図書館はわが書斎、公園はわが庭。そう考える納税者の私は、たまに図書館を利用します。よく利用するのは、世田谷区立、渋谷区立、新宿区立です。
先日、新宿区立のある図書館の机に着いたら、「パソコン・電卓は使用禁止」と大きな注意書きがありました。なぜだろう。どうやらキーをたたく音をうるさく感じる図書館利用者がよく苦情を言うようなのです。
昨日、世田谷区のある図書館で勉強していたら、背中合わせの席にいる30前後・男性から、「電卓使用は禁止ですよ」と注意を受けました。え、そうなの? 気付いていないことを教わるのは、良いことです。礼を言い、電卓を仕舞いました。よく見ると、小さく注意書きもありました。帰りに、カウンターで職員に尋ねたら、「音を気にされる方もいらっしゃいますから」と歯切れの悪い回答でした。
さて、ここからが問題です。「音」が問題なら、パソコンのキータッチ音はもちろん、イスをギシギシいわしたり、咳をしたりするのも問題でしょう。では、音が出ないよう優しくキータッチすれば、パソコンや電卓の使用は許されるのではないか?
先日読んだ『弁護士が書いた究極の文章術』には、「図書館の廊下では携帯の使用は禁止します」という張り紙をどう解釈するか、が延々説明されていました。廊下でメール使用については、どう解釈すればいいかという問題です。
1)閲覧室でなく、廊下である
2)通話でなく、メールである、この2点がミソです。
法の解釈は二通りあり、字面どおり杓子定規にする解釈と、張り紙の言わんとする内容を基にする解釈です。前者の立場なら、廊下の携帯メールは「禁止」となります。後者なら、張り紙の趣旨は「本を閲覧中の人にうるさくないように」だから、廊下であり、音の出ないメールならOKとなります。
ま、法の解釈はさておき、現実問題としては、不特定多数の人が利用する図書館だから、細かくルールを決めて厳密に運用しないとならないんでしょうね。図書館を「自分の書斎」と考えるのは自由でも、公共のルールは守らなければなりません。
先日、新宿区立のある図書館の机に着いたら、「パソコン・電卓は使用禁止」と大きな注意書きがありました。なぜだろう。どうやらキーをたたく音をうるさく感じる図書館利用者がよく苦情を言うようなのです。
昨日、世田谷区のある図書館で勉強していたら、背中合わせの席にいる30前後・男性から、「電卓使用は禁止ですよ」と注意を受けました。え、そうなの? 気付いていないことを教わるのは、良いことです。礼を言い、電卓を仕舞いました。よく見ると、小さく注意書きもありました。帰りに、カウンターで職員に尋ねたら、「音を気にされる方もいらっしゃいますから」と歯切れの悪い回答でした。
さて、ここからが問題です。「音」が問題なら、パソコンのキータッチ音はもちろん、イスをギシギシいわしたり、咳をしたりするのも問題でしょう。では、音が出ないよう優しくキータッチすれば、パソコンや電卓の使用は許されるのではないか?
先日読んだ『弁護士が書いた究極の文章術』には、「図書館の廊下では携帯の使用は禁止します」という張り紙をどう解釈するか、が延々説明されていました。廊下でメール使用については、どう解釈すればいいかという問題です。
1)閲覧室でなく、廊下である
2)通話でなく、メールである、この2点がミソです。
法の解釈は二通りあり、字面どおり杓子定規にする解釈と、張り紙の言わんとする内容を基にする解釈です。前者の立場なら、廊下の携帯メールは「禁止」となります。後者なら、張り紙の趣旨は「本を閲覧中の人にうるさくないように」だから、廊下であり、音の出ないメールならOKとなります。
ま、法の解釈はさておき、現実問題としては、不特定多数の人が利用する図書館だから、細かくルールを決めて厳密に運用しないとならないんでしょうね。図書館を「自分の書斎」と考えるのは自由でも、公共のルールは守らなければなりません。
コメントありがとうございます。読者参加型ブログを心がけているのですが、反響が少なく、寂しい思いをしていました。
ほんと、こういうことは、ルールでなく、マナーの問題ですよね。マナーを守らない人が増えるから、過剰なルールが必要になってしまう、と。
ぼくに注意をしてくれた人は、相当の勇気を振り絞ったのだと思います。(ちなみにぼくはコワモテではありませんが)。ありがたいことです。
「あうん」も大切ですが、希望を言い合って、互いに調整しあう、という姿勢も大切ですね。
今後とも「あるくみるきく」をご愛読、宜しくお願いいたします。
簿記を勉強していたのでしょうか?
その前提でお話しますが、椅子の軋みや咳払いと、電卓の音は次元が違うと思います?
椅子の軋みや咳払いは、常に出る音ではありません。さらには、普通に行動していれば自然と出る音です。
簿記の場合、電卓を叩くことによって音が出るのであり、本を読むことを主体としている図書館では普通は聞こえてこない音です。
この不自然な音は不快です。例えば、静かな電車内でゴトンゴトンという音やアナウンスはなんとも思わなくとも、電話で話している声やイヤホンからの音漏れは不快に感じるのと同じだと思います。まして鳴り続けるのは相当不快です。
つまり、音の大小の問題もありますが、メインはその種類ではないでしょうか?
ちなみにチェーンの喫茶店では、音楽や話し声でガヤガヤしているので、他人の電卓の音が不快に感じたことはありません。その場合はむしろ時間かな(笑)
なるほど、音の種類ですね。人間の機関(耳)の認知は、慣れないモノを奇異と受け止めますからね。ぼくも、電車内のカシャカシャ音漏れは気になります。
こんな諺を聞いたことがあります。
特急はますます速く、鈍行はますます遅く。
声の大きさの民主主義、とも。
「キータッチがうるさい」というクレームと、「パソコンや電卓も使える利便性を」という要求と、どちらの声が大きいか? 各図書館も、この大きさで判断しているのでしょう。
仕事でも、要求の厳しい客にはしっかり応えるが、要求のゆるい客は適当に流す、ということはありますよね。フリーの編集者・ライターとして働く自分としては、単に声の大きさだけに惑わされず、どのお客さまの仕事も厳正にやっていきたい。そう心掛けています。
「いずれにせよ、マナーは大切ですよね。
今後も、「あるく みる きく」をご愛読、宜しくお願いします。