観察月日 2018.6.2.晴 24℃
観察場所 秦野市 頭高山
渋沢丘陵に向かう急坂の舗装道路を歩いて行くと、前方の
路面に、ヤンマが止まっているのに気付き、立ち止まった。
飛び立つ様子も感じないので、膝をつき、両肘も付いてトン
ボの目線でカメラを覗くと、額は青く、複眼は深山の湖を思い
出させる濃い青に“ドキッ”とさせられ、ヤンマの名が吹き飛び
出て来なかった。
ヤブヤンマの雌の頭部の色は雄の青色とは全く違い、くすん
だ黄緑色で、幼虫時代過ごした池のある藪から遠くへは離れ
ない。
雄は活動的とはいえ、池等無い尾根道に近い、それも舗装の
路面に止まっているのはどうした事だろう。手を伸ばして見た
が飛ばないので、指先で摘まんで見たがおとなしい。翅や体
に傷跡もない。理由が解らないまま、傍らの茂みにあるヤマア
ジサイの枝に止まらせた。始めは翅を震わせ体温を上げる動
きを見せたが、静かになったので、その場を離れた。
尾根道を行き、雑木林に入ると、ムシヒキアブの動きが目に
止まる。気になり出すと、藪のススキの葉上、低木の葉の上に、
そこにもここにも、陽の当たる場所にも、暗い日陰にも、密かに
止まっている。休んでいるのかと思うと、0~3m当たりを昆虫が
飛ぶと急発進し、捕獲すると近くの葉上に戻ってくる。
小さな昆虫から、ハチやガ、仲間のムシヒキアブまで捕食する
恐ろしいギャング的存在に思えたのだが、どうだろうか。
前方に ヤンマが?
額は青 複眼は濃い青に ドキッ!
ヤブヤンマを放した。
ガをもっている ムシヒキアブの一種。
仲間のムシヒキアブを捕食中!
大型のムシヒキアブが 小さな虫を捕食。
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