壁際椿事の「あるくみるきく」

東京都内在住の50代男性。宜しくお願いします。

『差別と日本人』を読んだ、その2

2010年09月29日 | 読書(文芸、フィクションほか)
以下引用。
(民や在日朝鮮人など)抑圧されたものが、その抑圧の重さゆえに声を荒げるのは無理からぬことだ。ところがそれを理解できない多くの人々は物事は理性的な話し合いで解決されるべきだという原則を譲らない。その原則は、それ自体としては正しいが、現実の場面でそれを求める人々は、自分たちが抑圧している少数者に対して、数の力で「オレのやり方に合わせろ」と言っていることに気付かない。

(故意か過失かは問わず)他人の足を踏みつけて、怒られて、それに対して「話し合いましょう」でなく、まずやるべきは足を除けることだ、ともかかれていました。

民主主義は多数決ではありますが、少数意見の尊重がいかに大切か。改めて認識しました。

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