足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No. 1638 ~ ハルユキノシタを訪ねる ~

2019年05月07日 | 植物

観察月日  2019.4.20.晴 17℃

観察場所  厚木市 不動尻

今日は、かながわトラストみどり財団主催の観察会で、不動尻の

ハルユキノシタを訪ねて歩いた。広沢寺入口でバスを降り、先ず

は広沢寺駐車場まで歩いた。

そこで、今日の日程、注意事項、観察出来る動植物等の話をして

出発。

サクラはすっかり葉桜となり、山は緑一色、天気快晴、絶好の観

察日和だ。

林道は総て舗装されているが、行きは登り一方、植林地の中を

ペースを整えて歩く。途中“石切り場”を過ぎ、道端にはミミガタテン

ナンショウが次々とあり、雌株を覗いては、キノコバエが入っている

のを見たり、トウゴクサバノオの花をルーペで見て、美しさに感激し

たり、やがて山の神隧道に着き、小休止。「アナグマが顔を出した」

との声もあり、自然の豊かさを感じた。

隧道を抜けると、渓谷は遥か下を流れ、山深く来たのを実感する。

山側は切り立った崖となり、細い滝が落ちている当たりからハルユキ

ノシタは現われ、崖の崩壊防止の金網が設置されたそこの岩場にな

ると急に増え始めた。

やがて、ハルユキノシタの白いヘラ状のはなびらが崖を埋め、谷を

渡る涼しげなそよ風に花弁を揺らし、参加者はカメラを向け、満足

した様子であった。

煤が谷への分岐、旧駐車場で昼食。

午後は、近くを散策いた後、私が撮影した“不動尻の花々”の写真

を使い、緑溢れる不動尻の自然の中で、ミニ写真展を開いた。

石切り跡

林道を行く。

トウゴクサバノオ。

ハルユキノシタが見えてきた。

ハルユキノシタの群落だ。

花弁が 揺れる。

自然の中で

ミニ写真展を開く。

★ すばらしい 一日だった!