足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1640 ~ ツツジに思う ~

2019年05月27日 | 植物

観察月日  2019.5.8.晴 23℃

観察場所  渋川市 赤城町 (赤城自然園)

 

 入口の大半を占める風景を埋めるサツキの大株に、私は

圧倒された。 

 宮が瀬ダムが作られる以前そこは渓谷で、よく昆虫採集に

訪れた。岩場には野生のサツキが点々と見られ、小さな株

であった事を思い出す。

 「この前来た時は、アカヤシオがそれは見事でしたよ。今日

はそれがシロヤシオで、又違った感じでしょう」とRさん。園に

入って右に曲がると、突然シロヤシオの白が視界をはみ出す

様に広がっていた。アカヤシオの華やかさとは違い、シロヤシ

オは総ての色を反射し、紺碧の晴空をキャンパスにして埋め

尽くしていた。

 シロヤシオと言えば丹沢の尾根を思い出すが、或る日大山

山頂から日向薬師へ下った折、新緑に染められた木々の中

にひらりと光った白い花、それは予期せぬシロヤシオであった。

 次に躑躅色の花が、目に飛び込んで来た。トウゴクミツバツ

ツジだ。雄蕊の数が10本はトウゴク・・・と先輩から教わったの

が、頭を横切った。

 次はサラサドウダンだ。壺形の花に赤い線模様が何とも言え

ない。鍋割小屋にあった大木はハナバチの羽音で溢れていた。

サツキの大株が 迎えてくれた。

シロヤシオ だ。

トウゴクミツバツツジ だ。

サラサドウダン

ベニサラサドウダン