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ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟

2013年03月31日 12時41分26秒 | 邦画>★★
2006年/邦/小中和哉監督/五十嵐隼士 黒部進 森次晃嗣 団時朗 高峰圭二 いとうあいこ 田中碧海
2013年2月~3月 テレ東ウルトラマン列伝

【あらすじ】
異次元人ヤプールは、最強超獣Uキラーザウルスを地球に送り込もうとしていた。ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック、ウルトラマンエースの4人は月面でこれを阻止しようと戦うが、神戸沖に落下した超獣を4人の超能力で封印するのがやっとという結果に終わる。
時は流れて20年後。諸先輩たちに憧れて地球に赴任してきたウルトラマンメビウスは、ヒビノ・ミライ(五十嵐)として防衛隊であるチーム・ガイズの一員となっていた。神戸の海の異変を調査に来たミライは、海洋研究者ジングウジ・アヤ(いとう)の弟タカト少年(田中)の怪獣に対する恐怖心を知らされる。
ところでこの異変は、テンペラー星人、ザラム星人、ガッツ星人、ナックル星人からなる宇宙人連合による、Uキラーザウルス復活の目論見がもたらしたものだった。アヤを誘拐し、メビウスを神戸上空に拘束することに成功した宇宙人連合。地球人としてウルトラパワーを封印していた4人の戦士は、遂にメビウス救出のため老いぼれた体に鞭打つ決心をした。
しかしこれこそが、宇宙人連合の計略だった!4兄弟を吊し上げ、Uキラーザウルスの封印を解くことに成功した宇宙人連合。ところが最強超獣は、なんと宇宙人連合を利用していたに過ぎなかった!?新たなパワーを得、Uキラーザウルスネオとして更に巨大に、進化を遂げた超獣。メビウスと4兄弟に抵抗する力はあと僅か。しかしそこへ、光の国から長兄ゾフィーとウルトラマンタロウ隊長が助っ人に現れる!戦え!守れ!ウルトラ戦士たち!!!


はあ下らないとは知りつつも、メビウス…。観てなかったんだよなあ、テレビシリーズ。ミライがブスだから、というわけでは、決してなかったのだが。ちょっとスーツアクターが、体格良すぎたせいかも?
いやさメビウス・ザ・ムービーといえども、今作の目玉はなんつっても4兄弟の集結!黒部進と森次晃嗣はたびたびゲスト出演してくださるからいいとして、ダンディすぎる団時朗!一人だけ日本人じゃないのが混じってる圧倒的存在感!そしてもう一人、エース以来のご拝顔となる高峰圭二! 思ってた以上に華がない!そこらのオッサンにしか見えない上に、設定職種がコックさん!?更に取って付けたような白いスカーフ!ダサい!でもそれがホクト!パン屋の運送ドライバーだった頃と変わらぬ垢抜けなさ!そんなエースが好き。Uキラーザウルスとのファーストステージは月面だったけど、そこに夕子がいるとかいうサービスはなかった…。いや、確かにエースムービーではないけどもさ…。
さて、今作はメビウスと6兄弟の活躍が描かれているわけです。ここにティガダイナガイアコスモスらは助っ人に来ない。ウルトラマンワールドは一つの世界観の上にあると認識しているが、それにしても派閥らしきものはあるのかもしれない。それとも、時代が違うのか?それにしたって、エイティもどっかに混ぜてあげて下さい。事務所が違うのかなあ。
しかし、6兄弟が勢揃いするシーンはお祭り効果抜群。もう6兄弟をヒーローと崇めるチビッコはいないだろうが、ここに来て親世代がジャストミートするようになったか。もしくは、ゲームでの活躍が王道復古を呼んだか。どっちも噛んでないのに、喜んでいる俺は何だ。ウルトラマンたちが神戸の上空をびゅんびゅん飛び回っている様子は、映像技術の進歩を感じずにはいられない。そういや映像として特別凄いことをやってるわけでもないのに、ウルトラマンで、という前提があると何故か凄く見えるのだ。役得だなあ。
ところで、度々の再放送によって<初代ウルトラマンはお面の造型が雑>、デコボコのアバタ面であることは有名だろうとは思う。しかし、こんな今更のリニューアルでも、初代だけはお面をデコボコに作られてしまうようです。あれは初代の、個性ってことなのかね。スタッフ側の遊びなのか、ファン側の要望なのか。何にしても、あれは貧相で可哀想ですわ。
ゲストに、主題歌を歌っている氷川きよしくん、そしてアメリカザリガニのお二人も登場しているのでお見逃しなく!
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