「愛の讃歌」

2014-05-18 23:35:07 | 舞台
涙と共に心のモヤモヤが、全部じゃないけど、かなり消えました!

美輪さんが歌う♪愛の讃歌♪でかなり浄化されました!

ということで、3年ぶりの「愛の讃歌」を観てきました。本当は、1回観たから今回は見送るつもりでいましたが、安い席があったので観ることにしました。

前回と一部キャストが変わったからじゃないと思うけど、演出や脚本がブラッシュアップされた印象を受けました。

ってくらい、違う作品を観てる感覚でした。

前回は、美輪さんの愛の語録がてんこ盛りで、長いストーリーの印象だったんですが、今回はそういう意味ではスッキリした印象で、休憩を入れて4時間があっという間でした。

二回目だから、きっと退屈するだろうな~と覚悟の上での鑑賞だったんですが、全く退屈しませんでした。それくらい別モノを観てる感覚でした。

前回はラストのピアフの台詞で涙が出たんですが、今回は久々に♪愛の讃歌♪で涙しました。あと、まさかのYOUさんの台詞でも。

そう、YOUさんがとても良かった!

舞台慣れしたのか、台詞は多少癖はありますが、とても自然体なシモーヌで驚きました。前回は作品のアクセント的存在でしたが、今回はちゃんと作品の重要なパーツとして存在されていてとても良かったです。そう、第一部のピアフと別れを決心するシモーヌの台詞でウルッときました。本当に、前回と比べものにならないくらいピアフの美輪さんとの姉妹関係が自然でした。

もあって、違う作品を観てる感覚でした。

そうそう、今回この作品を観て、ジャスミンとブランチを救う手立てが見つかりました!

テオみたいな男が現れたら、間違いなく二人とも立ち直れると思う。本当の愛、真実の愛に出会えたら必ず幸せを掴めると思う。ま、出会えたらの話ですが…。それくらい、愛の力は人を変える威力があることを改めて教えてくれた今回の「愛の讃歌」でした。

見返りを求めない与えっぱなしの無償の愛を実践することは難しいと思うけど、与えられっぱなしの人生は逆に人間をダメにすると思うから、自分から発信していくことは凄く大事だと思う。

愛されるより、愛することの方が断然大切!だと思う。

ま、本当の愛、真実の愛は、男女の恋愛より親子間の方が実践されやすいと思うけどね…。

子供の健康だけを願う親の気持ちってまさに見返りを求めない愛だと思う。今思い返すと、そういう点では、私も両親からはたくさんの愛をもらっていた、時もあった。

恋愛においては、ついつい何某の見返りを求めてしまいがちだけど、もちろん、親子間でもあり得るけど、見返りを求めない愛を実践するには、やはり感謝の気持ちを学ぶことかな…って思うね…。私も偉そうなこと書いてますが、本当の愛を客観的には分かっているつもりでいて、実践は出来てません。評論家みたいに、それは本当の愛じゃない!YES!NO!って言ってるだけですから(汗)

(相手が)生きているだけでそれだけでいいと思える、その想いにたどり着くまでにたくさん試練があるんだと思うね、人生って…。ま、人生は、終わりのない一生修行だとは思いますが…。

と…、久々に無償の愛について考えさせられました。

ピアフの人生を見ながら、改めて、“生かされている”理由や使命は、ピアフだけじゃなく皆一人一人あるんだと思うね。

ついつい忘れがちになるけど、一人一人、自分のためだけじゃなく、誰かのために生かされていることも大いにあるわけだから、間違いなく人生に無駄なことはないと思う。

つまらないと思う経験や辛いと思う経験は必ず誰かの役に立つと思う。どう生きてきたかだけでも、十分誰かの役に立つと思う。

話変わって…、

今回の美輪さんのピアフ、正直、前回より良かったですm(__)m 前回は年齢を感じるピアフでしたがm(__)m、今回はYOUさん同様自然でした。だから、余計ピアフの人生を客観視できました。逆に、テオの木村君に少々違和感を感じた。やっぱ、木村君は、明智が1番!来年の「黒蜥蜴」木村明智でお願いしますm(__)m

そうそう、前回泣いたラストのピアフの台詞、改訂されてましたね。

今日のまとめ:今日は玄祥さんが観に来られてました。ロビーで拝見しました。祐飛さんの舞台の時、美輪さんから玄祥さんへのお花がありましたからね。意外な関係に驚きました。私の想像つかない見えない所で不思議な縁で繋がってるんですね。
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