2023年／邦／佐藤信介監督／山崎賢人 吉沢亮 大沢たかお 清野菜名 岡山天音 濱津隆之 杏 山田裕貴 片岡愛之助 玉木宏 佐藤浩市 小栗旬 吉川晃司
2024年7月12日 日テレ金曜ロードＳＨＯＷ！
【あらすじ】
信（山崎）が王騎（大沢）の直属百人将に任じられ、愚連隊紛いの＜飛信隊＞と名付けられた小隊を率いて馮忌（ふうき・片岡）を討ち取るまさかの大金星。しかしお祝い気分もそこそこ、龐煖（ほうけん・吉川）とかいうめちゃ強武将が単独乗り込んできた…つづく！！
吉沢亮目当ての女子たちのために想い出バナシも盛り込んでくれたが、正直どーでもよい。こんなペースで、いったい何十年かけてシリーズ完結させようというのか。終わるころ主演俳優たちは皆とっつぁんだろう。そして。
出演俳優が超豪華！やってることは漫画！いい年コイた大人たちが、大真面目に漫画を再現させている。コスプレというよりはもはや、オールスター新春隠し芸大会なんだよ。カネかけまくったコント。もう、もう観るのやめようかな…。
2021年／邦／前田哲監督／天海祐希 松重豊 草笛光子 新川優愛 瀬戸利樹 加藤諒 柴田理恵 若村麻由美 石井正則 哀川翔
2024年6月15日 ＴＢＳ
【あらすじ】
人生１００年時代、老後の資金は４０００万円要るという。後藤家の貯金は１０００万を切っており、８０過ぎの父が死んで葬式を出したら４００万近くかかってしまった。家長章（松重）、妻篤子（天海）がほぼ同時期に職を失い、娘まゆみ（新川）はデキちゃったので結婚するという。
何たってカネがない！１０万円のバッグが欲しい！母芳乃（草笛）への仕送り月９万円をケチりたいがため、いっそ同居してもらうことにした後藤さん。浅草の老舗和菓子屋を営んでいただけあって、なかなかの高級志向、なかなかの散財ぶりを見せるおばあちゃん。果たして後藤家の財政は、老後に耐えうるレベルまで持ち直すことができるのか…！？
まあ、言っても切羽詰まったご家庭ではないのですよ。映画を観に行く余裕があるくらいのカテゴリがターゲットなわけで。おじいちゃんは死んじゃったけどおばあちゃんはボケもせず達者、家族皆健康で、子供二人は良い子で成人。借金は家のローンくらいで、ギャンブルに手を出す者もない。失業してもバイト程度ならすぐに見つかるし、夫婦仲が悪いわけでもない。
実にヌルく、老後の資金に悩む方々の参考にならない娯楽作品でした。世のバアさま方が皆草笛光子だったら、苦労しないっての。
1971年／邦／湯浅憲明監督／坂上也寸志 グロリア・ゾーナ 八並映子 佐伯勇 藤山浩二
2024年6月23日 ＴＯＫＹＯ ＭＸ
【あらすじ】
２０世紀後半、人類は月に基地を持つまでに科学技術を進歩させていた。それは置いといて、地球から４００光年くらい先の惑星ジグラから、ＵＦＯが飛来。地球のあちこちで巨大地震を発生させていた。目的は、地球を支配下に置き、人類を食糧とすることだった。しかしジグラ星人にはひとつ誤算があった。人類には、ガメラというチビッコの守護神がいるということを。ジグラは、千葉県鴨川市を攻撃の拠点とした。どうなる鴨シー、どうなる地球、人類はジグラに対抗することができるのか…！？
一年毎公開されていたガメラシリーズは、大映の倒産（！）によりこれで一旦打ち止めとなる。
さて今作。舞台が鴨川市である。何てったって鴨シー。何てったって仁右衛門島！南房出身としてはたぎるものがある。前作「ジャイガー」はクソだったが、今作は爆笑作品だった。コジキ風情の仁右衛門さん、どこ行っちゃったんでしょうか。Ｍ１３の超巨大地震に遭わされた東京、放ったらかしなんでしょうか。何で鴨川がひょっこりとも揺れないのでしょうか。サメ型怪獣が直立する異様さ、メガシャークシリーズでは到底発想できまい。月面進出してるから少なくとも１９９０年代後半を想定した未来話かと思いきや、まんま１９７１年。そっちの世界は凄げーなー！
そしてガメラとは一体何だったのでしょうか。大映死すともガメラは死せず。
2023年／邦／渡辺一貴監督／高橋一生 飯豊まりえ 木村文乃 美波 安藤政信
2024年5月6日 ＮＨＫ総合
【あらすじ】
