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新型「ゴルフGTI クラブスポーツ」


(本資料は2015 年9 月にフランクフルト国際モーターショーにてワールドプレミアとして発表したものです)
なお、表記の仕様および数値に関しては欧州仕様です。
※日本導入予定時期: 2016年年央に限定導入(2016年1月15日 東京オートサロン2016にて概要を発表)。



「ゴルフGTI クラブスポーツ」
GTI 生誕40 周年を記念したアニバーサリーモデル
「ゴルフGTI クラブスポーツ」は2016 年から生産を開始


最高出力は265PS、0~100km/h 加速はわずか5.9 秒
ブースト機能により、約10 秒間、290PS 以上までパワーアップ

新型「ゴルフGTI クラブスポーツ」:5 つのハイライト
1. 新型「ゴルフGTI クラブスポーツ」の販売は、GTI 生誕40 周年となる2016 年から開始予定。
2. このアニバーサリーモデルの最高出力は、195kW/265PS、最高速度は250km/h。
3. ブースト機能による出力アップ(約10 秒間、約10%出力アップ)。
4. 新しいフロントバンパー、リヤスポイラー、ディフューザー、サイドシルによって、ダウンフォースはレースカー並みのレベル。
5. 「ゴルフGTI クラブスポーツ」のインテリアには、GTI ロゴ入りシート、数々の専用アイテムを装備。


ウォルフスブルグ/フランクフルト 2015 年9 月
2016 年初頭、スポーツコンパクトモデルの象徴であるゴルフGTI は、生誕40 周年を迎えます。フォルクスワーゲンは、さらなる進化を遂げたスペシャルエディション「ゴルフGTI クラブスポーツ」とともに、この歴史的な出来事を迎えます。「GTI」の産みの親であるフォルクスワーゲンは、過去にも生誕20 周年、25 周年、30 周年、35 周年という節目の年に限定生産のスペシャルエディションを発表してきましたが、その伝統は、再び引き継がれることになりました。フォルクスワーゲンは、新型「ゴルフGTI クラブスポーツ」の市販モデルを、今回のフランクフルト国際モーターショー(IAA)に出品し、「史上もっともパワフルなGTI」をお客様に初公開します。「ゴルフGTI クラブスポーツ」に搭載する直噴ガソリンターボエンジンの最高出力は195kW/265PS です(もっともパワフルな「ゴルフGTI」よりも35PS 増加)。さらに約10 秒間、パワーブースト機能を使うことで、ドライバーは、エンジン出力を10%増加させて、290PS 以上にすることができます。このパワーブーストは単純にアクセルペダルでキックダウンさせるだけで行えます。

レーシングモデルに匹敵する運動性能
このようなエンジンチューニングによって、「ゴルフGTI クラブスポーツ」は、6 速マニュアルギヤボックス仕様(以下:M/T)であれば、0~100km/h の加速は6.0 秒、オプションの6 速DSG 搭載車では、さらに短く、5.9 秒で加速することができます。最高速度は250km/h です(DSG 搭載車:249km/h)。また、燃料消費量の値は、いかに効率的にエンジン出力を推進力に転換しているかを示しています。M/T 仕様では、燃料消費量は6.9ℓ/100km に過ぎません(CO2 排出量:160g/km)。
DSG 仕様では、さらに少ない6.7ℓ/100km となります(CO2 排出量155g/km)。
フォルクスワーゲンは、このアニバーサリーモデルに、さらなるエンジン出力を授けるだけでなく、デザイン、エアロダイナミクスの面でも改良を行っています。高いパワーと確実に向上したダウンフォースにより、運動性能は、トップクラスのレースカーに匹敵するレベルにまで引き上げられています。これにより、高速走行時の卓越したハンドリングと、きわめて高いコーナリングスピードを実現しています。

2.0 TSI:さらに出力が向上したエンジン
卓越した性能を誇るゴルフGTI のターボエンジンは、EA888 型ガソリンエンジンの第3 世代に属します。シリーズを通じて、シリンダーヘッドと一体化され、ターボチャージャーにつながる経路に冷却用のウォータージャケットが巡らされたエキゾーストマニホールドや、デュアルカムシャフト調整機能を備えた可変バルブタイミングシステムなどが、設計面での特徴になっています。そのなかでも、「ゴルフGTI クラブスポーツ」用エンジンのベースになったのは、169kW/230PS を発生するユニットで、そこからさらに改良を加えることで、195PS/265PS のハイパワーを得ています。前述のパワーブースト機能により、約10 秒間、パワーを約10%程度向上させることができ、同時に最大トルクも350Nm から380Nm に増強しています。

エクステリア
「ゴルフGTI クラブスポーツ」のボディカラーは、「オリックスホワイト」ですが、これと対照的にルーフ部分は、ブラックでペイントされています。もちろん、この他にも数多くのカラーが用意されています。エクステリアでは、フロントバンパーが完全に刷新されたほか、サイドシル、リヤディフューザー、分割式ルーフスポイラー、鍛造アルミホイール等も、このモデルの専用デザインになります。これにより、このアニバーサリーモデルは、GTI モデルの中でも、ひときわ目立つ存在になっています。


