水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

第25回みずゑ会作品展を終えて

2013年08月02日 18時40分41秒 | 展覧会

                    

                            ヴァイオリン 6号  中村広子

作者とはお話しできなかったが、弾きこなされたバイオリン。6号の小品ながら私には、一番存在感があった作品でした。緑のケースがこの主人公を引き立てている。

                   冬支度 10号 鶴田蓉子

 作者は生活感のある作品が得意であるが、描写力がすばらしく。。風景画も単にきれいな景色より、ヒトの生活がにじんだ作品で大賞を取られている。

                根の上高原  8号  西澤廣子

濃淡の表現がすばらしく、こんな描写をめざしたい。また、赤い色合いの樹の色遣いが真似のできない。

                    御嶽山  8号  西澤廣子

空、山、森。この色の塩梅がいい。濡れたとこ、乾いたところへ色を重ねる水彩画の妙を心得られた作品。

                  穴太積の寺(律院) 清水正彦

門前に羽ばたく暖簾の色使い、穴太積の石組みの表現などベテランの味わい。完成された写生の魅力である。

                     スパニッシュな壷 6号  伯耆惟之

 背景を暗くして、主役を引き立てることはうまくいったが、 肝心の壷の立体感な表現がとぼしい。壷の模様に気がいって、基本的な写生ができていない。うまくゆくかわからないが、再度、やってみよう。

 

 

 

  

 

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