観察月日 2019.4.13.晴 15℃
観察場所 厚木市 不動尻
今日は、ミドリのトラストの観察会の下見に、山の神川
沿う林道を不動尻まで歩いた。
今年は伊勢原市内で見ているソメイヨシノの開花が遅か
ったが、大山山麓の広沢寺ではそれが4~5分咲で早か
った。それから2週間余り、今日は満開で、その向うに新
緑の鐘ヶ岳が聳えている。以前からこの林道は歩いてい
るが、それは鐘が岳へではなく、大山三峰へ登るか、大
山の唐沢峠からの下山に通っていた。
一つ、二つ・・と数を指で示す様な、ホウノキの開葉の面
白さを横目に、花を付けたニガイチゴは、イングランド風
の庭園を造り、浸み出した泉にはルリシジミが集まって
いる。
車止めのゲートを過ぎると、今まで目に付かなかったケ
マルバスミレの白い花の群落があり、ルーペで見ると花
の側弁に毛があり、ヒゲケマルバスミレなのだろうか。
トラストの観察会の目玉は、ハルユキノシタの白い花の
大群落に出会う事なので、今日はその状態を確かめよう
と、先を急いだ。
岩陰にカントウミヤマカタバミが白い花を開き、紅紫色の
エイザンスミレが微笑み、そして開花にジャストミートした
ヒナスミレの淡いピンクの花にカメラを向ける。
その時、渓谷から“チッチィ、ピルルル・・・・”と細かく、甲
高い囀りが聞こえた。縄張りを告げる ミソサザイの雄だ。
レンズを向けると、大きく開いた嘴、口の中の赤色が目に
飛び込んで来た。
サクラが 満開だ。その向うに鐘が岳が。
ホウノキの開葉が面白い。
ニガイチゴ。
ケマルバスミレ。
ヒナスミレ。
カントウミヤマカタバミ
ミソサザイ。