学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

蝉(セミ)の抜け殻収集という変な趣味

2024-09-06 16:13:12 | 日記
 今年の夏は本当に暑い日が続いて散歩であれなんであれ、外に出る機会がめっぽう少なくなった。膝が痛い、腰が痛いということもあるけれど、報道されているようにやはり今年は異常な暑さの夏だったせいだろうと思うことにしている。たまに外に出るのは近所の自動販売機まで何か冷たいものを買いに家を出ることだ。なんでもいいから外に出て歩くという機会を増やそうとしているだけのことである。高校生二人が販売機の横の日陰で立ち話をしている。「大学は行ったほうがいいんやろなー」という言葉が聞こえた。僕はサイダーを手にその場を立ち去ったが、なぜか彼らの会話、"大学”が耳に残る。そういえば今はそんな時期なんだなぁ。
 かつて大学にいるときにも同じような質問を研究室に持って来た学生がいた。大学は高校までの教えられるという受け身の勉強から、授業を通して自から自分の興味にしたがって本を読んだりしながら開拓していく精神で勉強するところだと話した。大学の授業を受けながら何か自分の目標なり興味のある分野を見つけようとしながら学ぶところだ。何か目標が見つかれば人は前に進むことができる。何もないなら今を精一杯頑張るだけ、前に何かが見えてくるかも知れない。ひとつ覚えておいて欲しいことがある。人生は長いか短いかはその人の受け取り方次第だとは思うけれど、蝉が脱皮して外の世界に飛び出して短い一生を過ごすように、鳥もまた殻を破って卵から無理やり外に出ようとする。生まれようとする者は何かを破壊しなければならないと僕は考えている。なぜか庭で見つける蝉の抜け殻を2個集めては毎年の夏を楽しんでいる。

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