水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

第63回響高槻句会

2009年07月17日 12時40分58秒 | 句会・吟行
句会を終えてはいパチリ

日時:2009年7月16日(木)13:30~17:30
場所:高槻市総合交流会館  

 蒸し暑い梅雨も終わりの午後、定例の句会が行われました。今回、よう子さんの娘さんの由美子さんが、見学を兼ねて飛び入り参加されました。世代の若い由美子さんの句はわれわれには、新鮮で初々しく、大いに盛り上がりました。これからも時間がありましらたご参加ください。
 今日の成績は敬子さんが抜群で記録的な点が入りました。以下に高得点から示します。

11点句 水を打つ女の襷の蝶結び 敬子
 7点句 炎天の作業帽より白髪かな 敬子
     この国にリーダー出よ木下闇 照子
 6点句 谷に下る急な石段蛇走る 照子
 5点句 経を読む如く骨切る鱧料理 惟之
     睡蓮や見果てぬ夢は夢のまま よう子
     蜘蛛の囲の真中にでんと主の顔 敬子
     蜘蛛の囲に繕いの跡見つけたり 惟之
     捨ててより見ゆるものあり夕端居 よう子
 4点句 蛇の皮財布にしまいクジを買う 捨弘
 2点句 走り来てほっと身を置く木下闇 敬子
     ながむしに石を投げにしやんちゃかな 由美子
 1点句 泰山木風を起こして花の散り 洋子
     打ち水のかよい路ゆく神輿かな 久子
     帯解いて忙しく団扇使いけり 久子
     打水の石塀小路や風さやか ひろよし
     軒簾犬が寝ている昼下がり 由美子
     朝涼や渚はなるる水の声  心太
     山開きの一報入りて血は騒ぎ 捨弘
     飛び魚の水を離るる力かな 照子
     嫌われし蛇にも子等のありにけり 心太
     夜空から名医見守る蛇座かな ひろき
     足元の草を鳴らして蛇去りぬ 洋子
     山の道お先にどうぞ蛇通る 敬子
     蛇の衣さいふに入れたことのあり 惟之
     
お気に入り 風呂上りにきびをにらむ日焼け顔 由美子

           


 
     
     
コメント (3)
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