足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1284 ~ くずはの家 で ~

2014年11月20日 | 日記

観 察 月 日  2014.11.8 曇 15℃

観 察 場 所  秦野市 くずはの家

 くずはの家の野外施設は、街中にありながら“みどり”豊かな上、

木々がのびのびと茂り、枝が地上付近よりあって、芽も葉も花も

実も手に取って見る事が出来、自然観察には魅力あるフィール

ドを作っている。

 私がここへ来る機会がある度に楽しみにしていたのは、入口近

くにあるメグスリノキであった。樹高は低いのに枝を広げ、雌株な

ので春には花を咲かせ、秋には見事な実を付けた。地面に落ち

ている実を拾い空は向かって投げて見ると、くるくる回転しては地

上に戻って来た。

 ところが今回は、その木が見当たらない。私は場所オンチのと

ころがあるので

野外を一回りする事にして、再び探したが見つからない。カンのい

いRさんも「おかしい」と言う。

 所長さんに聞いて見ると、幹にカミキリムシが入り、今年の春には

花を沢山付けたのだが、突如枯れてしまい、職員の方々も残念がっ

ていた。現在苗木を手配しているとの事であった。

 建物へ行く所に赤く色付いたピラカンサ、ヒヨドリジョウゴ、ガマズ

ミ等鳥が喜びそうな実が並んでいる。林から「キーコーキー」とイカル

の声が聞こえて来る。アカゲラもメジロもエナガも・・・賑やかだ。

 帰りに駐車場に行くと、ジョウビタキ♂に出会った。鏡のようにメッキさ

れたバックミラーの上に乗り、写る自分の姿に怒りを露わにしていた。

厳しい冬を生き抜くための、防衛本能なのであろう。

メグスリノキが 葉を開き 花が咲き始めた。 2013.4.9.

ピラカンサが迎えてくれる。

ヒヨドリジョウゴはヒヨドリが喜んで食べるのか?

甘酸っぱい ガマズミの味

ジョウビタキが 自分の姿と格闘?