久しぶりで、コメントもらいました。
ブロッガーとしては、記事に反応があると、とてもうれしいのです。
「あかずきん」さん、ありがとう!
それでは、ずばり、私ども(比較民話研究会)で蒐集した原話を載せます。
白馬寺の由来
滝のね、上の方に、天冠山(てんかんざん)て、山あんにゃわ。
そっから、白馬に乗った人が隆りて来て、
ほで、そこへ(白馬に乗った人の所へ)向けて、
石を放ったやつ(村人?)が岩になったっちゅう。
ほんで、「投げ石滝」っちゅう。
(滝のそばで涼気にやすらぐ筆者)(Foto:S.Aoki)
ほで、その人(白馬に乗った人)が、衣(ころも)をそこへ掛けといて、
あそこで行(ぎょう)をしたって言うのや。それが、「衣掛け杉」言うねん。
その白馬寺はな、昔からちょっと有名なお寺らしいわ。
今は無住で、寺があるだけやけれども、
なかなか昔は、ちょっと格式のある寺やったように思うな。
あの、天からね、白い馬に乗って。ほで、不動はんの上の方に、
この小さい平(だいら)があるねん。ほで、その平は天冠山言うんや。
ほで、そこへ、白い馬に乗って降りて来たんやと。
ほで、彼処(あこ)行て、庵(いおり)を建てて、行(ぎょう)したっ言う。
書いたもんもあったらしいけれど、
それも火事いたんで、無いようになってんけれども。
(注)白馬寺:曹洞宗。山号は天冠山。
この寺は、もと真言宗の寺院で清水寺と称した。
承平七年(937)、金峰山の僧真理法師によって
天冠山白馬寺と改称されたと伝えられる。
本尊は不動明王。
原話:竹原威滋・丸山顕徳編『東吉野の民話』
語り手:萬谷史郎(東吉野村滝野) 不許転載
ブロッガーとしては、記事に反応があると、とてもうれしいのです。
「あかずきん」さん、ありがとう!
それでは、ずばり、私ども(比較民話研究会)で蒐集した原話を載せます。
白馬寺の由来
滝のね、上の方に、天冠山(てんかんざん)て、山あんにゃわ。
そっから、白馬に乗った人が隆りて来て、
ほで、そこへ(白馬に乗った人の所へ)向けて、
石を放ったやつ(村人?)が岩になったっちゅう。
ほんで、「投げ石滝」っちゅう。
(滝のそばで涼気にやすらぐ筆者)(Foto:S.Aoki)
ほで、その人(白馬に乗った人)が、衣(ころも)をそこへ掛けといて、
あそこで行(ぎょう)をしたって言うのや。それが、「衣掛け杉」言うねん。
その白馬寺はな、昔からちょっと有名なお寺らしいわ。
今は無住で、寺があるだけやけれども、
なかなか昔は、ちょっと格式のある寺やったように思うな。
あの、天からね、白い馬に乗って。ほで、不動はんの上の方に、
この小さい平(だいら)があるねん。ほで、その平は天冠山言うんや。
ほで、そこへ、白い馬に乗って降りて来たんやと。
ほで、彼処(あこ)行て、庵(いおり)を建てて、行(ぎょう)したっ言う。
書いたもんもあったらしいけれど、
それも火事いたんで、無いようになってんけれども。
(注)白馬寺:曹洞宗。山号は天冠山。
この寺は、もと真言宗の寺院で清水寺と称した。
承平七年(937)、金峰山の僧真理法師によって
天冠山白馬寺と改称されたと伝えられる。
本尊は不動明王。
原話:竹原威滋・丸山顕徳編『東吉野の民話』
語り手:萬谷史郎(東吉野村滝野) 不許転載