特殊詐欺の人たちは、「現在の社会で何が問題になっているか(何が一番人びとの興味を引き心に訴求するか)」「人はどうしたら動くか」についてやたら詳しいようです。だったらそういった人たちを政府はスカウトして、「巣ごもりの人たちが何を求めているか」「どうしたら国民が巣ごもりを継続できてコロナを制圧できるか」について知恵を出してもらいさらに広報もしてもらったらどうでしょう。「良い仕事」をしてくれるかもしれませんよ。
【ただいま読書中】『りゅうおうのおしごと!(1)』こげたおこげ 作画、白鳥士郎 原作、スクウェア・エニックス、2016年、533円(税別)
『りゅうおうのおしごと!(2)』こげたおこげ 作画、白鳥士郎 原作、スクウェア・エニックス、2016年、571円(税別)
中学生でプロ棋士になり、16才で竜王を獲ってしまった九頭竜八一(だから続けて書くと、九頭竜竜王)は、その後絶不調となって全然勝てなくなり、「クズ竜王」とネットで悪口の嵐を食らっていました。そこに「弟子にしてください」と押しかけてきたのが、9才の小学生あいちゃん。将棋を覚えてわずか3箇月で、知っている戦法は相懸かりだけ、将棋の勉強は詰め将棋の本だけ、なのにもうアマチュア有段クラスの棋才を示す奇才です。
いや、16才でタイトルなんて、まるで漫画……あ、本書は漫画そのものだ、なんて呟きながら発行年を見ると2016年、いやあ、藤井聡太さんの「現実」がひたひたと迫ってくるから、原作者も作者も冷や汗をかく思いだったかもしれません。最年少名人は谷川さんの21才、最年少竜王は渡辺さんの20才ですから「16才竜王」は「あり得ないくらい現実離れした設定」のはずだったのにねえ。
『3月のライオン』と同様、主人公の回りに年上から年下まで美少女が豊富に配置されていますが、『3月のライオン』のシリアスさとは違ってこちらはギャグ路線でさらにロリコンネタがくすぐりネタとしてちらりちらりと登場して、笑えます。どこのファン層をターゲットにしているのかな?
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