足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No 1730 ~ 山麓便りが書けない ~

2021年03月08日 | 昆虫

観察月日  2021.2. 28.晴 13℃

観察場所  横浜市

幼い頃に読んだイソップ童話「アリとキリギリス」に似ても

似つかぬ“アリ”が、我が家の庭に住んでいる。

 以前からこのアリがいる事は知ってはいたが、今年の正

月、ふと庭の草叢を覗くと、沢山のアリが巣穴から出て、

活動をしているのにきずいた。その名は“クロナガアリ”、珍

しい種類では無い。秋から冬にかけて、食糧である草の実

をせっせと集め蓄えるのだ。

 野外ではエノコログサ等、イネ科の種子が多い様だが、

庭ではメヒシバとミズヒキの種子を集めていた。メヒシバ

はイネ科でミズヒキはタデ科で、私達の“ご飯とそば”と「似

ているか」と、自分勝手に呟いている。

 だが今年は違った。種子には立派な冠毛があり飛行を

待っている。これはキク科の植物の種子の特徴で、クロ

ナガアリが集めるとは考えていなかった。

 最近は、庭の草花は近隣の野草にしようと、シロヨメナ、

ノコンギク等を増やしている所だ。さて“何の”種子でしょうか。

 

今月は、電車にもバスにも一度も乗りませんでした。コロナ

でなければ、こんな事は考えられません。「山麓だより」もこ

れでは書けません。コロナ対策を確りやってほしい。

国民は皆あきれています。

クロナガアリが、草の種に集まっていた。

種には 綺麗な冠毛が。これは、キク科の特徴。

秋には庭は、ノコンギクの花盛りだった。

1月には、種が一杯付いて、

さて何の種か、調べてみませんか?

* 解りました?