壁際椿事の「あるくみるきく」

東京都内在住の50代男性。宜しくお願いします。

『論理トレーニング101題』を読んだ

2010年10月13日 | 読書(文芸、フィクションほか)
よくほえる犬は弱い。ポチは良くほえる。ポチは弱い。

この文章には、ある前提が隠れています。自明のこととして、書かれていないのです。それは何でしょう? 筆者には自明でも、読者は?なことって何でしょう。

『論理トレーニング101題』(野矢茂樹著、産業図書)に挑戦しました。なかなか面白い本でした。

以前、ある方に、因果関係と相関関係を峻別すべし、と教えられたことがあります。なるほど原稿を書くときには戒めなければならないことだと思いました。

この本から私が学んだことは、次の2つ。
1)揚げ足取りは批評であり、悪いことではない。むしろ積極的にすべし。
2)ただし、やたら論理の刃を向けるのは賢くない。「ここぞ」というときに備え、研いでおくに留めるべし。

高校生、大学生など、まだ若い読者にお勧めします。ぜひ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