＜世界一真っ黒い絵画＞について、何か思い出した岸辺露伴（高橋）。モリス・ルグラン作「ノワール」を落札したが、それは２５０年ほど前日本人画家山村仁左衛門が描いた絵の贋作だった。仁左衛門の絵は、パリのルーヴル美術館に保管されているというのでいざフランス。岸辺露伴の青春、仁左衛門の黒が呼び覚ます狂気、露伴もまた血脈に誘われ、忘れていた記憶に翻弄される…！？
アンチジャンプだし、「ジョジョ」もスルー。高橋一生の再現度が如何ばかりかを知る由もなく、独立した実写映画として楽しむしかないのだが。露伴のスタンドがたいして活躍するでもなく、一生様礼賛にも鼻白む有様。ほんと、観てゴメンて。
今作を放送するからには、ＮＨＫは「進撃の巨人」実写版も放送するように。
2022年／邦アニメ／新海誠監督／原菜乃華 松村北斗 神木隆之介 山根あん 深津絵里 伊藤沙莉 花瀬琴音
2024年4月5日 日テレ金曜ロードＳＨＯＷ！
【あらすじ】
地震を引き起こす巨大な＜みみず＞、それが出現する＜後ろ戸＞を閉じる＜閉じ師＞草太（松村）、草太に一目惚れして後ろ戸閉めに関わることになったすずめ（原）、すずめがうっかり解放してしまった要石の猫＜ダイジン（山根）＞、ダイジンの術で椅子にされてしまった草太、ダイジンを追って宮崎から宮城までニッポン大縦断することになってしまったすずめ、現世と常世、東日本大震災と関東大震災、すずめは草太をヒトに戻すことができるのか…！？
東京フェーズはドキドキした。落ちろ、落ちろと念じはしたが、もちろん落ちたらそこがクライマックスになってしまうわけで、回避されることは確定なのである。
それにしても、イマドキの旅ってのは身軽なもんだな。スマホがあれば結構どこへでも行けるのか。って、んなわけない。お巡りさんは、ちゃんと家出少女を保護しよう！
2022年／邦／西谷弘監督／福山雅治 柴咲コウ 北村一輝 飯尾和樹 戸田菜穂 田口浩正 酒向芳 岡山天音 川床明日香 檀れい 椎名桔平 村上淳
2024年3月30日 フジ土曜プレミアム
【あらすじ】
東京都菊野市では、毎年恒例のイベントであるチーム対抗パレードが開催されていたが、その影で一人の男が殺されていた。その男とは、沈黙王蓮沼寛一（村上）である。彼はデビュー間近の歌手志望並木佐織（川床）を殺害した容疑にかけられていたが、完全沈黙を貫き無罪となっていた。しかも態度が横柄で、佐織の両親（飯尾＆戸田）ほか関係者の皆さんは激オコ。というわけで、蓮沼殺害の容疑はチームなみきにかけられた。
難解な殺害方法！蓮沼の過去！登場人物の相関関係！二転三転する事件の真相予想！湯川先生（福山）、出番です。
セガールが出てるのかと思ったら「ガリレオ」だった。ドラマ観てなかったし、東野圭吾は避けてるし、福山雅治に興味もない。興味があったのは記者役の津田寛治だけだが、特に何もしなかった。もっと食い下がる、嫌な感じツダカンジみたいな役ではなかったの？いなくてよかったじゃん。
あとなんか、北村一輝のネチョネチョした喋り方が嫌だった。
1984年／邦アニメ／押井守監督／古川登志夫 平野文 藤岡琢也 神谷明 島津冴子 千葉繁 鷲尾真知子
2024年9月23日 ＢＳ松竹東急 ゴールデンシアターＳＰ
【あらすじ】
友引高校学園祭前日。否、当日はいつになったら訪れるのか。この世界は閉ざされている。亀を助けた浦島太郎がもし、友引町全体であったなら…？ずっと変わらぬ日常を夢見た少女と、突拍子のない事態をも平然と受け容れる少年。少女の夢は、夢邪鬼（藤岡）によって叶えられた…！？
ハイ、こんなシナリオです。ラムとあたるがいて、それぞれの役割を担いながらも主たる展開を担うのは飽くまで＜世界観＞。これが押井守よ。な！？なんで押井がうる星やつらに関わってしまったのかね。
とはいえ、令和版「うる星やつら」よりも、随所にいい作画があったりするんだよね。いや俺としちゃ、うる星やつらなんて漫画が完璧だから原画をそのままトレースして動画作って着彩すりゃいいだけなのに何故要らんオリジナリティ出そうとするのか意味分からんけどな。
