観察月日 2021.2. 28.晴 13℃
観察場所 横浜市
幼い頃に読んだイソップ童話「アリとキリギリス」に似ても
似つかぬ“アリ”が、我が家の庭に住んでいる。
以前からこのアリがいる事は知ってはいたが、今年の正
月、ふと庭の草叢を覗くと、沢山のアリが巣穴から出て、
活動をしているのにきずいた。その名は“クロナガアリ”、珍
しい種類では無い。秋から冬にかけて、食糧である草の実
をせっせと集め蓄えるのだ。
野外ではエノコログサ等、イネ科の種子が多い様だが、
庭ではメヒシバとミズヒキの種子を集めていた。メヒシバ
はイネ科でミズヒキはタデ科で、私達の“ご飯とそば”と「似
ているか」と、自分勝手に呟いている。
だが今年は違った。種子には立派な冠毛があり飛行を
待っている。これはキク科の植物の種子の特徴で、クロ
ナガアリが集めるとは考えていなかった。
最近は、庭の草花は近隣の野草にしようと、シロヨメナ、
ノコンギク等を増やしている所だ。さて“何の”種子でしょうか。
今月は、電車にもバスにも一度も乗りませんでした。コロナ
でなければ、こんな事は考えられません。「山麓だより」もこ
れでは書けません。コロナ対策を確りやってほしい。
国民は皆あきれています。
クロナガアリが、草の種に集まっていた。
種には 綺麗な冠毛が。これは、キク科の特徴。
秋には庭は、ノコンギクの花盛りだった。
1月には、種が一杯付いて、
さて何の種か、調べてみませんか?
* 解りました?