明けの川辺に咲く鶏頭花
焼き上がる小鮎の香り小屋に満つ 惟之
朝焼や黒き鳥来て枝ゆるる
蜘蛛の囲の繕ひの跡うつすらと
葉桜の木漏れ日浴びて艇かつぐ
みんみんと蝉を呼びをる幼かな」
瞑想の木蔭のベンチ落し文 洋子
落し文探し当てたる夫の留守 秀子
落し文洒落たる名前貰ひけり 捨弘
雨上がり庭で見付けし落し文 アイ子
かやぶきの美山に拾ふ落し文 惟之
落し文開く一人を囲みをり 美枝
磴髙し一つ見つけし落し文 初枝
明けの川辺に咲く鶏頭花
焼き上がる小鮎の香り小屋に満つ 惟之
朝焼や黒き鳥来て枝ゆるる
蜘蛛の囲の繕ひの跡うつすらと
葉桜の木漏れ日浴びて艇かつぐ
みんみんと蝉を呼びをる幼かな」
瞑想の木蔭のベンチ落し文 洋子
落し文探し当てたる夫の留守 秀子
落し文洒落たる名前貰ひけり 捨弘
雨上がり庭で見付けし落し文 アイ子
かやぶきの美山に拾ふ落し文 惟之
落し文開く一人を囲みをり 美枝
磴髙し一つ見つけし落し文 初枝