観 察 月 日 2016.12.9.6℃
観 察 場 所 清川村 宮が瀬 早戸川林道
「宮が瀬にベニマシコが来てますよ」
私が浮かぬ顔をしていたのだろう。スマホを取り出したRさんが、画面
を指でスイスイと動かし、私の目の前に向けた。
昨冬のフィールドノートを開けて見たら、12月9日には宮が瀬に出か
けている。翌日「ベニマシコに出会いましたよ」と野鳥に詳しいWさんに
話したら、「もうとっくに来てますよ」と言われたのを思い出した。
さればと、偶々昨年と同じ日に宮が瀬に出かけてみた。昨年と同じ林
道を歩いて見たのだが、野鳥の姿に出会わなかった。鳥を狙ってカメ
ラのシャッターも切れなかった。
昨冬は宮が瀬行きを何回かやって見たが、ベニマシコ、ウソ、ジョウ
ビタキ、ルリビタキ、・・・・・が、木の実草の実を啄んでいるのに出会っ
たが、今日はそれが無い。林道沿いにあるカラスザンショウ、ヌルデ、
フサザクラ、ナガバノヤブマオ、アズマヤマアザミ、等々の実は新鮮で
鈴なり、鳥に啄まれた跡も無い。
出会う人と交わす言葉は「鳥がいないですね」の一言だ。その後Wさ
んに聞いても「山には鳥が少ない、丘など低地の方がいいのでは?」と。
12月最近の呟き。“鳥がいないですねー、何処にいるのでしょうか?”
林道は 落ち葉のじゅうたんが敷き詰めっれて! 殆どがフサザクラの葉だ。
フサザクラの林が 続く。
木の実は 野鳥を待っている。空繭はウスタビガ、卵が付いている。
フサザクラの種を、1つづつ食べるウソ♂。(2016年2月18日宮が瀬)
ヌルデも房状に実を付けて。
ヌルデの実を 一粒一粒シロハラが啄ばむ。 (2016年1月28日宮が瀬)
カラスザンショウには、コゲラが種を啄ばんでいた。
林道の脇を領有するナガバノヤブマオが実をびっしり付けて。
写真はジョウビタキ。ナガバノヤブマオは野鳥達の重要な冬の食糧だ。 (2016年1月9日宮が瀬)