夏木広介の日本語ワールド

駄目な日本語を斬る。いい加減な発言も斬る。文化、科学、芸能、政治、暮しと、目にした物は何でも。文句は過激なくらいがいい。

岡田氏にも菅氏にもがっかりさせられた

2009年07月03日 | 政治問題
 民主党の鳩山代表に故人からの個人献金があった事が問題になった。しかしそれは会計担当が個人献金があまりにも少ないので多く見せ掛けるためにした事だと同代表は謝った。監督責任があるからだ。それを岡田氏も菅氏も納得したと言った。
 一体、どこがどのように納得出来るのか。
 虚偽の献金の原資はすべて鳩山氏本人の資金だから不正な資金は含まれていないのだと言う。本人のカネを他人のカネだと言うなら、本人の所得を隠す事にも繋がる。その辺はどうなのか。
 今日7月3日の新聞では、2005年から7年の3年分の収支報告書の訂正があり、個人献金の内の7割が削除されたそうだ。献金者名の7割が虚偽だった訳だ。金額では約22%と少なくなるが、1771万円が鳩山氏本人からの貸付金となった。
 3年間も不正を見抜けなかった監督責任は重い。弁明を信じればそうなるが、本当の所は本人自身は知っていたのではないか、と私は疑っている。
 私は自民党も民主党も同じ体質だと思っている。現在は単に与党と野党に分かれているだけであって、同じ穴の何とかだと思っている。小沢氏の献金問題でそれが明らかになり、ここでまたそれが確固たる物となった。それでも今まで私は岡田氏や菅氏に一縷の望みをかけていた。彼等だけは違うだろうと信じていた。
 浅はかだった。そしてこれが私の政党不要論に繋がる。なまじ政党なんかに属しているから自分の信じている事が貫けない。政党の考えに付和雷同してしまうしか無い。そんな自己の無い人間が国会議員の重い職責を担えるはずが無い。
 駄目な人間が寄り集まって駄目な政党を作る。そこに立派な人間が吸い寄せられて、そして徐々に駄目になって行く。で、結果的に全体が駄目になる。そうした構図が見える。

 前のブログで金持には庶民の感覚が無いと書いた。心が無いのだ、と書いた。この虚偽の献金問題は金額がどうあろうとも、良心が腐っている事の証である。言うまでも無いが、明らかに出来ないから嘘をつくのである。汚い事、不正な事をやっているから明らかに出来ないのである。そんな子供にも分かるような道理が彼等に分からないはずが無い。
 今東京の街は選挙の宣伝カーでうるさくてたまらない。石原都知事は麻生総理のミニチュアではない。知事は我々が直接に選んでいる。自民と公明が選出したのではない。しかし都議会の諸政党は国会の諸政党のミニチュアである。区議会議員が出世をして都議会議員になり、またまた出世して国会議員となるのだ。だから同じ体質になる。私は自民党も公明党も民主党も惨敗する事を祈っている。かと言って、どの政党が、どの候補が良いのかは分からない。でも旧態依然では絶対に駄目な事だけは確かである。
 都議会には都民党しか要らない。同じく国会には国民党しか要らない。その党の内容は我々が決める。
 都議会議員の選挙では、私は候補者の中から、うるさい順に順位を付けて、残った候補者に投票しようかとも思っている。横須賀市の新市長は千回以上も駅頭に立ち、自転車で選挙区内を回ったのだそうだ。