2024夏(3)

2024-08-29 01:34:03 | Weblog
ようやく猛暑も山を越えて、
部屋の暑さ自体は相当楽になっている
今この瞬間の室温はこれである



普通の感覚ならとんでもないだろうが、
38度から考えたら夢のようである

この猛暑をエアコンなしで、
過ごすというドキュメンタリーも、
そろそろ終わりのようである

暑さのピーク時から考えたら、
今こうやって更新できてるのも、
奇跡な感じである

まだPCの前に座るのは、
30分がぐらいが限界だが、
気持ちが更新できる状態にはなった

というわけで前回最後に触れた、
恐ろしいことについて語ろうと思う

それは蕁麻疹である
これは猛暑真っただ中の話である

このブログでは夏の定番ネタだが、
今年も本当に苦しめられている
多少涼しくなった今でも、
猛威を振るっている状況である

去年薬が間に合わずえらい目にあったんで、
今年は早めに注文したが、
それでもわずかに発症に間に合わなかった

俺は市販の薬では効かないんで、
通販で購入してるんだが、
海外から届くからどうしても日数がかかる

それがギリギリ発症に間に合わなかった
湿疹が噴き出して全身真っ赤になり、
それを力の限りかきむしることになる







それをしばらく繰り返して、
やっと届いたんだが、
これが効かないという最悪の結果になった

以前も同じ目にあったんだが、
薬の名前を忘れてしまい、
とりあえず1番安いのを買った

蕁麻疹では有名なクラリチンという薬の、
ジェネリック薬でロリータという薬である



そして届いたその日にも、
強烈な湿疹が出始めたんで、
効いてくれと祈りながら飲んでみたが、
まったく効かなかった

この時は本当に絶望しかなかった
かといって再び別のを注文して、
それが届くのを数週間待つ余裕はない
もう医者に行くしかないかと諦めかけたが、
1つ活路を見い出せた

何も症状がないときに先に飲むのである
すると大きな発作は出ないことが分かった

もちろん部分的に痒みと湿疹は出るんだが、
それが最小限に抑えられるのである

もしかしたらそれが正しい使い方で、
1度発作が起きてしまったら、
どんな薬でも手遅れなのかもしれない

それでも痒いことに変わりはなく、
そこに暑さも乗っかって、
とてもネットができる状態ではなかった

俺は夜の1時から3時ぐらいが、
ネットタイムで、ある意味今の生活で、
1番の楽しみな時間である

しかし暑さと痒みでじっとしてられず、
飯が終わったらすぐに電気を消して、
窓を開けてベッドに横になって、
そのまま寝るというパターンになった

夜中にネットをやらずに寝るというのは、
これまで考えられなかったが、
とにかくPCの前に座ってられないのだ
これも俺の人生初の出来事だった

当然扇風機は当ててるが、
熱風で気分が悪くなってくるし、
痒みも乗っかってとても無理だった

ついでに言うとドラマも同じである
俺はドラマを録画して、
昼に炭酸を飲みながら見るのが、
夏場の楽しみだったんだが、
今年はとてもテレビの前で1時間も、
じっとしてるのは無理で、
録画したのを見るのも一苦労だった

そんなわけですぐにベッドに行くんだが、
そのベッドに俺の命を今につないだ、
スペースがある

それがここである
電気を消して窓を開けて、
限界まで窓に近付いて寝るのである

このようにベッドの横にへばりついて、
空を見ながら窓から入る風に、
あたるのである



これは夜にたまたま現れた月だが、
夜は星を眺め昼は雲を眺めるわけである



この一帯はなぜか寝るときになると、
風がピタッと止まって、
それが本当に腹が立つんだが、
それでも冷たい空気が時折入ってくる
それを窓際に張り付いて、
必死に浴びるのである

