕切れなくなる妹、隣人との関係に火に油を注ぐ行為をとる姉、妹の許婚の浮気発覚、姉の不倫と別れ、思春期の悩み、マザコン、ゲイ疑惑…

よく考えたらキリがないくらい問題点を浮き彫りにしてましたね。きっと、家族の崩壊から再生を描きたかったんでしょうか…。ずっと崩壊と再生を繰り返しそうな終わり方でしたね。結婚式は崩壊しましたが…。

結局のところ、複雑な人間関係の割には淡々と話が流れている、分かり易いという点に於いては監督の手腕が光ったのでしょう。メリハリがない点でつまらなかったです。

最後に、妹の許婚を演じたジャックブラックが最高に良かったです。最後までダメ男を演じてました。

とうのニコールはというと…ニコールにしては珍しく嫌みな女性を演じていましたね。でも、息子思い(←今思うと母子共々依存しあっている)、実は淋しがりやという面を上手く表現していたと思いますよ。

妹役のジェニファー・ジェイソン・リーも良かったです。「ルームメイト」の時より歳をとってしまいましたが、ハスキーな声と溜まった怒りが爆発したときの演技を今回も見ることが出来たので嬉しかったです。

今日のまとめ:つまらなかった割りには内容が濃い。良い面を探して書いている内に、実は秀作かもしれないと思い始めた…。
結局ベッキーって何ものだったんだろう…お母さんの名前かな…DVDを買おうかな…
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