フロントエンド
デザイナーは、フロントバンパーを新たにデザインしました。新しいデザインにより、エンジンへの空気流入量が増えるとともにフロント部分のダウンフォースもさらに増えています。より具体的には、新しいバンパーは、エアデフレクターとしての機能を果たす光沢ブラック仕上げのパーツが装着され、
それにより、エアの一部を(GTI ではお馴染みの3 本の水平バーにもガイドされながら)両側にあるスリムなエアダクト(エアカーテン)とバンパーを介してホイールハウジングの内部に導きます。
エアは、ホイールに直接当たらないようになっています。中央の冷却用エアインテーク(GTI と同じハニカムデザイン)も、ラジエターグリルのフェアリングに外側の2 つのエアインテークが加わったことで、デザインが若干、変更されました。これにより、「GTI クラブスポーツ」のボディの幅広さが強調されています。また、アニバーサリーモデルとして堂々たる風格を備えています。バンパー下端には、シャープなスプリッターとして機能するブラック光沢仕上げのフロントスポイラーが設置され、フロントアクスルのダウンフォースを最適化する役割を果たしています。レースカーにあるようなスプリッターは、サイドシル、リヤセクションにもつながって、ボディを完全にひと回りしています。


サイドビュー
ボディサイドのスタイリングは、オリジナルのGTI からインスピレーションを得ています。初代ゴルフGTI は、バンパーレベルで、フロントとリヤのホイールアーチを結ぶブラックの太いトリムストライプをひとつの特徴にしていました。1976 年に発売された、その初代ゴルフGTI に敬意を払って、この40 周年モデルのボディサイドにも同様のデザインを施し、そこに、“Clubsport”のレタリングが追加されています。ブラックのトリムストライプは、ボディのフロント部分では、バンパーに新設されたエアデフレクターと視覚的に繋がった印象になっています。「GTI クラブスポーツ」専用に新しくデザインされた“Bresica”19 インチアルミホイール(オプション)を装着すると、ダイナミックな印象がさらに高まります。標準装備の18 インチ鍛造アルミホイールも、今回新たにデザインされたものです。
細かい部分では、ドラミラーキャップも、ブラックの光沢仕上げになっています。


リヤスポイラー
風洞実験で形状が最適化されたルーフエッジスポイラーは、通常のGTI のものよりもサイズがひとまわり大きくなっています。全体がブラックペイントされたルーフと、その上に設置されたウイング状のスポイラーとのあいだには、狭いエアギャップが設けられており、光沢のあるブラックと「オリックス
ホワイト」のルーフスポイラーが、ルーフラインから上方に付き出した形になっています。
一方、ボディサイドでは、スポイラーは、同様に光沢のあるブラックでペイントされたテールゲートフラップと一体になった印象を与えます。この種の分割式スポイラーは、リヤの空気の乱れを減らしながら、リヤアクスルのダウンフォースを確実に高めるという空力面での課題を克服するために形状が複雑になりますが、「ゴルフGTI クラブスポーツ」のスポイラーは、その条件を完璧にクリアしています。


リヤディフューザー
「ゴルフGTI クラブスポーツ」は、リヤセクション下部のデザインも特別なものになっています。特に斜め後ろから見た時、サイドのラップアラウンドスプリッター(シルに追加されたスポイラー)が、このモデル専用に開発された大型のリヤディフューザーまで続いていることがよくわかります。リヤ
ディフューザーも光沢ブラックでペイントされ、クラブスポーツ専用デザインで、通常のゴルフGTIよりも大径なクローム仕上げのツインテールパイプが、エレガントにディフューザーと一体化されています。また、フルLED テールライトは、カバーがダークブラックレッドになっています。


インテリア
「ゴルフGTI クラブスポーツ」のインテリアには、タータンチェック柄のファブリックを採用した専用のスポーツシート、赤い飾りステッチ、ゴルフボールの形をしたシフトノブ、黒いヘッドライナーといった、GTI のアイコン的ディテールがちりばめられています。もちろん、GTI のスポーツ性を象徴する
それらのパーツは、クラブスポーツ専用のデザインが施されています。例えばシートは、通常のスポーツタイプからサポート機能を高めたレーシングバケットタイプに変更されています。シートは、部分的にアルカンターラで覆われ、バックレストとシートクッションには特別にハニカムパターンをフューチャーしています。さらに、バックレストにGTI のロゴ、シートベルトに赤いラインを配しました。

シート以外では、ダッシュボートとセンターコンソール、および、ドアに採用された「ハニカム40」デザインの新しいトリムストリップが、インテリアのエクスクルーシブな雰囲気を高めています。また、シフトレバーに用いられたアルカンターラのトリム、シフトノブの新しいアクセント、アルカンターラスポーツステアリングホイール(GTI ロゴ、赤いステッチおよび12 時の部分を示すマーキング付)、赤いステッチが入ったフロアマットが採用されています。赤いGTI のレタリング入りステンレス製ドアシルプレートも、GTI のアニバーサリーモデルらしい華やかでスポーティなムードを盛り上げる専用アイテムといえるでしょう。このように、「ゴルフGTI クラブスポーツ」は、総合的なコンセプトならびにこの種のクラシックスポーツモデルは、発売後もファンのあいだで高い人気が保たれる傾向にあることから、場合によっては2 台購入して、1 台をドライブ用に、もう1 台は保管用としてもいいかも知れません。


注記:
「TDI」、「TSI」、「DSG」および「エレクトリック プロペラシャフト」は、フォルクスワーゲンAG とドイツ国内および他の国々におけるフォルクスワーゲン グループ企業の登録商標です。
掲載されているすべての数値は、ドイツで提供されるモデルレンジに基づいています。
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