足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.~ 富士山 に 想う ~

2014年01月04日 | 日記

観 察 月 日  2014.1.2.晴 5℃

観 察 場 所  瀬谷区 瀬谷

 毎年正月の三日は、富士、大山、丹沢の山々が綺麗に見える時だ。

今年は暖かかったためか、空は霞みがちでクリヤーではなかったが

、山々を望む事が出来た。

 富士山を見ていると、小学校へ入学した当時のことが頭を過ったの

です。小さなこどもから見たら広い教室に入り、最初の授業で受持ち

の先生が「何でもいいですよ。自分の描きたい絵を描いごらん」と画用

紙をみんなに配ったのでした。

 私はランドセルからクレヨンを出し、富士山の絵を描き始めました。山

の頂付近はクレヨンで白くぬり、それより下は裾野を広げながら群青色

でぬりつぶしました。

 出来上ったので隣の子を見ると、私と同じような形と色をした富士山を

描いていました。後ろの子を見ると、やっぱり同じ様な富士山を描いてい

たのです。

 幼い頃も過ごした横浜から富士山は見えました。西の方角の低い位置

に、北から丹沢山塊、大山、そして富士山と連なっていましたが、それは

それは遠望で、富士も小さく、聳えて見えていたわけではないのです。

その上、幼い頃遥か遠方に見える富士を眺めた記憶もないのです。

 それだけではありません。富士山から遠く離れた南や北に育った友人に

聞くと、やっぱり小学校へ上がった当時、富士山の絵を描いたと言うのです。

 それは、太平洋戦争が始まる大分前のはなしですが、小学一年生の

国語の教科書には、

“サイタ サイタ サクラガ サイタ”“ススメ ススメ ヘイタイ ススメ”と。

 何かへ向かう足音が、響き始めていました。

瀬谷の住宅地より見た 朝焼けの大山と富士山

瀬谷市民の森入口より見た 富士、大山、丹沢山塊

瀬谷市民の森より西方を望む。大山、丹沢山塊

大山の山頂の後方に富士山頂が重なる

大山山頂に電波塔が見える

瀬谷区の西隣に位置する大和市泉の森からみた富士、大山。

大山方向に移動しただけ、富士は低く見える。