ミューズの日記(5ページ目)
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昨日は第27回ワンコインコンサートでした。
今回はなかなか変化に富んだ内容でした。
先ずはトップバッターがルネッサンス・ギターで演奏されました。私もルネッサンスギターの演奏は初めて聞きました。4コースのこの楽器はウクレレの先祖と言われており、チューニングはウクレレと同じです。軽やかな響きを聞かせてくれました。

そして、私がいつも初心者の方に出て欲しいと言っていますが、今回1年少々の方にも出て頂きました。ゆっくりとしたテンポでしたが、確実な演奏で雰囲気を出されていました。これからも初心者の方、是非出てくださいね。

桑田圭祐やユーミンの曲をボサ・ノヴァ調にアレンジして、所どころバーデン・パウエル風のところもあり面白く聞かせてくれました方も・・・。

また、先回に引き続き、自作品で出演いただいた方もいらっしゃいます。この方はロックギターをやっていたころがあり、その頃からオリジナル曲を書くようになったそうです。タイトルが「富士山」と言う3部構成になっている曲ですが、最初は物悲しい曲で、最後はロック調の激しいかっこ良い曲でした。

また、今回はなんと長野県安曇野市からもご参加頂きました。朝8時前に家を出てこられたそうです。この方とはブログがご縁で加納木魂さんの630㎜のギターを買っていただいたという珍しい経緯があるのですが、こうやってワンコインにも出て頂けてうれしいかったです。緊張はされていたようですが、しっかり落ち着いた演奏をして頂きました。

そして、今回は浜松で長年デュオ活動をされて来ている中村兄弟にも初めてワンコインに出てもらいました。ピアソラとナザレーの南米の曲を見事に息の合った演奏で楽しませてくれました。

その他、今年の名古屋コンクールの課題曲で出演された方や、常連のメンバーも素敵な演奏を披露して、楽しいワンコインコンサートになりました。
そして、今回の聴衆賞は6番目に演奏された各務昭子さんが獲得されました。各務さんのファンが多いんですね。これからもどんどん出てくださいね。


1. 三浦  彰  プレリュード /アドリアン・ル・ロワ
        足取りも乱れ/フェスタ/グレゴール・ブレーソン
       ファンタジー第2番/アルベール・ドゥ・リプ

2. 杉野森旬子  マルセリーノの歌/P.ソロザバル

3. 野呂 正夫  恋人も濡れる街角/桑田佳祐
         あの日に帰りたい/荒井由美

4. 磯村 幸平  富士山/磯村幸平

5. 浅野 喜正  南のソナチネ/M.M.ポンセ
6. 各務 昭子  ショーロス No.1/H.ヴィラ・ ロボス
 ソナチネ 第一楽章& 第ニ楽章
                /モレノ・トロバ

7. 宮澤きく子  大聖堂/A.バリオス

8. 蔵本 浩史  ロンド風ガボットBWV1006a
                /J.S.バッハ
         瞑想/F.ソル

9. 稲熊 博隆  盗賊の歌/M.リョベート
ティアーズ イン ヘブン/E.クランプトン

10.中村俊一・中村輝夫(二重奏)
  天使のミロンガ/A.ピアソラ
  エスコレガンド/E.ナザレー

山下高博



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昨日、四日市のギターサークル「サルビア」の皆さんがミューズに来て下さいました。
しかも、8万円の義援金を封筒に入れて持って来てくれたんです。指導者で、リーダーの伊藤さん曰く「チャリティコンサートがミューズで開かれるのを知って、サルビア28名のメンバーから義援金を募って、このチャリティーコンサートで集まったお金に加えて頂こうということになりました。」とのこと。このお気持ちがうれしいではありませんか。

また、お一人、お一人がそれぞれのお気持ちで寄付して頂いたと思うのですが、総額8万円と言う金額は結構なお金です。お一人が数百円や千円ではこの額にはなりません。このお気持ちにも頭が下がります。
サルビアの皆さん、本当にありがとうございました。

地震、つなみの被害にあわれた方々、更に原発の被害を受けられている皆さんが元の生活に戻るには、長い年月と莫大な経費が掛かることは間違いありません。我々皆で支え合い、支援して行かなくてはならないと思っています。皆さん、一緒に頑張りましょう。

5月1日のミューズサロンでのギター・チャリティーコンサート、5月18日の電気文化会館でのマリンバ・ピアノ・チャリティーコンサートも是非よろしくお願いいたします。
山下高博

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春爛漫!お花見にはいかれましたか?
私は、先日のお休みにお散歩がてら平和公園に行ってきました。平日にも拘わらずたくさんの方がお弁当を広げて楽しんでみえました。
今年はライトアップしないところが多そうですね。お昼間に楽しみましょう。

先週の日曜日は「春の大発表会~感動をともに~」を名東文化小劇場で行いました。
お子さんから、シニアの方まで日頃の成果を発表していただきました。
今回、お子さんが8名出演してくれました。初めてで緊張していつもと顔つきが全然違う子や、前回より落ち着いて弾けた子と様々でしたが、それぞれが毎回勉強になっていると思います。だって、あんな大きな会場でライトに照らされて、だれの助けもなく一人で弾かなければいけない状況なのですから・・・。「一番緊張したのは、インタビューだったよ!」って子もいましたけど・・・
半年ぶりに皆の演奏を聴いて、「うまくなったなあ」と思うことしきりです。子供のギターから大人のギターに変わったとたん、音量も音色も違ってきますね。新しいギターで、難しい曲に挑戦している子もいましたね。
今月、またお子さんの入会がありました。体験レッスンも申し込みがあります。もっともっとたくさん子供ギター人口が増えてくれると嬉しいですね。そして、この中で長く付き合えるお友達を作れたら、素敵ですよね