酸素が薄い池で鯉が必死に水面で、
空気を吸ってるあの感じである

今年の夏はこのスペースが、
俺の命を守ったといっても過言ではなく、
常にこのスペースに逃げ込んでいた

この部屋から一刻も早く出ろという、
ありがたいコメントをもらったが、
それはもちろん考えた

ビジネスホテルも考えたが、
1泊7000円ぐらいで無理だった
4000円弱のカプセルホテルがあって、
一瞬心が動いたが会社から距離があり、
決断できなかった

これまで1人でホテルに、
泊まったことがないというのも、
決断できなかった大きな理由である

ならば実家に帰るのが最善だが、
これも通勤に1時間近くかかるんで、
踏ん切りがつかなかった

以前は実家から普通に通ってたんだが、
会社まで自転車で5分に慣れてしまうと、
もう元には戻れなかった
とにかく毎日電車に乗るというのが、
もう精神的に無理だった

電車に乗らない生活に慣れると、
精神的に電車が本当に苦痛なのである

それでも命を守るのが最優先なんだから、
どんなに金と手間がかかろうが、
それらを選択すべきだろう

まして実質7月8月の2か月である
それでも踏ん切りがつかなかった
それが俺という男なのである

ただ1回だけ結構恐ろしい体験をした
帰宅したら暑さで頭がボーっとして、
すぐに窓を開けてベッドに横になった
そしてちょっと目を閉じてすぐ開けると、
朝になっていたのである

こういう感じは過去にもあったが、
もう少し寝るギリギリまで覚えていたし、
周りの感じとかもちゃんと見えていた

しかしその時は横になった直後の記憶が、
全くないのである
つまり気を失った可能性があるのである

俺はこれまで寝てる時以外は、
意識を失ったことはないんだが、
これはその可能性があるのである

寝る瞬間の記憶が全くないままに、
気付いたら朝になったわけだ

しかもたいして疲れていたわけでもない
つまり仕事でヘトヘトになって、
帰宅後即バタンキューでもなかったわけだ
もちろん寝不足で眠かったわけでもない

結論は出ないままだが本当に熱中症で、
死の1歩手前だったのかもしれない
突然死というのはこんな感じなのかと、
思った次第である

話を戻すと薬は症状が出る前に、
先に飲むという対処法を見つけたわけだが、
さすがに入浴はダメだった

暑い浴室に30分いて、
更にお湯を浴びて肌に刺激を与えたら
ひとたまりもないわけである

今は入浴は3日に1日のシャワーのみだが、
この1日が本当にきつかった

かといって真夏にそれ以上、
間隔を空けるのは衛生的に無理だろう

もちろん現在の3日に1度ですら、
この猛暑ではあり得ないサイクルだろう
それでもこれでいくしかないのである

シャワーさえなければ何とかなったが、
これが本当に耐えがたい痒さだった

暑さだけでも命の危険があるのに、
そこに痒さまで乗っかってくるとは、
自分の運命を大いに恨んだ次第である

本当に俺が何をしたと叫びたかったし、
気が狂いそうになる痒みだった

確かにクソみたいな人生だが、
基本他人には迷惑はかけてないつもりだし、
真面目には生きてるつもりである

唯一迷惑をかけたとしたら親だろう
だからこそこんな体にされたのだろうか
確かに親孝行は何1つしてない

子供のために色んな事を我慢して、
必死に稼いでくれた金を、
ドブに捨て続けた人生だった

この蕁麻疹がその罰というなら、
それは甘んじて受け入れるしかない
というかそうならまだ甘いほうだろう
それぐらい親不孝な人生だった

それと地味にきついのが外に出る際に、
半袖を着れないことである
スーパーとかでこんな湿疹だらけの、
腕を見たら気持ち悪くて、
買い物気分も吹っ飛ぶだろうし、
何より近付きたくないだろう



というわけで長袖になるんだが、
当然暑いから余計湿疹が出るという、
悪循環になるわけである

それとシャワー当日は痒くても、
我慢するしかなかったのも辛かった

シャワー当日にかきむしると、
シャワーを浴びたとき、傷口がしみて、
激痛になるわけである
ゆえに当日は痒くてもかけないのである

このようにかさぶたになった所を、
うっかり引っ掻くと結構大きな傷となる
この状態でシャワーを浴びるなど、
絶対無理なわけである



猛暑が山を越えた今でも、
まだ蕁麻疹は暴れている状況である
ただ夏が終われば出ることはほぼない
もう少しの辛抱である

蕁麻疹の薬には大きく分けて、
2種類の成分があるらしいんだが、
今回は自分に合わない方を、
買ってしまったわけだ

来年はもう1つのほうを買おうと思う
とはいえそっちも効く保証はない

というか最初から医者に行けバカと、
ツッコまれそうだが、
やはり医者はハードルが高いわけである

しかし症状によっては、
来年はそれしかなさそうである

とにかくまだまだ残暑が続くが、
ようやくピークは過ぎた感じである
よくここまで生き延びたなという感じだ

凝り返すがこれは若い奴の話ではなく、
61の爺の話である

その爺がエアコンなしで、
この猛暑をほぼ乗り越えたのである
これは地味に奇跡ではなかろうか

次も総括も含めて書いていこうと思う
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