学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

否定語を否定する

2019-08-20 16:13:41 | 日記
お盆休みが終わった。今年の夏もいろんな事件や出来事があった。水難事故は川泳ぎや中洲でのバーベキュウ、それから海水浴場での事故などがあった。ちょっとした気の緩みや自然現象に対する軽視などが原因だという。
そうそう、お盆の真っただ中に台風までやってきて陸海空の交通の便は大混乱というのも忘れてはいけない。帰省していた人達など、想定外の不便が降りかかって気のどくにおもった。テレビはいろんな世間での出来事を伝えてくれるので家にいながら生きる楽しさや難しさなどを学ぶことができる。
はらはらしながらも楽しくテレビに見入ってしまったニュースがひとつ。東京丸の内のカルガモ親子の引っ越しであった。丸の内のビルの谷間にある人口の小さい池から皇居のお堀に向かっての親子大移動と母親カモの奮闘物語である。20センチほどの高さとその手前の溝を超えられない8羽の子ガモの必死の挑戦と母ガモのなんとかならぬかと心配そうにやきもきする姿に“生きる”という意味を重ね合わせて考えている自分がいた。
その時には出来そうで、でも出来ないことに何度も挑戦する姿が難しい言葉や理屈抜きに人生を教えてくれているように思った。数日をかけてこの障害を乗り越えた時の親子の姿は諦めなかった努力の偉大さを教えてくれているようだ。諦めることと諦めないことの差はわれわれ見る者の頭の中に無形の学びという経験を教えてくれる。
「きっとできる。頑張れ!」などとわれわれは子供を励ます。でも僕は時々思うのだが、否定語を否定する言葉の方が学ぶという肯定的なインパクトを人に伝えてくれるような気がすることがたびたびある。英語にも時々みうける表現なのだが“出来ないと思ったとたんに出来なくなる If you think you can’t, you can’t.”というものだ。プラス思考の出発点は案外、否定語を否定するという試みの中にあるのかもしれない。大阪弁にアカン(だめ、むり)というのがあるが、アカンことはない。きっとアクさ(何のこっちゃ…?#?*?)。