暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

ダンシング・アクロス・ボーダーズ Dancing Across Borders

2013年03月29日 22時35分55秒 | 洋画>★★
2010年/米/アン・バス監督/ドキュメンタリー/ソクヴァナラ・サール オルガ・コストリツキ ピーター・ボール
2013年3月15日(前編)3月22日(後編) TOKYO MX 松嶋×町山未公開映画を観るTV

【あらすじ】
ポル・ポト政権から解放されたカンボジアで、民族舞踊に青春を捧げていた少年ソクヴァナラ・サール通称シー。彼の類稀なる身体能力とダンスセンスに目を付けたアメリカ人女性アン・バス(監督の人ね)は、彼をアメリカへ留学させバレエダンサーとして教育することにした。
シーはニューヨークの名門バレエスクールSABに入学し、講師オルガ・コストリツキの下でめきめきと上達。バレエを始めるには遅すぎる年齢や、言語及び文化の壁に苦しみながらも、遂にはブルガリアの世界的バレエ登竜門ヴァルナ国際コンクールに出場するに至る。
惜しくも決勝進出は逃したものの、カンボジア人初のバレエダンサーとして一躍世界に名を轟かせたシー。栄光への花道は、まだ始まったばかり!


まずはカンボジアの近代史と、ポル・ポト政権下で何が起こったかを理解しなければならない。
で、いろんな奇跡の積み重ねがあって、カンボジア人初のバレエダンサーは誕生した。ま、正直バレエのことはさっぱり分からないので、ダンサーとして何がどう凄いってのは測ることができないのが辛いところ。でもさすがドキュメンタリーなだけあって、「優勝しました、めでたしめでたし」ではなく、頑張って上達していく姿がメインなのは好印象だった。
それでシーはその後どこまで高みに登っているのかというと…町山さんのお話によると、クラシックは辞めてしまったんだそうな。やはり欧州で発展した文化なだけに、骨格的な壁は乗り越えがたいものがあったらしい。でもダンスは続けているもよう。
彼がカンボジアにバレエテクを持ち帰り、カンボジアとの文化融合を成功させればいいな、と思ったのでありました。シーのダンサー人生は、現在進行形だ!
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