気まぐれ猫の徒然の日々

気楽に、時々思いついたことなどを書きつづっていきたいと思います・・・。って、最近すっかり写真ブログになってるけど・・。

高音質版 BLUE NOTE best jazz collection SHM-CD 1 MILES DAVIS を買ってみた

2023-01-08 20:34:48 | オーディオ?

表題の通り、ディアゴスティーニから発売されている 「高音質版 BLUE NOTE best jazz collection SHM-CD 1 MILES DAVIS」 を買ってみた。

何故今頃?と思うかもしれないが、単に "高音質版" と謳う SHM-CD がどの程度のモノかを確かめてみたかったのだ。
ま、Jazz、 特に MILES DAVIS は好きだし、ワンコイン以下で買えるし、ってコトで買って見ようかなと。

因みに SHM-CD ってのは、透過率の高い液晶用ポリカーボネイトを使って作られた CD で、透過率が高い為、読み取り時のエラーが少なくなりエラー補正の負荷が減る為、音質が良くなるってコトらしい。
ここで 「ん?」 って思った方、あなたの感覚は正しいと思う。
この理論、一見説得力があるように見えるが、実は結構オカルティックな話だと俺は思う。

そもそも CD ってのは、有り体に言えば "音をデジタル変換して保存した記憶媒体" である。
当然そこには強力なエラー訂正機能が組み込まれていて、たとえ読み込みでエラーを出しても訂正して出力されている為、結果として出てくる信号はエラーの有り無しで差は無くなるはずである。
(で無ければデータ用 CD なんて怖くて使えない。)
「そのエラー処理に掛かる時間 (負荷) が、音質に影響するんだ」 との意見もあるとは思うが、そんなモノはちょっとしたデータバッファをハード上に持たせるだけで回避出来るし、CD プレイヤーがバッファを持っていないとはとても思えない。
例え負荷が音質に影響を与えたとしても、よほどエラーが多発しない限りは人の耳では感じ取れないんじゃ無いかと思うわけだ。

「でも、実際聞き比べると違うんだ!」 と仰る方も居られると思う。
ただ、そこには別の要因が絡んでいる可能性があるのだ。

ます1つ目は良く言われる "プラセボ (プラシーボ) 効果" だ。
これは効果があると思い込んでいるとそんな気がするというヤツで、これに引っかかってしまう方は必ず一定数発生する。
薬なんかでも全く効果の無い物を投与しても、"この薬は効くんだ" と思い込んでいると本当に薬効が出る場合があるのだ。
その為、医薬品の承認作業では必ずプラセボチックを行うんだ。

2つ目、多分これが大きいんだと思うが、SHM-CD 作成時に音源からのサンプリングをやり直している場合がある。
元の CD とタイトルが同じでもサンプリング処理をやり直していれば当然音質は変わる。
これを公表していない場合、サンプリング処理のやり直しの効果が SHM-CD の効果だと勘違いされてしまう。

また、CD をリッピングして PC 等で再生して聞いている場合は保存されているデータはエラー訂正が既に為されたモノであるから、元が普通の CD 有ろうが SHM-CD であろうが同じになる。
つまり、その場合 SHM-CD の意味は全くなく、普通の CD で SHM-CD 以上の音質 (SHM-CD でも読み取りエラーが "0" であるとは思えないので) が確保されるというわけだ。
ま、高性能なリッピングソフトは必要となるが・・・。

それを実際に確認してみた。
SHM-CD と SHM-CD からリッピングしたデータを同じプレイヤーを使って同じシステムで再生・聞き比べをやってみた。
使ったのはウチの中で1番金が掛かっているホームシアター用のシステム。
アンプとスピーカーだけで40万以上掛かっている YAMAHA のシステムなんで、再生システムがしょぼくて違いが分からないなんて事は無いと思う。
 プレイヤーはソニーの UBP-X800M2。
これなら CD の再生は出来るし、ネットワークデータの再生も出来るので、このテストにはもってこいだ。

結果、少なくとも俺の耳では違いが分からなかった。
ま、俺の耳がポンコツだって可能性も高いんだけどね。
少なくとも、ウチの環境・使用方法・聴く人間では SHM-CD に意味は無いってコトだね。
マスタリングが変わってなかったらだけど・・・。www


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