大人の方では、毎回奥さんと出て下さる方が、丁度当日が結婚40周年ということで、何とも記念に残る日になったのではないかと思っています。
記念のDVDも順次お渡ししていきますから、出演された方、楽しみにしていてくださいね。

今回は影マイクだけでなく、表に出てインタビューもさせて頂きました。変な質問だったりでごめんなさい。
ご意見のメールも頂きました。今後も楽しくよりよい発表会にしていくため、ご意見がありましたら、お気軽にお伝えくださいね。


スタッフ関谷

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先日の日曜日(3/27)は大嶋芳さんに「“ロメロテクニック”講習会&ミニコンサート」をやって頂きました。彼はロメロ・ファミリーの父親セレドニオ、長男セリン、次男ぺぺの各氏に師事し、ロメロ・テクニックを直々に学んだ、日本人では唯一のロメロ技法継承者として、安定したテクニックを披露しています。
一族以外では演奏される事のない、師セレドニオ作の楽曲も得意としていて、当日もセレドニオ・ロメロ作曲の「アンダルシア組曲」を演奏してくれました。

講習会には熱心な方々がギター持参で大勢参加されてました。ある方が「ロメロテクニックって何か特別なものがあるんですか?」と言われましたが、楽器の持ち方だけ特徴があるものの、左右の手の奏法に関しては基本的には同じだと言っていいでしょう。ただ、驚いたのは大嶋さんは10代でロメロ一家に師事したそうですが、1年間は本当の基本しかやらせてくれなかったそうです。右手でいえば6弦にPを置き、3弦~1弦にimaを置いて第1関節から絞るように和音を弾くことだけをやらされたそうです。それを我慢してやった大嶋さんも偉いと思いますが、やらせた方も凄いと思います。大嶋さん曰く、「振るいに掛けたんだと思う」ですって。左手も脱力して最小限の動きで指を動かすこと、そしてゆっくり練習することをやらされたそうです。ある日、彼がペペ・ロメロに「早く弾けるようにする秘訣は何か?」と質問したら、「ゆっくり練習することだ」と答えが返ってきたそうです。

最後に演奏を聴かせてくれたわけですが、講習会で言っていた通りの弾き方、テクニックで、それは安定した確実なテクニックを披露してくれました。お蔭で講習会終了後、お二人の方が大嶋さんのクラスに入って頂きました。お一人曰く「私はあのテクニックを盗みたい、ああ言うテクニックを身に付けたい」ですって。あなたも如何ですか?この4月から大嶋さんは日曜日にミューズでレッスンしていただきます。
今月は体験レッスンも、入会金もタダですよ。
山下高博

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連日の被災地や福島第一原発の報道、そして計画停電による影響などの報道を見ると、こんな大変な時期にコンサートをやっていて良いのだろうかなどと思うこともありましたが、こういう時だからこそ出来る時にやっておかなくてはと言う思いから、先日の土日に「福田進一 プレイズ・バッハ&公開レッスン」を実施いたしました。
東京では多くの演奏会が中止になっているそうですし、海外の演奏家やオーケストラの演奏会も中止が相次いでいると聞きます。一日も早い復旧・復興がなされることを祈らずには居られません。報道を見るたびに「何か出来ることはないか」ともどかしい思いになります。ミューズも日曜日から募金箱を設置しました。そして、ミューズの講師陣に呼びかけて5月1日にミューズサロンでチャリティーコンサートも決定しました。是非皆さんもご協力ください。

さて、前置きが長くなりましたが、福田先生は土曜日のコンサートのために、金曜日に名古屋に入ってくださいました。3連休も重なって東京を脱出する人が大勢出そうとの憶測から、万一に備えて1日早く入ってくださいました。これは大正解だったようで、金曜日の新幹線も最後の1席を確保できたそうでした。

土曜日のコンサートのプログラムは福田先生の新しい編曲によるオールバッハ。
1.組曲ト長調(チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009)
2.シャコンヌ 二短調 BWV1004
3.組曲二長調(チェロ組曲第6番二長調BWV1012)

シャコンヌはどんどん調子が上がって、かなりヒートアップした様子で凄く圧倒される演奏でした。最後のチェロ組曲6番はとても長い曲ですが、全く長さを感じさせない名演でした。さすが世界の福田進一と言う、技巧的にも音楽的にも「ブラボー」と自然と声が出てしまう演奏でした。

翌日の公開レッスンはいつもの如く7人が受講され丸一日(11:00~19:30)エネルギッシュにレッスンして頂きました。受講者の演奏がみるみる変化していくのが良く分かります。聴講しているだけでも自分が上手くなったような錯覚になるほど、勉強になることが一杯出てきます。そして、昨年の名古屋ギターコンクールで優勝した12歳の金田栞奈ちゃんなどは、福田先生が「何でも直ぐに出来ちゃうね!」と言うほどに見事に変化していく吸収力、適応力を見せてくれました。今後が楽しみです。

山下高博


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