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第二回の続き「ムーラン・ルージュ」

2009-05-06 23:22:32 | ニコール・キッドマン
やっと更新できました。

この作品にはあまりにも思い入れが強いので、ニコールだけでもこの連休中にまとめきれず、更新出来なかったことに深くお詫びします。

たくさん書きたいのに本当にまとめられなくなったので、内容を変更して、私のお気に入りのニコールのシーンを紹介します。

この作品に出てくるニコールは、それまで私が抱いていた偏見を覆すほど、情熱的に、そしてユーモアセンスたっぷりに演じてくれてます。それを実証してみせたシーンを、私のお気に入りのニコールの表情が見れるシーンを三つ紹介します。

その1:オープニング過ぎ、作家青年のユアンを本物の公爵と勘違いして、ニコールの部屋で詩を吟じるユアンにエロスを感じているシーン。

やり過ぎ!って言いたくなるくらい一人ホットになるニコール(←卑猥に演じているのに決してやらしく見えない。逆に笑える)。そんなニコールの動きに目のやり場がなくて戸惑うユアン。そして思い切って「YOUR SONG」を歌う(←ユアンの歌声には本当にシビレます!)。その歌声に我に帰り、心からユアンに惹かれていくその瞬間のニコールの表情が好きです。その後、本物の公爵じゃないとわかった時の表情もいいですね。このシーンは全体的にユーモアがあって楽しい。まさに掴みのシーンです。

その2:ニコールに手切れ金を渡そうとして本番の舞台裏で、ユアンがニコールを追いかけている時のシーン。

ユアンに会いたいけど会ったらユアンが殺されてしまう、彼に近づいてはいけない…と、持病に苦しみながらも必死に逃げている時の表情。←複雑な心理状況を見事に演じているニコールに胸を打たれます。

ちなみに、CATVのCMでこのシーンが流れ、そのニコールの表情に突然エレキが走り、めちゃくちゃ観たくなって劇場に足を運びました。

その3:ラスト間際、舞台から立ち去るユアンに、ニコールが愛を叫ぶかのように「Come What May」を歌うシーン。

ユアンに別れを宣告され、戸惑い、悲しみ、そして後悔の念を払いのけて、力強くユアンに許しを乞いながら歌っている時の表情にもう涙が止まりません。

ユアンがニコールのために作った歌、本番の舞台では禁止されてしまったその歌をニコールが歌う。その歌に我に帰るユアン。振り返り一緒に歌うユアンとニコール。ユアンの表情といい、ニコールの安堵感に満ちた表情もいいです。セリフではなく歌で愛を確かめ合うというこの憎い演出に、これぞミュージカルの醍醐味が味わえます。何度見ても感動します。

付録:ユアンの表情で私が好きなシーン。

リハーサル中、本物の公爵に向かって「彼女はあなたを愛していない!」とつい口が滑ってしまい、咄嗟に「彼(シタール奏者)です」と言い直す時の表情。内心「しまった…言ってはいけないことを言ってしまった…」と言わんばかりのあの表情がたまらなく好きです。

以上です。

本来ならニコールの魅力をお伝えするはずだったのに…自己反省。書ききれない、まとめられない自分の文章力のなさに呆れ返ります。

こんな紹介でも観たい!と思ってくれた方は是非レンタル等でご覧下さい。そして皆さんの好きなシーンがあれば、見つかったならば教えて下さい!

ニコールの魅力は他の作品を通してジワジワ触れていきますので、これに懲りず遊びに来て下さいね!

今日のまとめ:口では言い表せないってまさにこのことですね。先に進めなくて辛かった…。