観 察 月 日 2014.11.8 曇 15℃
観 察 場 所 秦野市 くずはの家
くずはの家の野外施設は、街中にありながら“みどり”豊かな上、
木々がのびのびと茂り、枝が地上付近よりあって、芽も葉も花も
実も手に取って見る事が出来、自然観察には魅力あるフィール
ドを作っている。
私がここへ来る機会がある度に楽しみにしていたのは、入口近
くにあるメグスリノキであった。樹高は低いのに枝を広げ、雌株な
ので春には花を咲かせ、秋には見事な実を付けた。地面に落ち
ている実を拾い空は向かって投げて見ると、くるくる回転しては地
上に戻って来た。
ところが今回は、その木が見当たらない。私は場所オンチのと
ころがあるので
野外を一回りする事にして、再び探したが見つからない。カンのい
いRさんも「おかしい」と言う。
所長さんに聞いて見ると、幹にカミキリムシが入り、今年の春には
花を沢山付けたのだが、突如枯れてしまい、職員の方々も残念がっ
ていた。現在苗木を手配しているとの事であった。
建物へ行く所に赤く色付いたピラカンサ、ヒヨドリジョウゴ、ガマズ
ミ等鳥が喜びそうな実が並んでいる。林から「キーコーキー」とイカル
の声が聞こえて来る。アカゲラもメジロもエナガも・・・賑やかだ。
帰りに駐車場に行くと、ジョウビタキ♂に出会った。鏡のようにメッキさ
れたバックミラーの上に乗り、写る自分の姿に怒りを露わにしていた。
厳しい冬を生き抜くための、防衛本能なのであろう。
メグスリノキが 葉を開き 花が咲き始めた。 2013.4.9.
ピラカンサが迎えてくれる。
ヒヨドリジョウゴはヒヨドリが喜んで食べるのか?
甘酸っぱい ガマズミの味
ジョウビタキが 自分の姿と格闘?