1959年/邦/小津安二郎監督/中村鴈治郎(二代目) 京マチ子 若尾文子 川口浩 杉村春子 笠智衆 浦辺粂子
2022年12月16日 BS松竹東急 よる8銀座シネマ
【あらすじ】
ドサ周りの嵐駒十郎一座が、12年ぶりにとある港町へやってきた。この街には、駒十郎(中村)の昔の女お芳(杉村)と、二人の息子清(川口)が住んでいた。すっかり成長した清と、久しぶりの親交を楽しむ駒十郎。清には、伯父であると方便していた。
さて駒十郎は、一座の看板女優すみ子(京)とイイ仲だった。しばしば留守をする駒十郎を不審に思ったすみ子は、お芳と清の存在を突き止め猛喧嘩。果ては一座の女優加代(若尾)を使って、清にハニートラップを仕掛ける。過疎の街で純朴に育っていた清には効果てきめん、しかし加代もまんざらでもなく二人は恋仲に。二人の仲に激怒した駒十郎は別れさせようとするが、逆に駆け落ちする始末。更に座員が身内の有り金を持ち逃げするという事件が発生、一座は解散を余儀なくされる。
お芳と所帯を持とうかという矢先の出来事に、駒十郎の選ぶ道は…。
BS松竹小津祭り第四弾。他にも「秋刀魚の味」とかあったのだが裏番組の関係で録画できず、これにて小津マラソンはひとまず終了であります。総じて「あんま肌に合わないな」というのがトータルの感想。<親子愛>がテーマになっているものばかりというのが、その原因かも知れず。
川口浩も、この頃は探検隊長になるとは思ってなかったろうな(当たり前だ)。