足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No. 1476  ~ 宮ヶ瀬の早春 ~

2017年03月21日 | 自然現象

観 察 月 日   2017.3.11.晴 10℃

観 察 場 所   清川村 宮が瀬

 今年の冬は雨が少ない。庭を見ても埃っぽい程の乾燥

振りで、庭木や下草が水を欲しがっている。

 宮ヶ瀬の林道を歩いて見ると、外形は乾燥している景色

に見えるが、林道脇の落葉を除けて見ると湿り気があり

、山の懐の大きさを感じさせられる。

 林道脇の落葉の間から根生葉を覗かせた、タチツボスミ

レはまだ蕾を上げて無いが、いち早く春を告げるアオイス

ミレは、花柄を伸ばし柔らかなスミレ色の花を開いていた。

ここのところ青空の色も一段と明るく、白い綿雲が浮かぶ

その前に、フサザクラの鱗片が綻び、オニグルミは、冬芽

を包んでいた帽子を脱ぎ棄てようとしていた。「今日は鳥を

写す人が少ないね」とRさんに言うと、「土曜日でしょ。駐車

場が有料だからでしょ」と返って来た。なるほど!将来灰色

の世相を反映しているのだろう。が、林道を行くと、望遠レン

ズを山の斜面にじっと向けている一人の熟年の人がいた。

「何を狙っているのだろう」と少し離れた位置から、私は望遠

レンズで、Rさんは双眼鏡で、その方向を探して見たが、Rさ

んは「シメかな、カワラヒワも入った?」私は「茶に見えたので

モズ?でも動きが違う」とにかく遠いのでよく解らず、その場

をパスして通過した。

 その先には、細かいが目が覚める様な花を枝一面に付けた

木が、谷に向かって伸びていた、ダンコウバイ、それともアブラ

チャン?ひと春過ぎて又来ると、記憶があやしくなってしまう。

それは、感覚的な見方をしているからだ。花には柄が無く枝に

直接付いていたので、ダンコウバイと結論付けたのだが。

 日も傾いたので帰途に付き林道を戻ると、随分時間が立って

いるのにレンズで斜面を狙っていたあの人が同じ場所に、同じ

姿勢で鳥を狙っていた。 一体何があるんだ?

宮ヶ瀬の林道、落ち葉を退けると下は湿っている。

早く春を告げる アオイスミレ。

フサザクラの 花もほころぶ。

冬芽を守っていた帽子も さようならの時間。

長いレンズで 斜面を狙う人あり。 見たが解らないのでパスしたのだが。

その先に 当たりを春色に染めるダンコウバイそれともアブラチャン。

ダンコウバイ

15時近くなったので この辺で帰路に就いたのだが。

★ この後が へー そうだたのか。

 


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