因みに、原作愛好者としては＜変わらぬ現状＞を夢見たのはしのぶである。そして実際「うる星やつら」の世界は何年も登場人物が高２のまま時間経過したことを思い合わせれば、今作はまんま原作の世界を咀嚼してオリジナルシナリオを構築したに過ぎない。見事とも言うべき解釈論ではあるが、しかし卑怯とも取れる。どっちにしろ、外伝的作品である。結局何が言いたいかというと、今作は高橋留美子の作品ではなく、押井守の作品であった。押井嫌い。
どうでもいいかもしれないが、スタッフロール見てたら動画に＜五代裕作＞て人がいましたよ。実在した！
2023年／邦アニメ／堂山卓見監督／水田わさび 大原めぐみ 永瀬廉 井上麻里奈 水瀬いのり かかずゆみ 木村昴 関智一 中尾隆聖
2024年3月2日 テレ朝
【あらすじ】
浮遊楽園都市を探すことになった、毎度お馴染みの面々（水田、大原、かかず、木村、関）。タイムツェッペリンでついに発見、その名も＜パラダピア＞。努力なしでパーフェクトチルドレンになる夢が、今、叶う？ところがそこは、ココロを殺して従順な人民を生産する実験場だった。パーフェクト猫型ロボのソーニャ（永瀬）、クラス委員のハンナちゃん（水瀬）、賞金稼ぎのマリンバさん（井上）らは、のび太たちとともに大ボスレイ博士の目論見を阻止することができるのか…！？
脚本小沢良太。ああもう、ほんとしゃらくさい！結局＜個性がだいじ＞みたいなハナシに落ち着くんだけどさ、みんながココロを失くすことで良い子になるなら、それはそれでいいことなんじゃないの？と、世知辛い世の中に揉まれていると、考えないことはない。利己主義撲滅！ノーモア歩きスマホ！
2022年／邦アニメ／イワタナオミ、ウチヤマユウジ、由水桂監督／伊藤沙莉 ムロツヨシ 花江夏樹 ウチヤマユウジ 内田真礼 玄田哲章
2024年2月24日 ＮＨＫＥテレ東京
【あらすじ】
オーストラリアが舞台！コアラ（花江）を主人公とした、「リロイのホームツリー」
南極が舞台！ペンギンたちを主人公とした、「ペンたび」
安曇野が舞台！ニホンノウサギ（内田）を主人公とした、「はちあわせの森」
の三本です。ざんねんかどうかは、見る人次第！？
ＭＣはモグラのご夫婦なのだが、ＹＯＵと山里亮太ではなく伊藤とムロなのだった。せっかく山里メガネかけてるのに！？
書籍は未読なため、類似品「いきものがたり」ぽいものを想像していた。正直コアラ編で挫折しようかと思っていたが、ペンギン編で持ち直す。あれでしょ！「ロペ」の人なんだよね。好きになりました。
全編通して子供向け（当然か）だが、全作共通でウンコネタを扱っている。まああれだ。「ざんねん」かどうかは人間基準で判断しているのであって、生き物はだいたいウンコの世話になってるってことです。俺の甥っ子は誕生日プレゼントに＜ウンコのヌイグルミ＞を所望しているのだが、それこそ＜ざんねん＞ながらなかなか売ってません。結論。甥っ子がいちばん＜ざんねん＞だ。
1986年／邦／畑正憲監督／チャトラン（猫） プースケ（犬） （ナレーション）露木茂 （朗読）小泉今日子
2024年2月22日 ＢＳ松竹東急 よる８銀座シネマ
【あらすじ】
北海道のとある牧場に生まれた、雄猫のチャトラン。遊んでるうちに川に流され、流浪の旅をするハメに。クマさん、キツネさん、お馬さん、子鹿さん、野良ブタさん（？）、アライグマさん、ウシさん、カラスさん、フクロウさん、カモメさん、コウモリさん、ヘビさん、そしてお友達でパグのプースケ、白猫のマイハニー。チャトランはお父さんになりましたとさ、オシマイ。
動物虐待の疑いで物議を醸した、大問題作。とはいえ、撮影クルーが常に監視してる訳だし、大きな事故はそうなかったかと思われる。便宜上キャストに＜チャトラン＞＜プースケ＞とは書いたが、複数キャストによるもののようです。一方クマさんシカさんアライグマさんらは、一体ずつ出演してるみたい。ムツゴロウ王国恐るべし。
喋らない猫や犬らが、シナリオに沿ってぴょんぴょこ飛び回る姿を愛でる作品。いっそシナリオも要らないのだがなあ。プースケがロープを使って救助行為を行うとか、ファンタジーすぎてシラける。食餌のシーンが少なくて、何食ってるのかすごく気になった。飢えてるはずのところで、いきなり父親になるし…。
